今までと逆になった!
大して話題にもならなかったが、今までの健康保険証は2024年に廃止されマイナンバーカードと合体した新しい『マイナ健康保険証』に取って代わるというニュース。
とにかく日本国民の興味が薄いこのカードだが、実は2022年10月からこの人気のないマイナ健康保険証を使うと、なんと医療費が安くなると言ったらどうする?
しかも今までの健康保険証だと逆に医療費が高くなったのだ!
この物価高に喘ぐ今、なんでもかんでも少しでも安い方がいいに決まっている。
ただ、病院に行った際にマイナ健康保険証を見せるだけでいいのだから。
じゃあその額はいくらかというと、初診で21円徴収されていたのが9円に下がる。
一方、今までの保険証を使うと初診で9円かかっていたのが12円に引き上げられた。
再診の場合はマイナ健康保険証でも従来の保険証でも上乗せはなし。
なんだ僅かな金額じゃないかと思われるかもしれない。
しかし、実は9月末まではこの徴収額は逆だったのである。
詳しくは私が以前書いた記事を読んでいただければよくわかると思う。
『マイナ健康保険証を使うと紙の保険証より自己負担が多いってどゆこと!?』
丸めて説明すると、9月末までは現行の保険証を使うと0円で、マイナ健康保険証を使うと21円上乗せされて徴収されていたのだ。
なぜこの金額が徴収されていたかというと、病院側が政府から導入するマイナ健康保険証のシステム費である。
病院の負担が増えるから患者の医療費に上乗せしてやれということだ。
おそらく全国の医師会と厚労省の役人とが話し合って決めたのだろうが、そんなことは年金暮らしの年寄りなど知るよしもない。
もうこの世には赤ひげ診療所みたいな病院はないんだろうな。
そして今度は、マイナンバーカードを普及させるためにマイナ健康保険証の負担金を下げ、従来の健康保険証の負担を増やすということにしたのだ。
結局、どっちにしても患者の負担ということになる。
賢いやり方だな。
厚労省の役人はみんな、ブラックな一休さんみたいなやつばっかなんだろう。
ただ、細かい負担金のことは差し置いて、このマイナンバーカード自体は私はもっと普及すべきだと思っている。
これが社会保障や税などのインフラとして定着したなら、とんでもなく便利になると私は思うのだが・・・
なぜこうも不人気なのか。
マイナンバーカードを保険証として使えるようになると、こんなことができるようになるのだ。
1、転職や引っ越しでもシームレスに保険証が使える。
転職したり引っ越ししたりするといちいち健康保険証の申請手続きをしなければならず、そこに手間がかかっていたのと、その度に発行まで時間がかかっていた。しかしマイナ健康保険証になると、手続きは必要だが保険証はシームレスに使える。
2、病院や調剤薬局での受付が自動化。
これも大変便利だと思う。受付窓口に並ぶ必要がなく、カードリーダーにマイナ健康保険証をかざすだけで自動受付され、顔認証機能で本人確認までが一瞬で済んでしまう。おそらく毎月月初めに要求されていた保険証の確認も、この一瞬で終わるはずだ。
3、マイナ健康保険証がお薬手帳代わり!
私は現在お薬手帳はスマホのアプリを利用している。しかしマイナ健康保険証になると、そのお薬の情報なども一括して登録されているため、いちいち調剤薬局からもらうQRコードをアプリに読み込む必要もなくなる。他にも特定診療の情報なども記録されるので確認したい時にマイナポータルで確認すればいい。
4、確定申告時にマイナポータルで医療費控除が簡単にできる。
年間10万円以上の医療費を支払うと医療費控除が受けられるが、そのために1年間病院の領収書をためておく必要があった。しかしその手間が省け、手計算、手入力の手間もないため間違いも起こらない。年間10万円って結構ギリギリの額なので、計算してみないとわからないことが多い。しかしマイナ健康保険証を使っているとそれが一目で確認できる。
5、高額医療費制度の限度額適用認定証が自動適用される。
これは私も何度か利用したことがあるのでたいへん便利な制度である。高額医療費制度は一旦は自己負担をするのが普通だが、それが限度額適用認定を行うことで一時的な支払いも不要になるということだ。私の嫁が入院した際に100万円近く請求があったが、この制度のおかげで大金を用意する手間もなく、わずか7〜8万円の窓口での支払いで済んだ。
どうだろうか。
マイナ健康保険証に変えるだけで、これだけの恩恵が受けられるのだ。
私個人としては、これだけの利便性を利用しない手はないと思っている。
ただしデメリットもないわけではなく、マイナンバーカードを常に持ち歩くことでの紛失や盗難の心配だったり、不正使用の心配が増えるというのはないとは言えないと思う。
そのメリットとデメリットをよく納得した上で、マイナンバーカードの申請を行っていただきたい。
今なら最大20000ポイントのマイナポイントがもらえる!
いずれにしろ2024年にはマイナ健康保険証にとって変わるのなら、申請するならポイントがもらえる今の方がいいに決まっている。
新庄監督や松坂大輔まで駆り出されて申請するように言ってるんだから、そろそろ申請してあげようじゃないか。
それに2024年のギリギリになると、絶対にまた窓口はパンクすると思うから。
マイナ健康保険証について動画まとめ
以下にマイナ健康保険証について、それぞれわかりやすい動画を貼り付けておいた。
みなさんが知りたい情報について、この動画を参考にしていただければと思う。
【どうやって使うの?実践編】マイナンバーカードの健康保険証利用
【どうやって申し込むの?今すぐできる!簡単申込編】マイナンバーカードの健康保険証利用
【何が便利になるの?メリット編】マイナンバーカードの健康保険証利用
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!