何かが起こるシニアと犬の暮らし
今日は尾籠な話なので最初にお詫びしておく。
ご存知のように私にはゆいまるという犬がいて、一緒に住んでもうすぐ11年になる。
もしゆいまるがいなかったらと思うと、私は嫁が亡くなってからの4年間を今のように生きてこれたか自信がない。
それほどゆいまるには本当にたくさん救われてきた。
ゆいまるも私と同じように年をとり、シニア犬となった。
思えば、今まで一緒に暮らしてきて、ゆいまるはいろんなことをしでかしてくれた。
しかしそれがまた私の毎日を楽しいものにしてくれている。
話は変わるが、動物のうんちを鷲掴みにするという経験はなかなかないと思う。
おそらくペットを飼ったことがある人しかわからない。
特に犬の場合は、毎日散歩に行くのでそのたびに2〜3回はうんちを鷲掴みにしなければならないのだ。
ということは年間で1000回近くも私はゆいまるのうんちを掴んでいる計算になる。
10年で1万回!
あらためてこの数字を見るとすごいことだ。
それだけうんちを処理するということは、たまにはアクシデントもあって当然だ。
例えばゆいまるが自分で自分のうんちを踏んだり。
ゆいまるのうんちを私が踏んだり。
うんちを掴み損ねて手についてしまったり・・・
まあそんなことは、犬を飼っている方なら誰でも一度は経験があることだろう。
しかし、昨日はこれまでのアクシデントの中でも、もっとも凹む事故があった。
こんな話を聞きたいという方がいるだろうか?
読むのをやめるなら今だ!
でも私は書かずにはいられない。
昨日はお散歩をするにはいい天気だった。
暑くもなく寒くもなく、ゆいまるのお気に入りのお散歩コースを順調に散歩していた。
昨日の私のお散歩ウェアは、部屋着にお気に入りのニットのロングカーデガンを羽織っただけという格好。
ロングカーデガンの裾をヒラヒラとなびかせて、早足で歩くのは気持ちいい。
快適だった。
そう、あの事故があるまでは・・・
事故?
いつものようにゆいまるはうんちをもよおす。
今日もいいうんちだ。
動物はみなうんちを見ると健康状態がわかる。
私はいつものように座って、うんち処理袋で散らばったうんちを片付けようとした。
するとなんと!
お気に入りのロングカーデガンの裾が、うんちの上についてしまっているではないか!
おわ!と思って勢いよく立ち上がった!
すると私が立ち上がるスピードと同じスピードで、ニットのカーデガンがうんちを高速でひきずったのだ。
・・・
ゆいまるはドタバタしている私を見て尻尾をふって喜んでいる。
なんかこいつ面白いことやってんな?
私はカーデガンを市民農園のフェンスにかけて、除菌シートで必死で拭いた。
農園で収穫作業している人が、何をしてるんだろうと訝し気にこちらを見てる。
うんち拭いてんだよ!!
心の中で大声で叫んでやった。
そしてもうロングカーデガンは二度とお散歩では着ないと誓った。
今日のお散歩の帰り道は遠かった。
トボトボと帰りながら『クソ〜!』とつぶやく。
ほんとにクソだ。
老後のライフスタイル
まだ事件が起きる前に、お散歩の途中で撮影した線路脇の花。
トランペットのような形をした花が、何個も風に揺れている。
さて、この花の名前もわからないが大きな花だ。
散歩から帰って、夕方傷心のままビアバーへ向かった。
ビールを飲んで忘れよう。
茅ヶ崎のBARBARIC WORKSのクラフトビール。
ほんのり柑橘系の香りがして、よくできたビールだ。
美味しいビールで心が少し回復した。
HPが満タンだ!
老後のおひとりさまごはん
昨日のサラダボウルは、冷凍しておいたインドの炊き込みご飯プラオと、博多辛子明太子という、これまた異色の組み合わせ。
しかし混ぜてしまえば何を食べてるのかよくわからない味になる。
それでいいのか??
ランチは喜多方ラーメン。
スーパーで買ってきたものだが、私はみちのくあたりのラーメンが好きだ。
山形のラーメンも美味しいし、もちろん福島のラーメンも美味しい!
ラーメンは、本当にその地方の味がそれぞれ出来上がってて多種多彩だ。
晩ごはんは予告通りおでん。
私は練り物はほとんどいれない主義である。
練り物は丸い形の鮫の軟骨がはいったすり身だけ。
あとは、タコ、牛すじ、卵、大根、厚揚げ、結び昆布、こんにゃく、しらたきというメンバー。
三乃助の厚揚げは本当にうまい!
そしておでんには日本酒だ。
太田和彦さんの好きな新潟の銘酒『鶴齢』を買ってきた。
42度の温燗でいただく。
この温度計はパン作りにはまっていたときに買った、発酵温度を測るパン生地用の温度計。
鶴齢はすっきりした辛口のお酒で、私の大好きな味だった。
大根もしみしみでうまい!
それにしてもまたおでんが大量にできてしまった・・・
まあ、ゆいまるのことでアクシデントはあったが、今日もいい1日だった。
もし私にゆいまるという犬がいなかったら、1日に一度も笑うことがないと思う。
ゆいまるがいるから腹も立つし大笑いもする。
能面のような顔をして生きるよりも、年老いた者同志で支え合って笑って生きる方が楽しいに決まっている。
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