今日で65歳。孤独でも幸せでいられる理由は意外なことだった・・・

Googleカレンダーのプッシュ通知で気づく誕生日

 

もういいわ〜。

誕生日は・・・

いつの日からかちっとも嬉しくなくなった。

 

だからあまり意識もしてないので、自分の誕生日を気づかせてくれたのはGoogleカレンダーのプッシュ通知だ。

誰からもメッセージが来ないので、Googleがそっとしておいてくれたなら危うく自分の誕生日にも気づかないところだった。

 

お節介な野郎だぜ。

ったく。

 

一人で迎える誕生日ももう6回目になるのか？

もう十分に立派なおひとりさまだ。

 

世間は孤独な老人を不幸にしたがるが、私には意味がわからない。

孤独を悪者にする風潮は改めた方がいい。

 

孤独でも私は十分幸せだしむしろ面倒臭い付き合いなどいらない。

どうしても友達と一緒に酒が飲みたい時は自分から強引に引っ張り出す。

 

一人ってほんと自由だよ。

好き勝手！

わがままし放題！

 

ただ、私が孤独でも幸せを感じていられるのには訳がある。

おそらくそれは大切な人を失ったからではないかと思っている。

 

幸福感をより一層実感するようになったのは嫁を失ってから。

夫や妻が今日も当たり前のように隣にいると、そのことが幸せだとはなかなか気づかない。

いや実感できないと言った方が当たっているだろうか。

 

いつも一緒にいることが当然だからその日常を失うことなど考えもしない。

本当に大切な人を失って、そして初めて当たり前の日常がいかにかけがえのない日々であったのか。

幸福に満ちた毎日だったのかを思い知ることになる。

 

全て過去形だ。

 

と、私がここで書いても、その日常を繰り返している人にはきっとそれがわからないし伝わらないんだろうな。

私もあのまま嫁と暮らしていたらきっとまだ気づかずにいたはずだ。

 

しかし嫁を失ってみて初めて感じるこの幸福感は、未だ喪失感とないまぜになって言葉にしがたいものがある。

手のひらからこぼれ落ちてしまってから初めて知るその大切さ。

一緒に人生を歩いてくれたことへの感謝。

 

そういう気持ちがやがて自分を肯定できるようになり、死を受け入れることで前を向いて歩けるようになる。

皮肉なものだが、結局失ってみないと人は気づかないのかもしれない。

 

パートナーが亡くなれば一人残された片方は孤独だろうと思われるだろうが実はそうではない。

孤独とは物理的に一人で存在しているかどうかではなく心が孤を作り出しているのだ。

 

政府が進めている『孤独・孤立化対策の重点計画』では、社会全体で対応するとか人とのつながりを実感できるようにするとか書いてあるが、そういうことじゃないんだよな。

まったく無意味とまでは言わないが、無理やりつながった人と人とに何の意味があるんだろう。

 

もっと深いところで気づきがないと心までは動かせないと思う。

逆に言えば心が満たされていればたとえ一人で暮らしていても孤独など感じないものだ。

 

よく言われる話だが結局人は生まれる時も一人で生まれて死ぬ時も一人。

だったら生きている間も一人で生きたらいい。

 

一人を楽しんで生きるのだ。

もし友達が欲しくなったら作ればいいしいらないなら友達など面倒臭いだけだ。

 

そしてもっと歳を重ねたならもう寂しいことすらよくわからなくなるはず。

 

老後のおひとりさまごはん

 

昨日の朝食はオムチーズオープンサンド。

 

 

どこがサンド？と思われるかもだが、食パンの裏側に実はサラダ菜、ベーコン、キャベツ、チーズが隠れているのだ。

本当はもう一度フライパンでひっくり返す予定だったのだがミッションインポッシブルとなってしまった。

 

チッ！

 

 

 

昨日のランチは冬に食べる枝豆スープラーメン。

冷凍枝豆を茹でてブレンダーでポタージュにすると出来上がり！

 

 

晩ごはんは全粒粉クレープと人参サラダ。

 

 

 

食事クレープは全粒粉の方がうまい！

今日はツナマヨ、パセリバター、チキンシチューなどをつけて食べた。

 

 

日曜日に一人でクレープ焼いているじじいがいるだろうか。

早めに風呂に入って汗を拭きながらよく冷えたビールをごくごく飲む。

 

ビール片手にクレープを焼いて特売で買った安ワインのコルクを抜く。

最近ハマっているハワイのテレビドラマを見ながらワインを1本空ける。

 

ゆいまるくんは私の膝の上だ。

ゆいまるくんにもクレープをお裾分け。

 

そして二人でベッドにもぐって寝る。

 

これ以上幸せな日曜日があったら教えてくれ。