モノより思い出〜実はモノを手に入れても人は幸せにはなれないという結果が・・・

若い二人の思い出の写真 嫁のこと
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タマネギ畑の指輪

 

佐賀県伊万里市のタマネギ畑から指輪が出てきたというニュースがあった。

タマネギを掘り起こした際に、根に絡み付く様にして指輪が見つかったそうだ。

 

偶然に見つかったその指輪は、松下さんという73歳のおじいちゃんの奥様の指輪だとわかった。

実は奥様は2年前に急性心不全で亡くなっていた。

 

その奥様の指輪がなぜタマネギ畑に??

 

『タマネギ畑から指輪』

なんだか絵本の題名のようなタイトルだが、こんな出来事がYahooニュースで報道されているだけでも心があったかくなる。

 

実は指輪が見つかったタマネギ畑は、当時松下さんご夫婦が収穫のお手伝いをされていた畑とのこと。

奥様はこの畑で農作業をしていたときに指輪をなくしてしまっていたのだ。

 

亡くなる2週間前の話である。

奥様が20年以上も手につけていたその指輪は、奥様のたいへんなお気に入りの指輪。

それが奥様の3回忌直前に畑で見つかった。

 

持病もなくたいへん元気で明るかったという奥様。

急性心不全と言えば、文字通り急な別れであっただろう。

 

3回忌を前に大切にしていた指輪が見つかるという奇跡。

指輪に奥様の想いが残っていたのだろうか。

 

奇跡と書いたが、もしかするとモノは持ち主と強くつながっていて、持っていた年数が長ければ長いほど、どちらも地球のジャイロを超えて磁石のように引かれ合うのかもしれない。

 

いずれにしろ指輪は奥様の元へと戻ってきた。

持ち主はもういないはずなのに、指輪は奥様がいた家に戻ってきたのだ。

 

私はこのニュースを読んで、奥様の魂はこの家にまだいるのかもしれないと思った。

 

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モノでは幸せになれない

 

ノーベル経済学賞を受賞したアメリカのダニエル教授が科学的に証明した研究では、年収が2倍に増えても幸福度は2倍にはならず、たったの9%しか増えないことがわかったそうだ。

そうなの?

 

年収が2倍なら喜びも2倍になりそうなものだ。

だって金麦がプレモルに代わり、鮭がのどぐろに代わり、どんぐり豚が松坂牛に代わる。

幸せじゃないか!

 

と思うだろうが、実はというか結局はその程度の喜びしか生み出せないのである。

研究によると年収800万までは年収の増加により幸福度も上がっていくが、それを超えると収入の増加と引き換えに失うものも大きくなってしまうのだ。

 

例えば労働時間、睡眠時間、自分のプライベートな時間、家族と過ごす大切な時間、ストレス、健康、自由などなど。

 

なるほど・・・

それはそうかもしれない。

 

私も今なら金麦のままでいいから自由にさせてというだろう。

もうお姉ちゃんと遊ぶ体力もないし、野獣のような性欲もない。

 

犬と散歩する体力とスーパーまで歩ける体力が残っていれば、もうそれで十分だ。

生きていける。

 

そしてさらにダニエル教授の調査では、自分の人生を振り返ってみて一番幸せだと感じた瞬間を3つ書かせてみたそうだ。

すると誰もが書いたこととは、感動的な経験や体験をしたときと答え、ブランド品を買ったり高級なモノを買ったりしたことと書いた人は、ほとんどいなかったらしい。

 

感動的な経験や体験というものは、人にすばらしい思い出を与えてくれる。

今日のタイトルに書いた『モノより思い出』とは、モノを買うことよりもより素敵な思い出を記憶に残してくれるのは、感動的な経験や体験だよと教えてくれている言葉なのである。

 

どこかのCMのキャッチコピーで使われていた言葉だが、奇しくもノーベル賞研究者によって科学的に証明されていたのだ。

 

さあ、このブログを読んでいるみなさん!

年収800万までは死に物狂いで頑張ろう!

 

そして800万を超えたらその年収を維持するだけにしておいて、感動的な経験と体験にお金をかけようではないか。

それがもっともあなたを幸福にしてくれる生き方なのである。

 

モノも多少はないと生活はできないが、あなたにとって大切なモノであれば、もしタマネギ畑でなくしたとしても必ずあなたの元へ戻ってくる!

