私も一時金をもらっただけだった
久しぶりに年金の話である。
しかも今日の話は大事な話だ。
私も嫁が亡くなってから経験したことなので、ご夫婦が健在な方は読んでおかれた方がいいだろう。
ちょうど自民党の総裁選が佳境というなか、年金についても各候補者が熱く持論を語っている。
日本の年金制度は昭和から始まった制度なのでまだ歴史が浅い。
だから年金の財源や支給の仕方など、まだまだ改善の余地がたくさんあると思っている。
その中でも、今日のタイトルの話はまさに改善すべき課題と言っていいと思う。
ご主人が先に亡くなれば遺族年金を奥様が受け取れる。
しかし奥様が先に亡くなった場合はご主人は奥様の年金は受け取れない。
男女平等や夫婦別姓など、男女間の格差をなくすことには声高に議論が交わされるものの、年金については実に不平等のままで放置されている。
私が熱く語る理由は、嫁が亡くなっても私は年金を1円も受け取れなかったからだ。
たしか一時金というのを3万円くらいだったかもらった記憶がある。
嫁だって働いていたから長年保険料は払っている。
本当の払い損だ。
しかしこれが逆にご主人が先に亡くなると奥様には、ご自身の老齢基礎年金にプラスしてご主人の厚生年金の金額の3/4が遺族年金としてもらえることになる。
さらにさらに!
振替加算と経過的寡婦加算というのまでもらえるのだから、私のように生き残った旦那側からするとおいおいという感じなのだ。
ただし振替加算は65歳以上の専業主婦であることが条件だが、条件に当てはまればご主人が亡くなっても一生もらえる。
もうひとつの経過的寡婦加算は、ご主人の遺族厚生年金をもらっている65歳以上の奥様が対象。
もし奥様が40歳から64歳までのあいだにご主人が亡くなったとしたら、遺族年金にプラスして今度は中高齢寡婦加算がもらえるそうだ。
いずれにしろ旦那側からするとものすご〜〜く手厚い制度に思えてならない。
来世は絶対に女に生まれてやる。
ただ、このモデルケースはサラリーマンのご主人と奥様が専業主婦というケースの場合だ。
実は今の日本にこんな夫婦がどれくらいいるだろうか?
今だったら、ご主人は会社勤めをしながら副業でフリーランスの仕事をしていたり、奥様もパートでガンガン働いていたり、あるいは奥様が収入の中心としてサラリーマンをしていて、ご主人が専業主夫というパターンなど様々だろう。
専業主夫だったご主人様の奥様が亡くなった場合は、いったいこの年金制度はどうなるんだろう?
遺族年金としてご主人は年金をもらうことができるのか?
働き方改革を実行しておきながら、その周辺に存在する課題を置き去りでは歳をとって不幸な人たちがたくさん出てきそうだ。
多種多様な働き方が当たり前の今の世の中だから、年金の受け取り方も多種多様でなければならないと思う。
専業主婦なんて言葉も今の時代では死語になりつつあるのではと思う。
この辺の課題を自民党総裁の候補者たちはどう考えているのか。
それにしても遺族年金ひとつとってもこれだけ複雑で難解なのが、日本の年金制度なのだ。
日本年金機構での事務処理ミスが毎年1000件以上も発生するのは、難解すぎる年金制度を自分たちもよく理解できていないからだと思う。
次の総理大臣は払うももらうも、もっとシンプルにわかりやすくしてもらえたらありがたい。
男女平等の時代なんだから旦那側のことももう少し考えてくれ。
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食は『キミトホイップ』。
キミトホイップ??
ちょっとフォントがうるさい感じの箱を開けると・・・
出てきたのはなんとカステラ!
たまたまお店の前を通ったら、なにやら開店したばかりのお店に行列ができていた。
なんのお店かよくわからずについ並んでしまった。
そしたらなんとカステラのお店だったのだ。
ふわふわすぎて歯茎さえいらない感じ。
甘さ控えめ。
調べてみたら全国にお店がある。
ランチは朝の反動でしょっぱいものが食べたかった。
で、ズッキーニと大葉のスパゲッティボロネーゼ。
バジルと大葉とパルメザンチーズを混ぜ混ぜ。
ちょっと複雑な味になってうま〜い!!
晩ごはんはフライドチキンとハロウィンかぼちゃサラダ、ケールサラダ。
いつものフライ温め直し機能を使ってカリカリに焼いたフライドチキン。
ケンタッキーではない。
世田谷フライドチキンだ。
3個食べると胸焼けするくらいにうまい!
フライドチキンも1個づつ売ってくれればいいのに・・・
今日の年金の話に戻るが、いずれにしろ夫婦どちらかが亡くなれば年金収入は減る。
特に65歳以下の奥様が亡くなられた場合は、ご主人の年金は激減するから大変だ。
そう!
私もその中のひとりである。
奥様が亡くなった打撃に加え年金も激減するから、人生の終盤に突然の往復ビンタである。
まあ死んでしまったものはどうしようもないのであるが、年金ももう少し優しさがあってもいいと思う。
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