人生は送りバント〜バントする奴と塁に出る奴

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任天堂Switch

 

春は出会いと別れの季節

そして子供も大人も

ひとつ成長を遂げる季節でもある

 

新しい学校へ進学する子供達がいれば

初めて社会人として羽ばたく大人もいる

 

春ってどこもかしこも

ワクワクで溢れかえっているな

 

 

実は先日私の娘から写真が届いた

長男が真新しいランドセルを背負っている写真だった

 

どうやら小学校の入学式だったらしい

いい家族写真だ

 

では私からも何かお祝いをするから

孫の◯◯くんが欲しいものを教えてくれとLINEした

 

するとすかさず娘から返事が来て

◯◯くんは任天堂のSwitchをめっちゃ欲しがっているという

 

でも親である娘はどうもゲーム機を買うのは

まだ気が進まないらしい

 

小学校に入学したばかりだしな

まあ、親としてはできるだけテレビゲームは

やらせたくないんだろう

 

それでいろいろ理由をつけて

買い渋ってきたようだ

 

はいはい、わかるわかる!

でもな

お前は子供の頃、ゲームやってたじゃん!

 

自分が親になったとたんゲームを悪者にするな!

 

ということで私が孫の入学祝いに

任天堂の新型Switchを買ってあげることにした

てか、もうAmazonで買って送っておいた

 

実は今月、手術のために私が入院するので

入院中の暇つぶしにSwitchを買おうとしたのだが

買わずによかったと思った

 

いくらなんでもお祝いなのに

私が一度開封したものをあげるわけにはいかない

 

Switchも68歳のジジイに遊ばれるよりも

ピカピカの小学一年生に遊んでもらった方が

嬉しいに決まっている

 

 

このブログを読んでいる方の中には

え〜!孫の入学祝いにゲーム〜?

と思われる方もいらっしゃるかもしれない

 

ちっちっちっ!

 

今時のゲームを舐めたらいかんですよ!

今やプロゲーマーは世界中に存在するし

稼ぐお金も半端ない!

 

なんでも一緒だが

とことん好きになってのめり込めば

将来の仕事の選択肢にもなりえるのがゲームなのだ

 

まあ、私の孫がそうなるかどうかは置いといて

ゲームだからと頭から排除せずに

子供達の将来の選択肢を

一つでも増やしてあげようじゃないか

 

私みたいな老ぼれは

若い人にチャンスを与えることしかできないのだから

 

もしかするとそのチャンスを誰かが掴んで

夢を実現することができるかもしれない

 

たまたま今回は、それが私の孫だったのだ

私の送りバントで

孫が塁に立つことができればそれでいい

それで私は役目を終える

 

 

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人生は送りバント

 

実は昨日見た青春映画の中のセリフだ

最初は微妙だったが

見終わったら不思議と心に残るものがあった

 

高校野球の映画なのに野球のシーンは一つもない

男女4人の高校生がアルプススタンドのはしっこで

気が乗らない野球の応援をしながら

試合の進行と自分たちの冴えない青春時代を

重ねていくというストーリー

 

キラキラした青春なんてごく一部の若者の話で

その多くは中途半端な年代だからこその悩みと

学校という強制的なコミュニティの軋轢

親や友人との人間関係に

ただ苦しむだけの時間なのかもしれない

 

そんな冴えない高校生の会話に出てくる

『人生は送りバントさ』という言葉

 

いろんな捉え方があると思うが

私はこの言葉を聞いてこう思った

 

みんな誰かの送りバントのおかげで

塁に出ることができたんじゃないか?

 

塁に出て夢が叶った

スポットライトが当たった

拍手をもらえた

幸せになれた

 

送りバントをしてくれた人のほとんどは

塁に出れずにアウトになる

ゲームから消えるのだ

 

犠牲という言葉は好きじゃないが

誰かが自分を生かしてくれたことは間違いない

 

送りバントという言葉が

なんだかすごく素敵な言葉に聞こえた

 

 

映画ではこんなセリフを言うシーンもあった

『人生にはどうしようもないことってあるよね』

 

どんなに努力しても報われないことなんて

生きていればいくらでも経験する

 

でもまだ高校生なんだからそんなこと言うなよ〜

そんな経験は大人になってからすればいい

 

今は青臭いと言われようが

『夢と希望』だけを信じていればいいのだよ

 

それでも・・・

それでも今の世の中・・・

 

若者にとっても

どうしようもないことが多すぎるのかもしれない

だから誰かの送りバントが必要なんだろうな

 

こじつけるわけじゃないが

私の孫もどんなにゲームが欲しいと泣き喚いても

自分の力じゃどうしようもないこと

 

いいよいいよ!

じいじが送りバントしてあげる!

 

ちっちゃな子供の夢を

私が叶えてあげようじゃないか!

だからいつかホームベース踏めよ

 

 

実はね

 

じいじもずっと送りバントしてもらったんだよ

もし今も生きていれば

君のばあばだった人からね

 

 

 

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コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. 腰椎折っちゃったおばさん より:

    ペコリーノさんてロマンチストだったあ!

    今日も含蓄あるお話、有難うございました。

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