 

それも感動的な経験だ。

 

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追記

 

昨日、めったに開けない引き出しから1枚のSDカードが出てきた。

何に使ったのかも覚えてなかったが、念のため中身を確認しておこうと思ってパソコンで開いてみたら、なんと生前のの写真が大量に出てきた。

 

その写真は嫁の葬儀のときにプロジェクターで映したスライド用の写真だった。

 

実はパソコンを買い替えたときに写真フォルダーのバックアップに失敗して、過去の写真のほとんどを消してしまっていたのだ。

そのときはかなりショックだったが、デジタルの世の中になるとこういうこともあると諦めていた。

 

しかし、そのSDカードは嫁の写真のベストショットばかりを保存していたので、思い出のある写真ばかりが見つかった。

これもまたデジタルな世の中だからこその出来事。

 

昨日は私のタマネギ畑から指輪よりも大事なものが見つかった日だった。

 

 

※この記事は過去に書いたものをリライトして再掲載したものです。
なので、過去のコメントがそのままくっついてますがご了承くださいね。

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コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. こしあん より:

    スーパーのお弁当、美味しそうですね~♪
    ぺこりーのさんの奥様は、30年間もお弁当を作り続けていらしたんですね。
    素晴らしい奥様ではないですか❗

    私は20年ちょい作りましたが、節約の為とはいえ、料理が苦手な主婦が毎日弁当作るっていうのは、なかなかしんどいものでして、一時は子供二人のも含め三人分を作っていた時なんかは、台所で死ぬんじゃないかと何度も思いましたね。

    ささっと美味しい料理が作れる人、心から尊敬しております!
    これからも美味しそうなご飯のアップ、楽しみにしてますよ~(*^ー^)ノ♪

    • ぺこりーの ぺこりーの より:

      こしあんさん

      コメントありがとうございます!
      本当によくお弁当作ってくれたと感謝しております。
      お弁当がない日は自分でも作ってたので、絶対にお弁当だったんですよね〜。
      それくらいお弁当が好きです!

      お弁当を作って死んだという話は聞いたことがありませんね。
      今はただ作るだけじゃなくて、ビジュアルまでこだわって作っている人が多いじゃないですか。
      それこそ尊敬します!

  2. Kay より:

    奥様の、選りすぐりの写真がたくさん出てきて本当によかったですね!
    「ここにいるよ」ってぺこりーのさんにおしえてくださったのかも。^^

    スーパーのお弁当懐かしい…クセになる味ですよね。
    夫は今でも時々「ハンガクベントー食べたい」って言います。
    独身時代、閉店間際の値引き弁当をよく買っていた彼にとって、
    「半額弁当」は固有名詞なんですよ。笑

    • ぺこりーの ぺこりーの より:

      Kayさん

      コメントありがとうございます!

      本当にデジタルってデータが消えるのも一瞬ですが、いろんなデバイスに結構残っているものなんですよね〜。
      半額弁当(笑)
      うちの近所のスーパーはさすがに半額にはならないかな。
      というかすぐに売り切れちゃうんですよね。
      ご主人に半額弁当送ってあげたいな〜。

  3. ももこ より:

    おはようございます、ぺこりーのさん

    お弁当には様々な思い出があります。
    母親はフルタイムで働いていても、中学生までは必ず作ってくれました。
    そう、茶色のお弁当でいつも不満ばかり言ってしまい反省しています。
    その後はコンビニや学食がほとんどで自分で作ることはありませんでした。

    社会人になり、ついにお弁当を作らなければならない日が……
     デートです!
    前日まで悩んでもお弁当の構想ができない私は、隣の寿司屋に事情を説明し
    作ってもらうことにしました。
    そして楽しみのお弁当開きの時間です。

    ガーン! 正に寿司職人の弁当です。

    黙って食べる彼ですが一言だけ発しました「これ自分で作ったの?」って。
    私は返答が出来ず、ただ2人で黙々と食べた気まずいお弁当でした。
    そしてその後お誘いも無く、ご縁はありませんでした。

    反省点として、自分で作った形の悪い塩おにぎりと卵焼きだけでも良いんです。
    必要なのは楽しい会話だったのです。
    そして見栄などを張らずに素直に相手に応えること。

    • ぺこりーの ぺこりーの より:

      ももこさん

      コメントありがとうございます!

      ほんと、お弁当っていろんな思い出が詰まってますよね。
      朝早くから起きて人のために作る弁当って、愛情がないと作れません。

      よりによって寿司職人の弁当!?
      それは・・・(≧∀≦)
      きっと味は最高だっと思いますが、彼の気持ちは複雑だったでしょうね。
      オリジンのおかずを買って詰め合わせればできますよ〜。

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