老後が孤独だと辛いのか?〜大勢の人の中にいて孤立するのも同じこと

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孤独担当大臣って・・・

 

英国に続いて日本にも孤独・孤立対策担当大臣が任命された。

坂本一億総活躍担当大臣が兼務するそうだ。

 

そんなにいくつも兼務して結果が出せる人ってそうとう優秀な方なのだろう。

ぜひ頑張っていただきたい。

 

と年寄りは嫌味を言いつつ、あらためて孤独について考えてみる。

なんだか『孤独』=『悪い』みたいな書き方の記事をよく目にするが、私は本当にそうだろうかと思う。

 

孤独のあり方も人それぞれだろうが、2030年には『生涯独身』という男性の割合が30%を超えるそうだ。

自ら結婚という選択をせず生涯独身として生きることを選んだ人たちは、あえて孤独な人生を選択したことになる。

自ら選んでおいて孤独は辛いとは言わないだろう。

 

私のように長い結婚生活を経て、配偶者に先立たれ孤独になった人もいる。

そもそも長年連れ添った夫婦ですら、夫婦が同時に死ぬことはよほどの事故か事件しかありえないから、結局はひとりで死ぬことになる。

 

残った方は自ずとその後の余生はひとり孤独に生きるしかない。

死んでしまった方もひとりで死ねば孤独死と同じだ。

孤独死もまた社会悪のように言われているが、死の間際にひとりだろうが家族といようが死ぬのはひとりだから孤独死しか選択肢はない。

 

しかし結婚生活という誰かと寄り添いながら生きてきた長い経験があれば、人生の終焉の短い時間が孤独だろうがなんだろうが、もうどちらでもいいではないか。

長い結婚生活の思い出をトレースしながらひとりで過ごす時間もまた、結婚生活の一部だと思う。

 

傍目には孤独に見えるだろうが孤独感など感じていられない。

私などひとりでいることが快適だし自由でストレスフリーだ。

 

こう書くとよほど結婚生活はストレスだったのかと誤解されそうだが、このブログの過去記事を読んだ方はおわかりのようにそんなことは微塵もない。

ひとりで生きることも2人で生きることもストレスフリーだと言いたいだけ。

ただし、私には嫁との長い結婚生活の思い出と、結婚という制度で人として学んだことがたいへん大きかったため、それがなければ今のような真の満足感というものは得られていないのは間違いない。

 

どちらかの配偶者が先に旅立つことは当たり前のできごと。

残された方はその時は天が崩れ落ちるように泣いたとしても、冷静になったときにまた気づく。

ああ、結婚生活はまだ続いているんだと・・・

 

冒頭の政府主導の『孤独・孤立対策』だが、政府が考えることっておそらくひとり暮らしの老人を無理やりどこかのシェアハウスや老人ホームに入れたりして、誰かと一緒に住むことを強制するような気がするのだ。

誰かといるから孤独なのではない。

タイトルにも書いたが、大勢の中にいてもそのコミュニティに馴染めなければ今度は孤立する。

 

私がひとり暮らしをしているのは一緒に住みたい誰かがいないだけで、誰でもいいから一緒に住みたいなんて思うわけがない。

東洋経済ONLINEの記事に書いてあったが、『孤独学』を専門にされている脳科学者によると、友人がいてSNSで社会ともつながっているにも関わらず、『孤独で寂しい』と感じる人のほうがより深刻なのだそうだ。

それを『つながり孤独』と言うらしい。

 

結婚を望まない男性がいずれ3割を超えるということは、少子化社会はこれからますます進むということだ。

また希望出生率を1.8人にすることも現状からは程遠い。

 

人口が増えなければ国力は衰えGDPは衰退の一途をたどる。

さらに高齢者が増え続けることで社会保障も立ち行かなくなるのは自明だ。

 

実は遅々として進まないこれらのことは、安倍前総理が2015年に打ち出した『一億総活躍プラン』の内容である。

そろそろ6年になろうとしているが、何か明るい兆しが見えたという話は聞こえてこない。

そしてその一億総活躍担当大臣が冒頭に紹介した坂本大臣なのだ。

 

さらにその坂本大臣が兼務するというのが『孤独・孤立対策担当大臣』なのである。

なんとなく結果が見えている気がするのは私だけ?

 

ここで私個人の持論を述べさせていただくと、孤独や孤立、少子化、生涯独身というワードを全部テーブルに広げて考えてみよう。

 

私は『結婚』がどれほどすばらしい制度であるか、もっと啓蒙すればいいと思っている。

結婚することでしか得られない人生の充実感、自分が生まれてきた意味、他人のために我慢をすることで出来上がる人間性・・・などなど、日本の若い人たちが結婚っていいな〜と思うような、それこそ政府広報やキャンペーンを大々的に行えばいい。

 

結婚に失敗してもいい。

また結婚すればいいだけのことである。

 

事実婚でもいいしマイノリティの方たちがパートナーを見つけるのでもいい。

誰かと共に歩く人生はこれほど素晴らしいということをみんなが経験すれば、たとえ年老いてひとりになったとしても孤独感など感じない。

 

おそらく人口も増えるだろう。

愛することに目覚めた若者が子供を生み国力は回復する。

それは日本のGDPも押し上げるだろうし、若者が増えれば社会保障費だって払えるではないか。

 

結局は愛なのだ。

 

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老後のおひとりさまごはん

 

昨日の朝食は野菜たっぷりクラムチャウダーとオーガニックバナナ。

バナナはうまいな〜!

