今年は筋子が高い
うちの近所のスーパーでは、鮮魚売り場の担当が一日中マイクを握りしめておすすめ商品のアナウンスをしている。
青果売り場や生肉売り場の担当がマイクを持っているところは見たことがない。
なぜか鮮魚売り場の方だけが、毎日毎日DJのようにマイクを握り声を張っているのだ。
なかなか饒舌だ。
リズムもいい!
これで韻を踏んでたならラッパーになれる。
そのDJ魚屋さんが最近特に力を入れておすすめしているのが筋子である。
『これから年末にかけてとにかく筋子やいくらの値段が上がるから、今から買って冷凍しておいた方がいいよ〜』と、とにかく店内の客を煽る。
それに釣られて私も筋子を買っていくらの醤油漬けを作ることにした。
大半はお正月用に冷凍したが、ちょっと味見がてら白ごはんと食べてみたらこれが絶品だった!
筋子やいくらもロシア産が多いのだろうから、年末年始にかけて値段が上がるのは我々でも簡単に予測できる。
自分でも予測できることはすぐに行動に移せるから問題はない。
だから私もうまいいくらをお正月用に仕込むこともできた。
タッパーいっぱいのプリン体が冷凍庫に保存されている。
これを食べるのが楽しみだ!
予測困難な時代?
AIが進化した情報社会で、この科学が発展した現代で、それでも予測困難な時代なんだなと思わせる出来事が多すぎる。
しかもなんだかお粗末な話で、日本という国は大丈夫なのかと本気で思わせるような稚拙なテクノロジーの話。
みなさんもきっと唖然としたと思うが、またまた北朝鮮から発射された今日の弾道ミサイル。
当初の防衛省からの情報では、午前7時40分頃に発射されたミサイルは日本上空を通過して太平洋に落下したということだった。
ところがJアラートが発出されて1時間も経過してから『実は日本の上空は通過してませんでした』と浜田防衛大臣による訂正の弁・・・
ミサイルは日本海のどこかで消滅したのだそうだ。
通過しなかった?
消滅した?
テレビのニュースではどのアナウンサーも一斉に、『建物の中に入るように』『身を守る行動を』と国民に向けて訴えていたのに・・・
しかもテレビで身を守れと言ったところで、いつものことだがミサイルはすでに落ちたあとのことである。
それから建物の中に入ろうが身を守ろうが無意味なことくらいアナウンサーもわかっているだろう。
結局日本のミサイル防衛システムは脆弱で、飛んでくるミサイルの予測すらできないということになる。
あんなでかい物が飛んでるのにレーダーで察知できないものだろうか?
本当に間違って日本にミサイルが落ちることでもあれば、今のJアラートは日本のどこかに落ちた後でしか発出されないのだろう。
落ちた後でいくら身を守れと言ったところで、それではすでに膨大な被害を被った後だ。
ミサイルの発射が予測困難なのであれば迎撃なんてとてもできそうにない。
日本の防衛戦略ももっと根本的な議論を始めないと、いざとなって予測困難でしたなんて言い訳にもならない。
私は決して戦争に賛成はしないが、侵略戦争ではなく防衛のための不可避な戦争はあり得ると思っている。
今年のロシアによるウクライナ侵略のことを思えば、何が起きてもおかしくないと誰でも思うだろう。
人間の予測の限界
痛ましい事故も予測困難な出来事なのだろうか。
この時代に予測すらできないことって本当にあるのかな?
先日、ブログに書いた梨泰院(イテウォン)のハロウィン圧死事故。
あの狭い路地に10万人の人が押し寄せれば、いったいどんなことが起きるのか・・・
そんな予測が人間にはできない?
あくまで予測の範疇だから、今の時代にできないことはないと思うのだが。
千葉ではタワーマンションの25階から6歳の子供が落下して死亡する事故があった。
手すりは大人の胸の高さだったそうだ。
しかし6歳の子供がもし椅子が運べたら?
そんな予測はできないと断言できる人がどれくらいいるのかな。
難しい計算も高度なAIも必要ない。
誰もがちょっと想像しただけで簡単に予測できそうなものだ。
この世の中には、『もし』や『万が一』という言葉はないと思っている人が大勢いる。
北朝鮮のミサイルがもし日本に落ちたら・・・
10万人の中の誰か一人がもし転んだら・・・
6歳の子供がもし椅子を運べたら・・・
どれもこれもありそうな話なんだけどな〜。
いくらだって年末年始は予測以上に値上がりするかもしれない。
もしその予測が当たったとしても、我が家の冷凍庫にはすでにいくらが準備されている。
予測ができれば準備ができるというのに・・・
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