死に際にお別れの挨拶ができた人なんている?最後に聞こえたのは電子音だけ

嫁のこと
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世の中は多死社会

 

日本は超高齢化社会と言われ久しい。

したがって死ぬ人もバンバン出てくるのは当然の話だ。

 

おかげで新しい葬儀のスタイルを提供する会社もたくさん現れた。

たいていはミニマムな葬儀スタイルの会社であって、絢爛豪華な葬儀スタイルを推している会社などどこにも見当たらない。

みんなどんどん小さく小さくなっているのだ。

 

葬儀屋さんとともにどこの火葬場もてんてこまいだろう。

葬儀と火葬はワンセット!

葬儀のすぐ後には火葬が待っているので、葬儀場が忙しければ当然火葬場も忙しいに決まっている。

 

嫁が死んだ時の火葬場も、まだ全盛だったころの『いきなりステーキ』のランチタイムのような混みようだった。

 

『順番にお焼きしておりますのでお並びくださ〜い!』

 

火葬場のスタッフの方は全員が熟練の対応でたいへん気持ちがよかった。

しかし次々とお客様?死体?が訪れるので、もう忙しすぎてアスリートのようにキビキビと仕事をされていた。

 

割と年配のスタッフの方が多かったが結構体力を使う仕事だと思った。

でも大丈夫!

ここで過労死してもすぐに直火焼きしてもらえる。

 

しかし思い返せば、嫁が倒れてから火葬されるまでお別れの挨拶どころではなかった。

故人が亡くなる前に、映画のワンシーンのように『あなた!』『お前!』と呼び合って今生の別れを言い合う時間なんてまずない。

このブログを読んでおられる方で、大切な方との最後の別れのときにゆっくりと挨拶をされた方なんているだろうか?

 

私はひたすら電子音しか聞こえない薄暗い病室で、最後まで嫁の口から酸素吸入マスクが外れることはなく、言葉をかわすどころか視線すらあうことはなかった。

最後のお別れのときに相手に感謝の言葉を言えたなら、どんなに心が楽になっただろうか。

 

実は昨日、粉骨するために嫁とらんまるの遺骨を梱包して千葉の業者さんのところに送ることにした。

遺骨はゆうパックでしか送れない。

だから郵便局の方が遺骨がはいったダンボールを集荷に来られた。

 

ひさしぶりにしばらくお別れすることになった。

そのときに、ふと先程のようなことが思い浮かんだのだ。

 

そう言えば、嫁に最後のお別れの言葉も言えなかったと・・・・

 

このブログを書くようになってから、パートナーや身近な大切な方を亡くされた方からたくさんのコメントをいただく。

みなさん短いコメントな中にも、故人をどのような気持ちで見送られたのかが文章の行間から伝わってくる。

 

夫婦は必ずどちらかが先に死ぬ。

わかっていることだが、近所のスーパーなどでよく見かける老夫婦を見ていると、もしあんな歳まで一緒にいられたらどんなに幸せだっただろうと思う。

 

もし。

もし今も嫁が生きていたなら・・・

 

二人が奇跡的に長生きして、もし80歳くらいになったならどんな老後をすごすのだろうと想像する。

もう昔のような会話はない。

ただ黙々と食事をし、手を握ることもなくなり、夜になると寝て、朝目が覚めたことに二人で感謝する毎日だろうか。

 

あるいは今まで同様、二人で酒ばかり飲んで大笑いしながら夕食を食べ、好きな映画を見て寝落ちしているか。

休日に映画を見たら必ず二人で居酒屋反省会。

 

相変わらず嫁はジムの人気者。

嫁が踊るズンバには誰も勝てないのだ。

 

今までとなんら変わらない日常がこんな風にずっと続いているだろうか。

 

虹の橋を渡ったワンコたちの話をいつまでもして、早く会いに行きたいわと嫁が言う。

それを聞いて私は嫁にこう言う。

 

『まだまだ君は元気だから当分会えないよ』

 

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老後のおひとりさまごはん

 

昨日の朝食はWハムエッグごはん。

カチカチの目玉焼きがうまい!