同じネッチョリーノでもアボカドとはぜんぜん違う。

アボカドをディスるとまた苦情が・・・

まだまだ朝は寒いので熱々のスープが体に沁みる。

 

ランチはビーフカレー

今回はインディアンカレーのようにライスにドバっとかけてみた。

お味はインディアンカレーのように甘くはなくてスパイシーだが、もうカレーで失敗することはないな。

 

 

 

カレーを食べ終わった直後にまたカレーが食べたくなる。

困ったもんだ。

 

 

夜は休肝日なので銀だらの西京焼き定食。

SEIYUネットスーパーで買った冷凍なのに銀だらはうまいね。

 

あとは昨日の残り物などを並べただけ。

冷蔵庫が空になるとなんとなく嬉しい。

食材を使い切ったという変な達成感がある。

 

コロナで外出もできず鬱々としている方が多いだろう。

緊急事態宣言下では、仕事終わりに開いているお店も少ない。

毎日の食事にも困っているという人たちの話は、ニュースでもよく見かける。

 

しかしコロナに関係なく自分の人生を切り開くのは自分しかいない。

リーマンショック、就職氷河期、震災、水害、受験失敗、病気・・・

困難を数えあげたらキリがない。

 

孤独だって耐えられないという方にとっては大変な困難なのだろう。

しかし大臣の力など借りなくても、知恵を絞ればこれくらいの困難はきっと乗り越えられるはずだ。

 

孤独を経験したことがない人に頼っても、おそらく解決はしないはずだから。

 

コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. こしあん より:

    えー?
    孤独孤立対策って、ひとり暮らしの老人をシェアハウスやホームに入れることになっちゃうんですかね?
    やっだ~、でも、なきにしもあらずですね。
    怖いから長生きしたくないです(T.T)

    TV見てますと、ひとり暮らしだった有名人が亡くなると、必ず孤独死だったと公表されますが、死ぬ時はみんなひとりなんだし、いちいちうるさいわ~!って思っているのは、私だけではないと思いますわ。
    せめて、「ひとり死」って呼び方でもいいと思いますね。

    固めのアボカドなら、炒めて食べると美味しいですよ~♪
    是非チャレンジしてみてくださいね。

    • ぺこりーの ぺこりーの より:

      こしあんさん

      コメントありがとうございます!

      おそらく政府が考えることってそんなことだと想像してますがね〜。
      とにかく誰かといれば孤独じゃないということで。

      アボカドを炒めるんですか!!
      へ〜、それは知らなかったです。
      レシピ検索してみますね。

  2. Yoshi より:

    ぺこりーのさん、こんにちわ

    日本にも、孤独・孤立対策担当大臣が任命されてのですか。
    それにしても、本当に必要なポストなのでしょうか?

    生涯独身を選択する方が増えているようですが、
    その背景は何なのでしょうね?結婚して子供を育てるのが大変だからでしょうか?
    それとも自由気ままに生きたいからでしょうか?

    僕も若い頃は結婚なんて考えていませんでした。
    結構好き勝手に生きていましたし、
    結婚なんて制度で自分の人生を縛られたくないとか思ってました。

    しかし、僕は結婚しました。しかも国際結婚です。
    加えて日本ではなく妻の母国タイへ完全移住しています。
    3人の子供を授かり、日々楽しく暮らしています。

    結婚によって本当に多くのことを学びました。
    人生観が変わるとは正にこのことです。
    ダメ人間だった僕でも少しは人として成長できたと思っています。

    タイでも少子高齢化が進んでいます。それもかなりの勢いで。
    生涯独身を選択するタイ人も増えてきていますし、
    結婚・事実婚をしていても子供をつくらない選択をするカップルも多いです。
    理由としては経済的に子育てをするのが難しいというのもあります。

    日本もタイもですが、政治家先生たちは、
    子供が欲しくても経済的に難しい世帯に対する支援と、
    安心して子育てができる環境を整えることに、もっと注力すべきだと思います

    それと、タイで結婚しない理由の一つに、
    タイ人男性はだらしなく、浮気症で、安心して家庭など持てないというのもあるようです。

    ですので、外国人男性と結婚するパターンも多いです。
    その外国人男性の中には日本人も含まれています。
    一部夜の町で不埒な行いをする日本人もいますが、
    タイ人女性の日本人男性に対するイメージは「まじめで働き者」です。
    どうでしょう、日本の男性諸氏、
    タイ人女性との国際結婚もありかもしれませんよ。

    • ぺこりーの ぺこりーの より:

      Yoshiさん

      コメントありがとうございます!

      いや〜、イギリスで孤独担当大臣ができたと聞いたときにジョークかと思ったんですが、まさか日本にもできるとは思いませんでした。
      それより婚姻数を伸ばすキャンペーンの方が絶対いいと思うんですが・・・
      結婚しない理由は一番は経済的理由ですね。
      日本は教育費が高いので、もし独身だったらその経費がまるっと浮くことになりますから、生活は全然違うものになると思います。

      タイも少子化ですか〜。
      香港もそうだしアジアの方が少子高齢化はすすんでますね。
      イギリスやアメリカは出生率が高いので、アジアよりも国力が維持できると思います。

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