桜の花が咲く頃に・・・またこの季節が私の胸を締め付ける

嫁のこと
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桜の季節に

 

桜の花が咲く頃になるといつも思い出す。

確か去年も同じようなことをブログに書いた記憶がある。

 

桜の花が咲く頃に・・・

日本が一番美しい季節になる。

 

日本中が桜の蕾が弾けるのをまだかまだかと待っている。

そして日本の春は西の方から足音が聞こえてくる。

 

桜の花が咲く頃に、人々の新しい生活は始まる。

卒業に入学、就職や転勤。

 

桜の花が咲く頃になると日本中が躍動している感じがする。

人間だけではない植物だってそうだ。

 

木の芽が芽吹き、冬の枯れ草の中から突然美しい花が咲き始める。

新しい季節を植物も一緒になって喜んでいるようだ。

 

冬の寒さがないと桜は咲かないらしい。

人間と同じだな。

深く沈むからその反動で高く飛べる。

 

冬が寒いからこそ桜の花は一気に咲き誇る。

 

桜の花が咲く頃に・・・

嫁は倒れた。

 

日本が一番美しい季節に嫁は倒れ意識がなくなった。

大学病院の窓から見える桜の花はICUの窓一面をピンク色に染めたが、嫁はそんな光景を見ることもなかった。

 

窓の外ではピンク色の桜の花びらがヒラヒラと舞い落ちる。

窓を隔てて、嫁に繋がれた機械のピコピコという電子音しか聞こえないICUの中。

まるで別の世界のようだった。

 

命の限り咲き誇る桜の花と今にも散りそうな嫁の命。

現実とは思えないこの命のコントラストに、もう私は何も考えることができなかった。

 

あの大学病院に桜が咲いていたことなんていつ気づいたのだろうか。

目には入っているのに見えてない。

 

そして季節が流れ桜の花が散り・・・

嫁の命も散っていった。

 

 

季節は夏に変わろうとしていた。

 

さようなら。

 

春は終わり・・・

嫁も終わった。

 

 

桜の花が咲く頃になるとあることを思い出す。

それは嫁が退院する時のためにと私が買っておいた花柄のワンピース。

 

花びらが散りばめられたワンピースはきっと嫁に似合うと思った。

しかし嫁がそのワンピースを着ることはなかった。

 

棺の中で眠る嫁にかけてあげた花柄のワンピース。

まるで嫁が舞い散る桜の花びらをまとっているように見えた。

 

桜の花が咲く頃になると思い出す。

あのワンピースのことを・・・

 

今頃、あのワンピースを天国で着ているころだろうかと。

これからの季節にぴったりのワンピースだった。

 

桜の花が咲く頃になるといつも思う。

 

あのワンピースを着た嫁を一度でいいから見てみたかったと。

 

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老後のおひとりさまごはん

 

朝食はアップルシナモントースト。

 

 

バターで焼いて焦げたりんごはうまい!

私が最近得意になった料理がいくつかある。

まだ嫁にも食べさせてなかった料理。

 

このアップルシナモントーストも嫁に食べさせてあげたかった・・・

『美味しいね!』

って、嫁はきっと言ったはずだ。

 

 

ランチは動画じゃなくて静止画のご当地ラーメン。

比内地鶏白湯ラーメン。

 

 

 

これはうまい!

やっぱり干し麺だな。

まるでお店のラーメンの味だった。

 

 

夜はいつものHATOS OUTSIDEへ。

初めて飲むクラフトビールだったがブルワリーの名前を忘れてしまった。

いいのいいの。

もう覚えられないものは覚えない。

 

 

そしてビアバーを出たら家の隣のインド料理屋へ。

店長とはいつも顔を合わせるので、しばらくお店に行かないとうるさいのだ。

 

299円の生ビール。

 

ハイボールは350円だったかな?

 

ネパール料理のチキンセクワ。

タンドリーチキンよりもスパイシーでうまい!

 

 

これも定番のサグチキンカレーとチーズナン。

チーズナン、全然切れてないし!

手がドロドロになっちまった。

 

 

もう65回目の春か〜。

こう書くと、まだたったの65回しか春を経験してないのか?という気持ちになる。

どんなに頑張ったって人間が100回も春を迎えることなんてないんだな。

 

だったら58回だろうが65回だろうが大差ない。

 

人間はいかに長く生きたかではない。

 

どのように生きたかだろう。

 

君は素晴らしい生き様だったよ。

 

 

コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. jun より:

    ペコリーノさん、おはようございます。

    春は出会いの季節なんて言うけれど別れの季節と言う方が印象的です。

    日本の学校も九月始まりにすれば未だ違うのになー。

    去年の春に愛猫が亡くなりました。
    私の誕生日に。(前にも書いたかも💦)

    愛犬は三月三日に逝きました。

    春を好きになるために私は長崎旅行をしています。
    春の長崎は本当に美しいからです。

    今年も行けたらなー!

  2. Yoko_chan より:

    おはようございます。
    先月57歳の妹が他界しました。
    花が好きな妹が…春を待たずにでした。
    そして義弟がやはり一度も袖を通していない、赤いニットワンピースを妹にかけていました。

    遺された私は、まだ右横でおねえちゃん~と呼ばれている気がする日々です。

    ぺこりーのさんの、奥様に向けて長いラブレターかのような
    このブログを読むたびに
       
       奥様はお幸せだったと思います。

  3. hiro より:

    夫が亡くなった3年前。お正月に亡くなって、2カ月経つて見た桜。
    どんなに悲しくても、桜は華やかに、美しく咲いていた。そうぺこりーのさんのおっしゃる通り、人間はどう生きていたかが一番大事ですね。

  4. ラムママ より:

    小説の一節のように読みました。
    お気持ちや色々な思いが溢れては消え、また溢れては退きして何回目かの春が巡ってきたのでしょうか。
    毎年春になると桜を見ずに他界されてしまった奥様の無念さを思い出されていると感じました。
    それでも桜は季節を待っていたかのように咲き、様々な想いを私たちに運んできます。

    毎日食事を作り、食べ、そして旨い酒を飲んで奥様を生活の端々で思い出されながら供養されていらっしゃるんだなと存じます。そこに奥様が寄り添っていらっしゃるかのようです。そう感じます。

  5. 経堂 より:

    たぶん私だけではないと思いますが、ある時から必ずしも長生きしなくても‥それよりも楽に死んじゃった方が‥と、死に樣?(死に方?)のことを考えるようになりました。

    奥様は素敵な方だったので、亡くなる時もその後もずっと愛され続けている。
    幸せな人生だったんですね。
    天国で(なぜか天国って桜色のイメージ)今日も見守ってくださっている気がします❤️

  6. rose より:

    今日のブログ、美しくて、哀しすぎます。ペコリさん、こんな時は、やさぐれていいんですよ!「その人の死を悲しむことは、その人をたたえることだ」って言う(誰か忘れたけど偉い人の)言葉にかの宇多田ヒカルさんも感銘を受けたって…。だから、ずっと悲しんでいいと私も思います。

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