梨泰院（イテウォン）ハロウィン圧死事故〜渋谷と比較してわかった意外な事実

渋谷と梨泰院（イテウォン）の明かな違い

 

韓国の梨泰院（イテウォン）で起きたハロウィン圧死事故は、おそらく世界中に衝撃を与えたニュースだっただろうと思う。

外国人の方も26人の方が命を落とされていると報道されているから・・・

 

そしておそらく死亡者はまだまだ増えるのではないだろうか。

 

ハロウィンと言えば世界中でも知られているのが東京の渋谷だと思っていた。

毎年ハロウィンの日の渋谷では、大なり小なり事件が起こり若者たちの行動がいつも問題になっている。

 

しかし渋谷のハロウィンの日の人出は、今年でも6300人だそうだ。

それでもスクランブル交差点では、一時は身動きができないほどの過密状態だったと記事には書いてある。

 

ところが韓国の梨泰院（イテウォン）のハロウィンパーティには、なんと10万人の人たちが集まったらしい。

ちょっと渋谷とは比較にならない人の数にまず驚いた！

 

過去3年間のハロウィンと言えば、おそらくどこの国でもコロナによる外出自粛のせいで、大きなイベントやパーティは中止となっていると思う。

日本でもあくまで自粛要請ではあるものの外出が制限されていた。

 

お隣の韓国も3年ぶりに外出規制が解除されたそうだから、その勢いで若者たちが久しぶりのハロウィンを楽しもうと街に押しかけたのだろう。

日本と比較すると韓国の方が外出規制が厳しかったのだろうか？

 

もしも10万人が一気に渋谷の街に押しかけたとしたら、おそらく渋谷でも何かしらの事故があったと考えてもおかしくない。

それほど渋谷とは比較にならないほどの群集が、梨泰院（イテウォン）という小さな街に押し寄せたのである。

 

この事故の原因究明はこれからだろうが、状況から考えて誰か事故の要因となるような犯人がいるわけでもなく、かと言って警備に重大な落ち度があったような報道もない。

通常通りの警備体制だったそうだから、もし警備の不備が原因とするならば人出の予測の甘さとでも言うべきだろうか。

 

しかしハロウィンの人出の予測をした人の責任とするのも、あまりに可哀想な気もする。

誰が悪いでもなく154人もの方が亡くなった事故。

 

世の中には人間には予測もできないほどの事故が、またその事故でこれほど多くの若者が命を落とすことだってあるということが、この梨泰院（イテウォン）のハロウィン事故で証明されてしまった。

 

なんということだろうか。

 

 

日本人2人も犠牲に・・・

 

梨泰院（イテウォン）のハロウィン事故で亡くなった方のほとんどが10代や20代の若者だそうだ。

ハロウィンというお祭りは本来の起源からは様子がずいぶんと変わってしまった。

 

子供たちが『トリックオアトリート』と言いながらお菓子をもらっている姿など全く見ない。

とりあえずハロウィンと言えば仮装だ。

 

コスプレ文化の日本だから、このお祭りが流行らないわけがない。

コスプレと仮装はちょっとニュアンスが違うと思うが、ハロウィンはすっかり今ではコスプレ祭りとなってしまったのだ。

 

そしてそれが若者に浸透した挙句、今回の梨泰院（イテウォン）の事故の犠牲者が若者に集中するという結果になってしまった。

先ほど言ったように今回の事故を予測するのは難しい気がする。

 

しかし、責任追及するわけではないが、人間には本能的に危機を回避する能力が備わっているのではないだろうか。

実際に事故を回避した方の話を聞くと、この群集を見て危険だと感じて地下のお店に逃げ込んだ方や、その場から離れたという方のコメントが紹介されていた。

 

その方たちは、咄嗟に何かしらの危機をタイミングよく本能的に感じたんだと思う。

そしてそれが自分の身を守ることにつながった。

 

このタイミングというのが生死を分けた気がする。

あの群集の圧力に飲み込まれてしまってから危機を感じた人たちは多いと思うが、もうその時は自分の意思で身動きが取れる状態ではなかったはず。

 

群集に押されるがままに狭い路地へ路地へと進むしかなかったのであろう。

なんと痛々しい話だろう。

 

その時の恐怖を思うとゾッとする。

逃れられない死の行進だから・・・

 

残念ながら亡くなられた方の中には二名の日本人がいたそうだ。

ハロウィンを楽しんでいるLINEが届いたのが最後だったと父親の方が話されている。

 

亡くなられたみなさんのご冥福を心よりお祈りする。

 

また、韓国の芸能人の方も命を落とされたという記事があるから、本当にいろんな方が楽しみににされていたハロウィンだったんだな。

梨泰院（イテウォン）のハロウィン事故のニュースで、日本のハロウィンも一気に熱が下がった感じがする。

 

しかし・・・

 

そしてそんな大事故があったハロウィンの本番は、まだまだ明日10月31日なのだ。

 

追記

 

先ほど渋谷のハロウィンの人出が6300人と書いたが、他の記事を見ると12万人と書いてある記事もあった。

ちょっと判断しずらいが、スクランブル交差点あたりに集結した人たちが6300人で、渋谷の街全体に集まったのが12万人ということかもしれない。

 

できるだけ正しい情報をお伝えしたいので、念の為追記しておきます。