老害、役立たず、生産性がない〜集団自決しろと言われる老人たち

老いるということ
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自分が老人といわれる年齢になったからと言って

日本中の老人を擁護しようとは思わないが

学者と呼ばれるような方から

まさかこんな言い方をされるとは

思ってもみなかった

 

もう2年ほど前の話だが

いつかこのことはブログでも言いたいと思っていた

 

その方は経済学者の成田悠輔という方だが

成田氏が『AbemaTV』に出演された際に

こう発言されたのだ

 

『少子高齢化や労働生産性の問題は

高齢者が集団自決、集団切腹することで解決する』

と・・・

 

要するに老人は社会の役に立たないどころか

とっとと死んで若者の負担を減らせと

どうも言いたいらしい

 

この人は・・・

いったい今まで何を学んできたんだ?

 

学者のくせにそんな貧相な解決策しか

本当に思いつかないのか?

 

とても学者と呼ばれる方の言葉とは

思えないほど乱暴で的外れな見識だ

 

日本が抱える問題は

老人が死ねば解決するなんて

そんな単純な問題ではないから

何年経っても状況は

良くなるどころか悪くなる一方なんだろう

 

ただこの問題発言の前後の文章を読んでみると

どうも集団自決というのは

老人に社会的に死んでくれということらしい

 

要するに世の中のいろんなレイヤーで

老害と呼ばれる人たちが

とにかく未だ多く存在していて

それが若者のやる気を無くし

ひいては労働生産性の低下を招いている

そういうことを言いたかったようだ

 

だったらなぜ集団自決、集団切腹というような

極端な表現を使う必要があったのか

普通に老害の排除と言えばいいじゃないか

そっちの方がよほど意味が伝わる

 

わざわざどっかのユーチューバーの

釣りタイトルみたいなことを

学者が言うから炎上するのだ

 

ただ・・・

老人は集団自決しろと言われた背景には

老害云々よりも

若者の社会保障負担の意味合いの方が

大きいのでは?

 

と思ったのだがどうなんだろう

そんなに老人って役立たずですか?

 

老人と言われる歳になれば現役を退くわけだから

労働生産性が低くいのは仕方がないと思うが

社会の役に立たないと

あんたは本気で言ってるのか?

 

うちの近所のおじいちゃんがやってる町中華屋さんは

連日お客さんで賑わっている

私も何度も食べに行ってるが

何を食べても本当に美味しい!

 

おじいちゃんがいなければ

あの美味い餃子つまみにビールも飲めないんだぞ

 

他にも私がいつも見ているチャンネルだが

福岡の有名なハンバーガー屋『今屋』さんの

おじいちゃんも78歳!

 

しかも最近また支店を出されたんだとか

いつも行列のハンバーガー屋さんだから

あのおじいちゃんが自決しちゃったら

どれだけ多くの人が悲しむことか・・・

 

もう一つ!

神奈川県のラーメン屋台『八ちゃん』のご主人も

もう75歳!

 

開店からたったの2時間でラーメンが売り切れになる

超人気店なのである

 

若いお客さんたちが

『また来ます!』と言って帰っていく

この屋台のおじいちゃんも

本当に自決しちゃってもいいのか?

 

なぜ店主がおじいちゃんなのか・・・

それは長年地元で愛されてきたから

店主はおじいちゃんになったわけだろう

 

今の若い人たちが

もし本当に愛されるお店が作れたなら

その若者もいずれおじいちゃんになるんだよ

それなのにあなたは死ねと言うのか?

 

とんだバカ野郎だな

もしあの学者が言うように

ある一定の高齢になったら集団で自決するという

法律が日本にできたとしよう

 

今の若者はそれで

『あ〜年寄りがいなくなって楽になったわ〜』

って言うと思うか?

 

自分がそんな国に生まれたことを

本当に幸せだと思うか?

 

老人をもっと敬えとか

偉そうに言う気はさらさらないが

役に立たない人間は老人だけじゃなく

どの世代にも一定数いると思う

 

老人を騙して詐欺を働く若者

女性客を風俗に売るホスト

海外まで行って売春する若い女性

 

日本は若者の自殺率が高いのは確か

しかし60歳以上の自殺率は

全体の3割というのも事実だ

 

そしてそのうちの7割の方がうつ病を患い

若者同様に生きづらい老後を生きている老人が

大勢いることも知ってほしい

 

だからこれは一部の年代の問題ではなくて

社会全体の問題だから

メディアを横目で見ながら

極端な発言による炎上商法は

もうやめていただきたい

 

両親のいない私を

親代わりになって育ててくれた祖父母

 

私にネイティブの英語を教えてくれた

塾のおじいちゃん先生

 

私に池坊の生け花を教えてくれた

おばあちゃん先生

 

私はたくさんの高齢者の方に

お世話になってこれまで生きてきた

 

そして今度は私がその高齢者になったのだ

だから私もささやかながら

社会に少しでもお役に立てるようなことを

このブログで発信していきたいと思っている

お役に立てているかどうかはわからないが・・・

 

今日はちょっとムキになってしまったが

冷静に考えてみると

私も長生きはほどほどでいいと思っている

 

寿命がもっと短かった昭和の頃は

老害という言葉などなかったと思う

 

ちょっと過剰とも思える最近の健康思考や

地域ぐるみの健康への取り組み

自治体から年に何度も届く健康診断や

医師による過剰な投薬

 

老人全員オーバードーズですよ!

 

誤解を恐れずに言うと

結局発展した医療技術や新薬の開発が

どんどん人間の寿命を伸ばし

そして新たな老害をうむという

社会の構図になってるんじゃないのか?

 

ちょっと言い過ぎかもしれないが

私は集団自決には反対するが

ほどほどで死ぬことには賛成だ

だから私の動画のコメントについて

いつも言っていることだが

食事の脂質が多すぎるだの

インスタント食品を食べ過ぎだの

加工肉は体に悪いだの

もうそういうことを書くのは

そろそろやめていただきたい

 

あなた達はいったい何歳まで

生きようと思ってるんですか?

こっちはほどほどで死のうと思ってるんですよ

 

ライフリーを履いてまで

生きていたいたいとは思わないんです

明日死のうが

どんな死に方だろうが

そんなことはどうでもいい

 

人生に大事なのは

死に方よりも生き方

 

そして私はもう

十分に幸せな人生を

生きましたから

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