人生はゲームのようなもの?〜ロールプレイングゲームで結ばれた嫁だったが・・・

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RPG

 

RPGがロールプレイングゲームのことだとわかるシニアの方は、若い頃にゲームにハマった人たちだろう。

そういう私もテレビゲームが大好きだった。

実は亡くなった嫁と知り合ったのもゲームがきっかけだったのだ。

 

私も嫁も30歳そこそこ。

ずいぶん昔の話だ。

 

初めて出会ったのは、友人のお店でのクリスマスパーティ。

そのクリスマスパーティに嫁も来ていた。

 

華のある美しい人だった。

当時、一緒に歩いていて何人もの人が振り返るほど・・・

 

まだ結婚する前に嫁の部屋に二人でいると、ドアの方からガサっと音がする。

なんだろうと思ってドアを開けて見ると、なんとドアの郵便受けに真っ赤な薔薇の花束が差し込んである。

 

男の名前が書いてあるメッセージカードと一緒に。

どうやって家を調べたのかわからないが今ならちょっとした犯罪かもしれない。

 

それほどモテた嫁がなぜ私を選んだのか。

実は、何を隠そう私がゲームの達人だったからだ。

 

嫁はゲームが大好きだった。

それで私のゲームテクニックを見たいというので一緒にゲームを始めたのがきっかけだった。

 

当時はスーパーマリオブラザーズが大人気だった。

その他にもグラディウスというシューティングゲームが好きで、ラスボスまで私が一気に行けると嫁は興奮してたいへん喜んだ。

なので、私はこっそりと夜も寝ないで腕を磨いたものだ。

 

そして嫁と一番長い時間遊んだのが、ロールプレイングゲームである。

今でも大人気の『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』、『桃太郎伝説』、『MOTHER』など本当に二人でやり込んだ。

 

今日のタイトルに『人生はゲームのようなもの』と書いたが、まさに私と嫁はゲームで結ばれ、ゲームのような人生を送り、そして嫁はHPが尽きてしまった。

熊本で出会った二人が、福岡、京都、東京と旅をしながらいろんな困難と戦ってきた。

魔物こそ出なかったが魔物より恐ろしい人間はたくさんいた。

 

誰の人生も波乱万丈なのだろうが、波乱万丈な人生ほど面白いのではないかと思う。

誰もが一度は遊んだことがあるあの人生ゲームが、もし何も起こらないゲームだったら宮崎美子さんだってちゃぶ台ひっくり返すと思う。

 

大金持ちになったりどん底に落ちたりと、ジェットコースターのようにアップダウンが繰り返されるから面白い!

 

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老後もまた然り

 

かの瀬戸内寂聴さんがまだお若くていろんなところで講和をされている頃、ファンに向けてよくおっしゃっていたのが『人間は全員が極楽に行ける』と。

しかしその後、『極楽は退屈だから、私はやっぱり地獄に落ちたいわ』と言い出されたそうだ。

 

まあ瀬戸内さんも波乱万丈の人生だったろうから、退屈な極楽よりもいろんな責め苦を味わっていた方が、退屈しなくていいと思われたのだろう。

 

高名な文筆家であり僧侶でもある瀬戸内寂聴さんですら、あえて波乱な方を選ばれるのだ。

私たち凡人が、凡人のくせしてさらに安泰を望むなんてそんな人生はつまらない。

 

ちなみに現在の瀬戸内さんは病気でほとんど寝たきりの状態だという。

御年98歳になられたそうだ。

 

そして最近はまたおっしゃることが変化したようで、『なんか極楽も地獄もないような気がする』とおっしゃっているとのこと。

それを言ってしまっては・・・

 

さて私の老後だが、私もまた安泰など望まない。

ロールプレイングゲームのような毎日をこれからも送りたい。

 

一人仲間が死んでしまったが、私は私のHPが0になるまで旅を続けるのだ。

『老後プレイングゲーム』だな。

 

お!

なんかうまいことを言った気がする。

レベルが1上がったぞ!

 

そしていつか私の旅も終わりリセットされたら、また新しいゲームで嫁と一緒に旅に出よう!

 

コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. […] 今なら誰からも咎められずに家でずっとゲームしてていいんだぞ! […]

  2. jun より:

    老後プレイングゲームに座布団3枚!

    「アル中ハイマー」といい、糸井重里氏も真っ青ですね!

  3. […] ランチは讃岐うどん。 […]

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