出会った人と出会わなかった人
土曜日の番組『王様のブランチ』で芸人のパンサー向井さんが言っていた。
『人生って結局誰と出会って誰と出会わなかったかで決まる』と・・・
なるほどそうだと私も思った。
お笑い芸人さんがたまに真面目なことを言うと妙に胸に刺さる。
私は嫁と出会い結婚し素晴らしい家族のおかげで、自分もまた素晴らしい人生をおくることができた。
しかし私もどこかのタイミングで出会わなかった人がきっとたくさんいたのだと思う。
もしその人と出会っていれば私の人生はいったいどうなっていたのだろう。
こういうことを考え出すと妄想が止まらない。
ただ、出会っていてもよさそうな人が何人か思いつく。
その人たちともし出会っていれば・・・
私が京都の大学に通っているときに、同じ学部にロシアからの留学生のロシア人女性がいた。
名前はさすがにもう記憶にないが、たしかシャラポワ?みたいな名前だったような気がする。
ラスプーチンとかゴルバチョフとかいう名前ではなかったと思う。
シャラポワとは同じ大学で同じ学部だったというのに、現実では言葉を交わしたことすらなかった。
理由はわかっている。
私が大学に行かずにバイトばかりしていたからだ。
シャラポワはおそらくロシアでも裕福な家庭だったのだろう。
着ている服や持ち物などでその育ちの良さはわかる。
しかし私はと言えば学費を稼ぐために鬼のように働いていた。
学費を稼ぐために働いているのだが、大学に行かないのでは意味がない。
だからシャラポワとの出会いなんてあるわけがなかった。
私の出会いと言えば、バイト先で一緒に働いていた京都の暴走族のような友達ばかりだった。
土曜日の夜はその素敵な友人たちと、派手な車で河原町あたりをパラパラとホーンを鳴らしながら爆音を上げて走る。
そんな学生だったのだ。
ヤンキーばっかりが働いているような居酒屋なんかでバイトしていたからそうなったのだ。
そこから人生を踏み間違えている。
バイトのリーダーはビールジョッキを一度に何個持てるかで決まった。
働きぶりなどではない。
なぜ学生時代にシャラポワが行きそうなカフェとかでバイトしなかったのだろうか。
今頃、急に悔やまれてしょうがない。
もし仮に私がちゃんと大学に通って授業も真面目に受けていたとしよう。
おそらくだが、シャラポワとも仲良くなるチャンスがきっとあったに違いない。
シャラポワともし出会っていれば・・・
ここからは妄想だ。
シャラポワはロシアの富豪の娘で、ご両親はロシアのインフラのほとんどの事業を手がけているという、ある意味プーチンよりもロシアでは偉い。
その富豪の娘シャラポワが私に一目惚れしてしまったのだ。
一目惚れ?
妄想にしても限度があるだろう。
しかし私のような男でもなぜかロシア人にはかっこよく見えるらしい。
よくある外人さんあるあるだ。
そして私は大学卒業後はシャラポワと一緒にロシアへと渡る。
シャラポワのご両親の企業グループの重役となるためだ。
私はプーチンに頼まれてロシアと日本の友好の架け橋役まで務めるようになり、私が尽力したおかげで北方領土は日本に返還された。
私への感謝を込めて北方領土になんと私の銅像を立てることになった。
しかしあれからもう40年も経ったが、実は銅像はまだ建築工事が終わらず完成にはあと35年もかかるそうだ。
サグラダ・ファミリアか!!
それにしても妄想力すごすぎだな。
でもなかなかいいじゃないか。
あの時シャラポワともし出会っていれば、こういう人生もあながちないとは言い切れない。
しかしなぜ出会わなかったのか・・・
問題はバイト選びだ。
そこ?
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食は昆布サバ定食。
いつもの昆布サバだが安定のうまさ!
前日作った煮物が1日たってさらに美味しくなっている。
白いご飯にあうあう。
ランチはいつもの男のミート丼スペシャル。
何がスペシャルかというと、何ひとつ自分で作ったものがないというのがスペシャル。
全部買ってきたものをただ切って炙ってのっけただけ。
晩ごはんは鯛のカルパッチョディル風味、豚肉とえのきの薄揚げ巻き、サラダ、煮物、じゃこ天。
これが意外に美味しかった!
えのきと豚肉を味噌ダレと一緒に薄揚げで巻いて、レンチンした後にグリルでこんがり焼いて出来上がり。
薄揚げを焼くと実に香ばしい。
しかも味噌ダレとよくあう!
こちらは以前レシピを紹介した鯛のカルパッチョディル風味。
ビネガーは入れずにニンニクと岩塩とEXVオイルとディルで和えるだけ。
これは焼酎でも白ワインでもビールでなんでもあう!
養殖の鯛だと冊で買っても400円くらいなので実にお得。
しかも美味しいよ〜。
もしシャラポワと結婚していたら、こんな和食は食べてないんだろうな。
毎日ボルシチかピロシキかビーフストロガノフばっかり?
いやいや。
それは無理!
やっぱり日本人の嫁でよかった。
今日のブログも我ながら実にくだらない話だった(笑)
だったら書くな!
しかし妄想は楽しいからやめられない。
久しぶりに大学時代のことを思い出したけど、今振り返ってみればすべてが夢のようだ。
長い時間が経ちすぎて、そんな時代が本当にあったのかとさえ思えてくる。
実は今だけが現実で、過去の出来事は長い長いRPGだったんじゃないのか?
不思議な気分だ。
自分の記憶に残ってないものはすべて404error。
今持てるだけの記憶があればもういいか。
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!