ショッキングなデータ
なんとなく女性が幸せな世界はすべて幸せな感じがするのは私だけだろうか。
女性が幸せ=子供も幸せ=弱者すべてが幸せ
勝手にこういう構図を思い浮かべてしまう。
実は女性の幸福度については欧米諸国でも研究が進められており、その結果がかなり興味深かった。
欧米は日本よりも先駆けて男女間の格差の解消に力を入れてきた。
そしてそれは着実に結果に表れていて、男女間の学歴や賃金、労働参加率などすべてにおいて格差は縮小してきているのだ。
ではその欧米の女性がそれで幸せになったかというとなんと逆。
女性の幸福度の調査では毎年下がっているのが現状とのこと。
そしてその理由はまだわかっていない。
明らかに職場や家庭での女性の地位というものは上昇しているにもかかわらず、欧米の女性は幸せとは思っていない。
それはいったい何を意味しているのか。
指摘されているのは、女性が幸福と感じる構成要素が変化したからではないかということだ。
何をもって女性が幸せと感じるのかその要素が変化してしまった結果、経済的な成功や地位向上に幸福感を感じなくなっているということか。
女性を幸せにするのはなかなか難しいものだな。
いや、それは男も同じだろう。
人間はすべからく何かを手に入れれば次の何かを欲しがる。
特に若いうちは今が幸せなことにはなかなか気づかない。
私もそうだったが、幸せとは夢を叶えた未来にしかないと思っていた。
一方で日本の女性はどうかというと、なんと幸福度は近年上昇しているそうだ。
日本の場合、男女の格差の是正についていろんな努力はされているものの、まだまだ欧米の水準になったとは言い難い。
それなのに、女性の幸福度は上昇してきているとはこれはいかなることか・・・
ここで残念なお知らせである。
幸福度が上昇したと答えた日本人女性の背景を見ると、結婚もせず子供もいない女性だということだ。
結婚して子供がいる女性の幸福度には明確なプラスの要素はなかった。
なんと、結婚せずにひとり暮らしを続け、将来家族を持つことがない女性たちの方が幸せだと言うのか。
結婚して幸せな家庭を築くこと。
それが女性の幸せだと言っていたのはいったいいつの時代のことだったのだろう。
このことをもっと俯瞰して見てみると、日本の少子化こそが女性を幸福にしているということになる。
2000年以降の女性の社会進出が進んだことで、女性が仕事の面でも活躍するようになってきた。
しかし研究では、これも直接的には女性の幸福度につながっていないと書かれている。
複雑な話だな〜。
社会的な地位向上でもなく、結婚して幸せな家庭でもなく、ただひとりで自由でいることに幸せを感じる日本女性。
しかしなぜそれで女性が幸せになったのかは不明だ。
理由がわからない。
DV夫から逃れてひとりで子育てして貧困家庭に陥るよりも、ひとりで自由に暮らした方が幸せだという理由ならよくわかる。
結婚で掴む幸福とは他力本願的ではある。
今の男たちでは幸せになれないと感じているのかもしれない。
そうなると原因は男にあることになる。
ところがさきの研究結果では日本人の男の幸福度は下がっているのだ。
幸せじゃない男が女を幸せにできるはずがない。
まず男が幸せになるべきか・・・
それとも女を幸せにすべきか・・・
鶏が先か卵が先かという話に似ているな。
その話で言うと、結論は交尾が先というオチがある。
結論はセ○クスだな。
おい!!
娘の場合・・・
うちの娘は二人目の女の子が産まれたばかりだ。
『お父さん、もう赤ちゃん笑ってるよ』と産まれた日のベッドの上で撮影した写真が私に送られてきた。
うちの娘は子供が産まれて幸せそうだ。
娘は、結婚して子供が産まれることに幸せを感じる女性なのだろう。
そうやって『今』に幸せを感じる人であってほしい。
未来は今の連続でできているから。
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