きれいに見せようとするとどうしても黄身が生っぽいが、私はこのカチカチの黄身が好きだ。

 

 

ランチはオリーブオイルで食べるオクラそうめん。

レモンを絞ってさっぱりと食べれるおすすめランチ!

 

 

オクラとオリーブ、トマトを和えて白だしのスープで食べる。

まだまだ冷たい麺がうまい!

 

 

晩ごはんはマグロユッケ、ポテサラ、煮だこ、とりから、卵焼き、サラダ。

 

 

煮だこ絶品!!

いつも行くスーパーに豊洲市場の方がポップアップショップを出していてそこで買った煮だこ。

少々お値段は高かったがこれはプロの味だ。

なんでこんなに柔らかいんだろ?

 

 

 

私は嫁の最後のときにお別れの挨拶などできなかった。

あのとき今までの感謝の気持ちが伝えられなかったから、今こうして毎日写真に手を合わせ『ありがとう、ありがとう』と感謝の言葉をつぶやいている。

 

届かない1000の感謝の言葉よりも、たった一言でいいから生きているあいだに『ありがとう』と伝えたかった。

今更、叶わないことだ。

 

そして今日も嫁の写真に向かって『ありがとう』を繰り返す。

 

 

コメント 時々コメント欄が開かない時があるようです。その際はメッセージをどうぞ。

  1. こしあん より:

    今日のテーマには泣けてしまいます。

    先月末に父を見送りに行って来たんですが、一人だけ面会を許されていた兄も臨終には間に合わず、87歳の大往生とはいえ、一人での旅立ちは寂しかったと思いますね。
    ちなみに私は、、、体調の悪い日にあたってしまい、4日後の対面となりましたが、父の顔は穏やかでして、怒ってはなかったようでしたので、助かりました。
    頭を撫でてやり、ありがとうと伝えることはできましたが、生きている時は、なかなか言えなかったですよ~。
    色々ありすぎて…。

    ぺこりーのさんの奥様はお若かったし、お別れの時もちゃんと話をしたかったでしょうね。
    想いは通じると思いますので、これからも優しい声かけ、してあげてくださいね。

    • こしあんさん

      コメントありがとうございます!

      先月お父さんが亡くなられたんですか?
      そうですか〜。
      コロナだと面会もできないまま荼毘に付されるので、せめて最後に面会できてよかったですね。
      届いているのかいないのかわかりませんが、毎日毎日ありがとうと唱え続けてます。

  2. ウォッカ より:

    暫しの別れが長く感じる事でしょうね🌸

    今日のぺこりーのさんのブログを読み進むうちに、
    定年後も働いてる夫にもっと感謝しないと気付かせてくれました。
    いつもありがとうございます。
    最近、私の持病の腰痛が酷くなり甘えてばかりだっただけに。
    夫もいつまでも元気でいる保証は有りませんから。
    そして、美味しいお酒と肴を用意すると敵が調子に乗るから、
    その匙加減がむつかしい。今夜は肩揉みにしますね😉

    • ウォッカさん

      コメントありがとうございます!

      ご主人様頑張ってらっしゃるんですね。
      そうおっしゃらずに大事にしてあげてください。
      本当に感謝の気持ちを伝える機会はなかなかないものです。
      美味しいお酒と酒の肴をぜひ!

  3. ピーターラビット より:

    こんばんは
    うちの場合は、半年間の在宅医療があり、我が家で看取りましたので、たくさんの宝物のような会話がありました。夫には余命は告げていなかったので、会話も日常的なことですが、今となってはたからもの。
    ぺこりーのさんの読者の方でお別れされた方、それぞれのかたに、大切なお別れの時があるのでしょうね。
    そういえば、ずっとその瞬間のお話はしたことがないかも。
    泣かないで話せるのかなあ。

    • ピーターラビットさん

      コメントありがとうございます!

      ご自宅で亡くなられたんですね。
      そうですか。
      その時の会話は本当に宝物ですね。
      ぜひピーターラビットさんの心の中にしまっておいてください。
      みなさんいろんなお別れがあるんですね・・・

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