人生に役立つと教えられた常識とは当たり前とは・・・役立たずのことばかり

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おばあちゃんの知恵袋

 

私も幼少期からじいちゃんとばあちゃんとに育てられてきたので、嫌ほどおばあちゃんの知恵袋的な話を聞かされてきた。

当時はまだ私も純粋で従順で疑うことなど何も知らない無垢な子供。

 

人生に役立つからとばあちゃんが教えてくれたことは、だいたい正しいと思って信じ込んできた。

今でも『おばあちゃんの知恵袋』という言われ方で、年寄りの生活の知恵をまとめたサイトやコンテンツを目にするから、それはそれで世の中にはたいへん役立つ情報となっているに違いない。

 

しかし、自分もあのばあちゃんの歳になってみて思うが、よくよく考えるとばあちゃんが教えるライフハック的なことはほぼ無意味な迷信だったと確信する。

ばあちゃんの常識や当たり前とは、これもきっとばあちゃんのばあちゃんから受け継がれたものだろうから決してばあちゃんを非難する気はない。

 

むしろそんな常識や当たり前と言われてきた嘘っぱちなことが、まことしやかに連綿と伝え続けられてきたことにカビ臭い恐怖を感じる。

 

誰も疑わなかったんだろうな〜。

酢を飲めば体が柔らかくなるなんてデタラメな話・・・

 

 

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肩甲骨剥がし

 

これも常識?

私も以前通っていた街のマッサージ屋さんで、若いバイトのようなスタッフに肩甲骨を剥がさないと大変なことになると言われてバキバキされたことがある。

 

肩甲骨を剥がす??

 

なんだそれ?と思いながらも、その若いスタッフは私の肩甲骨を鷲掴みにするとグイグイと持ち上げて剥がしにかかる。

 

『イタタタタタタ・・・』

 

本当にこんなことをみんな当たり前にやっているのか!?

スタッフはハアハア言いながら肩甲骨を剥がさないとどうなるかを説明してくれたが、それを聞いても何がどうなるのかはよくわからなかった。

 

それからそのマッサージ屋さんには行かなくなったが、最近別のマッサージ屋さんの店先にデカデカとポスターが貼ってあるのを見た。

 

『肩甲骨剥がしやってます!』

 

おお!

もうこれは社会生活の必需品となっているのか!

 

今でも何のためにやるのかはよくわかってないが、常識とか世の中の当たり前とは意味など知らなくても浸透していくものなのだろう。

 

『コーヒー飲んだ?』

 

みたいなことと同義語のように

 

『肩甲骨剥がした?』

 

と、挨拶がわりにみんなが言うようになる。

 

きっと。

 

 

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常識や当たり前とはいかに非常識なものか

 

昔ばあちゃんは、ばあちゃん手作りの梅干しを私に食べさせるたびにこう言った。

 

『酸っぱいもんば食べると体が柔らかくなるけんね』

 

今考えれば『ドーナツは真ん中に穴が開いてるからカロリーゼロ!』とサンドウィッチマンが言ってるのと同じことだ。

あれはばあちゃんのギャグだったのか!

 

ばあちゃん、ギャグのセンス超一流だったな。

なぜなら私も本当に酸っぱいものを食べると体が柔らかくなりそうな気がしてたからだ。

 

しかし真ん中に穴が開いているからと言って、誰もミスドのドーナツをカロリーゼロと思って食べている人はいない。

だから梅干し食ったからと言って体が柔らかくなるわけもない。

 

ばあちゃんのギャグは梅干しだけにとどまらなかった。

ばあちゃんは私に牛乳をたくさん飲めば背が伸びるからとよく言っていた。

 

だから私は給食の時に、牛乳が飲めない友達の代わりに私がいつも牛乳を飲んであげていた。

そういうやつが2〜3人いたから、いつも給食の時には私のお腹はパンパンだ。

 

そしてだいたい午後の授業の時に腹が痛くなる。

結果、私の背丈は175cmと男としては普通で、今は乳糖不耐症となり乳製品を食べると下痢をする。

 

私のばあちゃんの知恵袋はいったいどうなってたんだろう?

 

他にもばあちゃんは、食べてすぐ寝ると牛になるとか・・・

スイカの種を飲み込むと盲腸になるとか・・・

写真を撮られると命を吸われるとか・・・

わかめや昆布を食べると髪が増えるとか・・・

 

いろいろな知恵を私に教えてくれた。

でもね、ばあちゃん。

 

もう何千枚写真撮ったかわからないけど命を吸われたことは一度もないよ。

 

わかめや昆布も頑張って食べてきたけど、結局うすらハゲになっちまったよ。

 

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世の中の常識も当たり前もだいぶ変わった

 

どうやら世の中の知恵袋の中身もだいぶ変わったように思う。

子供がなりたい職業は会社員とユーチューバー。

 

会社員になっても出世は望まず自分の時間を大事にする。

社畜なんてもってのほか。

 

一生結婚したくない人の割合が過去最高になり、20代の男性でデートの経験がない人が4割。

子供を欲しくない女性の割合が男性の2倍。

 

GDP世界第3位の日本なのにその国に住む国民は貧困と呼ばれるようになり、若者の死因第一位は自殺。

働き方改革という美名の元、会社員も副業で金を稼ぐことが当たり前となり、30年も上がらない賃金を政府は上げる手立てもない。

 

ベストセラーとなった『Japan as No.1』という本は、今の日本にとっては強烈なジョーク?

そして豊な日本という言葉を聞くことはなくなった。

 

今となっては日本が『エコノミックアニマル』と世界から揶揄されたのも、褒め言葉だったとしか思えない。

 

今ある常識や当たり前とは過去のもので、若い人たちにはこれから新しい経験を積んで新しい常識を作っていただきたいものだ。

 

私たち老人の役目は古い常識を未来に伝えないこと。

未来にじいちゃんのギャグは必要ない。

 

世界もまた同じだ。

 

戦争は大国が必ず勝利するというのも、これもどうやら当たり前じゃなくなる。

 

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