緊急時に鳴らないアラーム
一昨日の地震には東北や関東近県の方は驚かれただろう。
私も熟睡していたが、あの強い揺れで目が覚めて眠れなかった。
まさに東日本大震災を思い出すような、そうとう強い地震だった。
幸運にも私の部屋では倒れたり落ちたりしたものはなく、まったく被害はなく無事だった。
しばらくして落ち着いて考えてみると、いつも鳴るはずの地震速報のアラームが鳴らなかったのに気がついた。
今までたいした揺れもないのにあのアラームが鳴り響くので、地震の揺れよりもあのアラームの方が恐怖だった。
うちのゆいまるもあの音が鳴るととても怖がる。
しかしそれで命が助かるなら、多少うるさくても鳴ってもらう方がいい。
でも昨日は鳴らなかった・・・
なぜ!?
みなさんのスマホは鳴っただろうか?
震度5以上でアラームは鳴るらしいが、いつも揺れに気づかない程度の地震でも部屋中に響き渡るほど鳴るのにな〜。
しかし、東京はあれで震度4とは・・・
震度7や8という地震はいったいどんな揺れなんだろうか。
恐ろしい〜。
私は恥ずかしながらあの揺れでも体が動かなかった。
ひょっとすると大きな地震が来ても自分は何もできないのではないかと思った。
情けない。。。
私は運良く大きな災害らしい災害には出会ったことがないが、まだ福岡にいるときに一度だけマンションで火災が発生したことがある。
私たちは6階に住んでいたのだが、一つ上階の7階の斜め上の部屋から火が出たのだ。
斜め上だからとても近い!
火災は昼間で、家には嫁がひとりでいて娘はマンションの目の前の保育園に行ってたので無事だった。
嫁は煙に気づくと同時に火災報知器が鳴り出したので、びっくりして貴重品だけ持って慌てて外に出たと言っていた。
火事の直後に嫁から私の携帯に電話があったので私もすぐに自宅に向かったのだが、何台もの消防車に阻まれて車が駐車場に入れられない。
嫁から何度も携帯に電話があり、とにかく大事な物だけ持って逃げたからと言っている。
どうやら嫁も無事らしい。
私は一安心して、非難したマンションの住人たちの中から嫁を探した。
けっこう大型のマンションだったので、マンション前の公園が人で溢れかえっている。
住人のみなさんは、それぞれ大事なものを抱えて非難したんだろう。
夫婦で大きな金庫を運び出している人もいた。
あんな重いものをよくぞ二人で運んだなと思ったが、これが火事場の馬鹿力と言うのだろう。
奥さんの方は力を出し切ってへたり込んでいた。
他にも掛け軸を持っている人がいたり、赤ちゃんを抱えている人、なぜか生協のお届けボックスを持っていた人もいた。
届いた食材が一番貴重だったんだろう。
そしてようやく嫁を探し出すと、嫁は青い顔をして裸足で立っていた。
私の顔を見てようやく顔色が戻ってきたが、嫁も大事そうに重そうな箱を抱えている。
けっこうでかい箱だ。
その重そうな箱の中を見てみると、なんと家族のアルバムだった。
ゆうに20冊はあっただろう。
嫁に『これだけ?』と聞くと、いやまだあると言う。
箱の下の方に自分の財布や生命保険の証書と印鑑、そして私がこっそりへそくりを隠しておいたポーチがはいっているではないか!
『こ、こいつ知ってたのか・・・』
当時は写真をデータで保存する時代ではなかったから、もし写真が燃えてしまうと思い出さえも消失してしまう。
生命保険の証書と印鑑は同じ引き出しに入れておいたから、それは丸ごと運び出したんだろう。
しかし私のへそくりまで冷静に持って逃げるとは・・・
私は一昨日の地震でも体が動かなかったというのに、嫁は上階の火事でさえ冷静沈着に貴重品に優先順位をつけ持ち出している。
侮れない女だ。
火事はしばらくして鎮火したが、実はその火元の部屋の男女二人が警察から事情を聞かれていた。
しかしその二人の格好は上下チグハグな服を着て、男の方は上はカッターシャツだが下はパンツ一枚!
