減額率が変更に
先日『年金は何歳からもらうのがお得!?』という記事を書いたばかりだが、私はすでに62歳から繰上げて受給しているので、繰上げ受給をおすすめしている。
理由については前の記事を読んでいただければと思うが、簡単に言うといつ死ぬのかわからないのに、長生きを前提に考えるのは合理的ではないということ。
もうひとつは、損益分岐点で考えると年金は早くもらっておいた方がよさそうという理由からだ。
しかしここにきて、やはり年金は繰上げ受給したほうがさらにお得になるというニュースが舞い込んできた。
今日のブログを読んだ方はラッキーだぞ!
さあ、私にお歳暮を送る準備をしておこう。
そのラッキーなニュースとは・・・
前の記事にも書いた通り、年金を繰上げて受給すると65歳以降からの年金の受給額が30%も減額される。
それはたいへん大きな額ではあるが、実際には早くからもらっている分を加味して計算すると、損益分岐点は76歳となる。
要するに、あなたが76歳を過ぎてからの生存期間で損をする額が変わるということ。
しかしその30%という減額率は、以下の式によって計算されている。
1ヶ月の減額率0.5%×繰上げ月数
仮に5年繰上げて60歳から年金を受給したとすると・・・
0.5%×60ヶ月=30%
という計算になり、65歳以降の年金の減額率は30%だと言っているのである。
ところがこの1ヶ月の減額率が、2022年から現在の0.5%から0.4%へと変わることになったのだ!
みなさん、意味がわかるだろうか?
ちゃんとわかっているならここは喜びをあらわにするところである。
バンザイするなり喜びの舞いを舞うなりして狂喜乱舞してほしい。
さらに詳しく説明すると、1ヶ月の減額率を0.4%にして先ほどの60歳から繰上げ受給をした場合を計算してみよう。
0.4%×60ヶ月=24%
なんと6%も減額率が減少したではないか!
これにより損益分岐点もかなり下がることになる。
なんと80歳を超えて、限りなく81歳に近い年齢が損益分岐点なのだ。
81歳以上生きることで65歳で年金受給開始した方達は元がとれることになる。
日本の男性の平均寿命をご存知だろうか。
81.41歳だ。
女性はともかく、男性は絶対にこの平均寿命を超えないとお得にはならない。
もし私が81歳まで生きたとしよう。
それから私のお得期間がスタートするのである。
その年齢になっていったい何にお金を使うのだ?
81歳で相変わらずZOZOで服を買っているとも思えないし、三茶のスナックに飲みに行ってるとも思えない。
酒ももうほどほどだろうし、お金を使うことなんてないじゃないか!
ということでまとめると・・・
これから年金を受給する方は、できるだけ繰上げ受給する方が受給総額は多くなる確率が高いということである。
ただし、一度年金受給開始年齢を決めてしまうと、あとで変更はできないから決めるときはよくよく熟考いただきたい。
こうやって年金のニュースに一喜一憂しながらも、年金生活は今日も続く。
もらえる年金が多いのにこしたことはないが、社会全体の構造にも目を配りたい。
仮に年金が20万だとすれば年収は240万。
240万というと、社会に出て初めてもらう給料くらいだろうか。
実は、シングルマザーの家庭の約半分が年収200万以下で生活をしている。
もちろん子供を抱えながらである。
私たち年寄りは少ない年金でもなんとか頑張るから、相対的な貧困に喘いでいる親子を政府は救ってほしい。
私たちの未来はもう僅かだが、この親子の未来はこれから始まるのだ。
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
ぺこりーのさんは
年金のことしっかり考えて受給開始時期を決められたのですね~
私みたいに面倒くせ~って思ってたらダメなんですね。^^;
ゆいまるくんはボール遊びとかしないんですか?
シーズーってあまり活動的ではないのかな?
Kayさん
コメントありがとうございます!
私は自分の損得に関係することは勉強するんですよ〜。
最初から繰上げ受給を決めてましたし、フリーになりたいと思ってました。
しかし年金のことは年金事務所に行っても、聞かれたことしか教えてくれず本当に不親切と思いましたね。
このブログは我ながらためになるなと思ってます(笑)
ゆいまるはボールよりもぴいぴい鳴るおもちゃが好きで、よく遊んでますよ。
[…] […]