母は離婚、父は薬物中毒のあげく自殺〜それでも人生が素晴らしいと思えた訳

老後あるある
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書こうかどうか迷っていたんですが

世の中には今がとても辛い境遇にいらっしゃる方が

たくさんいらっしゃると思います

 

だったら私のような体験もありますよと

いうことを知っていただきたく

思い切って書くことにしました

 

私も長男ですからね!

やる時はやりますよw

 

何度か動画でも話しましたが

私の父親は薬物中毒のあげく自殺しました

母とはすでに離婚

もうこの2行で私がどんなことを考えながら

幼少期を過ごしたか

すでにお分かりかと思います

 

ただ両親の代わりに優しい祖父母が

私を育ててくれたので

割と素直に育った方じゃないかと

自分ではそう思ってます(違う?)

 

私が大人になって患った

社会不安障害という病気は

おそらくこの特異な幼少期が原因じゃないかと

私は思っています

 

今となってはもうどうでもいいことなんですが

なんかずーっとしんどかったですね

 

オセロゲームをご存知かと思いますが

私の人生のスタートは

盤面が真っ黒で埋め尽くされた

オセロゲームのようなスタートでした

 

人生のイベントをひとつづつこなして

ようやく1個だけ石を白にひっくりかえしても

また真っ黒に戻ってしまう

そんなことを繰り返して私は大人になりました

 

私を育ててくれた祖父は人望が厚く

きっかけは知りませんが

身ひとつで小さな事業を興します

 

大変な田舎ですから

小さな事業と言っても

それはかなり難しいことだったように思います

 

しかしその祖父が始めた仕事を

私の死んだ父の兄(私の叔父)が継いで

立派な会社に成長させました

 

従業員もたくさんいて

時代の波に乗って事業は大きくなりました

 

叔父には私と同学年と3歳年上の

息子がいました

私の従兄弟ですね

 

その従兄弟二人と私は

何かと比べられることが多かったです

ただ、比べられたところで

私は危うく孤児になりそうな子供

従兄弟は立派な会社の社長の息子たちですから

とてもじゃないですが

太刀打ちできません

 

従兄弟はオセロで言えば

真っ白の石で敷き詰められて

生まれたようなものです

 

でも子供の頃は二人の従兄弟とは

仲がよかったです

 

叔父にも従兄弟たちと一緒に

旅行に連れて行ってもらったり

従兄弟の家に泊まりに行った時には

美味しいご飯を食べさせてくれたり

本当に可愛がってもらいました

 

だから今でも感謝しています

ただ従兄弟とはあまりに境遇が違っていたので

私は正直言って従兄弟たちの生活を

羨ましく思っていたのは間違いありません

 

境遇の違いを嘆いたところで

それはただ惨めなだけで

自分にもプラスにならないことくらい

子供ながらにわかってはいました

 

それから私も従兄弟たちも

学校を卒業して社会へ出ます

従兄弟二人は叔父の会社を継ぎました

叔父は60歳そこそこで亡くなってしまったので

従兄弟たちも選択の余地はなかったでしょう

 

従兄弟の兄の方が社長となり

弟の方は取締役として頑張っていました

その後、会社がどのような成長を遂げたのかは

私にはわかりませんが

ある時、兄の方の家に行くことがあり

みんなで酒を飲んでいる時に

兄が私にこう言いました

 

『知ってるか?俺はたったの100万しか給料を

もらってないんだぞ。たったの100万しか!』

 

何を言い出すのかと思えば

給料が少ないという愚痴でした

 

親からもらった会社でありながら

100万の給料では不足だと文句を言うのか・・・

 

当時、私は安月給のサラリーマンでしたから

兄の愚痴を聞きながら

なんと贅沢なことを言ってるんだと

ちょっと腹が立ちましたが

まあ、よほど仕事を頑張っているんだろうから

愚痴が出るんだと思いました

 

当然、兄がそれほど頑張っているのなら

会社は順調に成長しているとばかり思っていたのです

 

そして長い時間が過ぎ私は定年を迎えます

従兄弟たちともすっかりご無沙汰でした

私は自分の計画通り

これまでの仕事の経験を生かして

フリーのコンサルタントになります

 

コンサルの仕事は順調で、結構稼ぎましたよ

しかしコロナのおかげで順調だったコンサルの仕事は

全て契約終了

 

世界中が苦しんだ時期ですから仕方がないですね

しかし私はそんなコロナ禍のなか

すぐにブログとYouTubeでまた稼ぎ始めます

 

我ながら、なんというたくましさなんだと

びっくりもしますが自慢でもあります

 

社会不安障害の若者は

今では立派に社会に適合して生きてます!

今はまさかのユーチューバーですからね

おかげさまで私のフォロワーさんは

7万人を超えました!

いやいや、本当にかたじけない!(武士か!)

 

本も出版しましたし

次はいったい何をやるつもり?と

自分に聞いてみたいです

 

ところが私がそうやって

人生を楽しんでいる間に

ある日、本当に久しぶりに従兄弟の弟の方から

私の携帯に電話がかかってきました

懐かしい声でした

 

お互い歳はとっても声を聞いただけで

すぐに従兄弟だとわかります

いろいろと積もる話があったのですが

従兄弟が実は・・・と切り出し

驚きの報告を聞かされました

 

なんと従兄弟が継いだ会社は

とうの昔に倒産してしまったとのことでした

詳しい理由は聞きませんでしたが

70歳になる兄の方は借金の支払いのために

その歳でまだ肉体労働の勤めに出ているんだとか

弟の方もどこかに雇ってもらっているという話でした

 

70歳で肉体労働・・・

なんだか話を聞いて切なくなりました

社長なんかやってても

本当に役立つ仕事のスキルなんて

身につかないんですよね

 

なんかふと子供の頃のオセロのことを

思い出しました

私の真っ黒な石で敷き詰められた盤面は

長い時間がかかりましたが

今は真っ白な石で敷き詰められています

 

かたや、生い立ちは

真っ白な石で敷き詰められていた従兄弟たちは

今は何色なんでしょうか

 

当時は従兄弟に対して

何もかもが勝負にならない

負け犬と思っていた私ですが

一時の勝ち負けなど

本当に無意味なことだとあらためて知りました

 

人生は

最後まで生きてみないと

本当にわからない・・・

 

もし今が辛くても

いつかオセロのように逆転するんです

 

そして人生最後はみんな

 

引き分けで終わる気がします

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