あとから聞いた話だが斜め上の部屋はシングルマザー世帯で、若い母親とうちの娘と同じくらいの男の子の二人暮らしだそうだった。
実はその男の子がライターでカーテンに火をつけたのが、火災の原因だったと判明した。
では若い母親とパンツ一枚の男は何をしていたかというと・・・
ナニをしていたそうだった(//∇//)
嫁はその母親とは子供の年齢が同じくらいだったので顔見知りだと言っていた。
母親とパンツ男に邪魔者にされた男の子は、何か不満だったのだろう。
そのパンツ男のライターで火遊びをしているうちにカーテンに火が燃え移ってしまったのだそうだ。
だからあの二人の格好が、まるで売れない夫婦漫才師みたいな格好になっていたのだ。
お騒がせな母親のせいで、マンションは半年くらい足場が組まれ大規模な修繕をすることになった。
母親はマンション中に頭を下げて回っていたが、みんなからいちいち火事の理由を聞かれるので、もうそうとうな罰は受けただろう。
住人もすでに原因は噂で知ってるくせに、根掘り葉掘りネチネチと聞いているのだ。
うちにもお詫びに来ていたが、腹を立てていた嫁がにっこり微笑みながらこう言っていた。
『子供が寝てからにしてね』
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食は豚バラエスニック炒め定食。
スーパーの九州うまかもん市で辛子れんこんを見つけたので買ってきた。
辛子れんこんはそのまま食べるのもうまいが、フライパンで焼いて塩コショーを振って食べるのもうまい!
ランチはフジッリのトマトスープ温玉のせ。
紫キャベツ、タマネギ、長ネギ、カリフラワー、赤大根、砂糖さや、トマト、温玉という材料。
砂糖さやはスナップエンドウと同じようなものだが、スナップエンドウより甘みを感じるところからその名がついたのだろう。
でも砂糖は言い過ぎ。
夜は辛子れんこんをつまみに焼酎を飲んだ。
鼻に抜ける辛子の辛さで親父が悶える。
またもや地震の被害にあわれた東北のみなさんにはお見舞いを申し上げたい。
地震が来るたびに思うが、災害が起こるのは当たり前であることと、そのための備えが大事であること。
私も常に水とゆいまる用の牛乳とインスタントラーメンや缶詰などを備蓄している。
しかし今回の地震で再度備蓄を確認してみたら、いつのまにか全部食べてしまっていた・・・
そうだ。
消費期限が近くなるものから少しづつ消費しているものだから、補充を忘れているのだ。
そして忘れた頃に地震がきた時には、備蓄は全部食べ切ってしまっているという現状。
これでは何をやっているのかわからない。
それと日頃から好きな食べ物は備蓄できないこともわかった。
私の好きな博多ラーメンとかカレーの缶詰とかは、買ってもすぐに食べてしまうので備蓄にならないのだ。
まあ水さえあれば1週間分くらいはすでに体に備蓄されているのだが・・・
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
災害に備えておくのは本当に大事ですね。
私は阪神・淡路大震災で被災したのですが、
日頃から地震に備えておけという父の言葉に従い、
枕元にはいつも懐中電灯を置いて寝ていたので命拾いしました。
(父はその他にも重い家具の下前面に厚紙を敷いて高くし
こちら側に倒れてこないようにする等、独り暮らしの私のために
地震対策をしてくれていました。震災を予期していた?!涙)
あとぺこりーのさんの奥様と同じく(日頃から心の準備をされていたはず!)、
私も有事に持って逃げる物を決めていたので、それを迷うことなく引っ掴み、
懐中電灯を握りしめ裏口から出て塀をよじ登り脱出しました。
表のドアは地震の揺れで歪んで開かなかったんです。本当に怖かった。
けど火事は何もかも灰にしてしまうので違う怖さがありますよね。
最後になったけど、
東北をはじめ日本が無事なことを心よりお祈りしています。
ちなみに私が住む州は今大寒波に見舞われていて、
明日はウチ周辺地域では史上最低気温の-17℃になるようです。
この数日全てが凍りついています。いったい地球どうなってるのかな?
Kayさん
コメントありがとうございます!
阪神・
淡路大震災で被災されたんですか!!
それは大変でしたね。
しかしお父さんはすごいです!
本当にお父さんに命を助けられたと言っていいですね。
東北の今回の地震は、揺れは10年前の地震よりも揺れたのだそうです。
津波がないのが不思議ですが、本当に宮城・福島にお住まいの方には何と言っていいかわかりません。
[…] フジッリのガーリックマリネ。 […]