老いるのが怖い人へ〜すでに老後を迎えた老人がアドバイスする!老後こそ人生の放課後

老いるということ
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老いの特権

 

誰しも若いときは老いるのが怖いと思う時があるだろう。

これを書いている私だってそうだった。

 

老いるのは怖い。

できれば老いたくない。

そう思っていた。

 

しかし実際に老いた今は、老いることも案外悪くないと思っている。

なぜなら老いることで手にはいることもあるからだ。

 

それが老いの特権だ。

何が特権かと言うと・・・

誰しも若い時は、社会で生きていくための責任をたくさん背負って生きて行く。

 

学校を卒業すれば社会人として、結婚すれば伴侶として、子供ができれば親として、それぞれのライフステージで責任を全うすべく、社会の軸を外さぬように生きる。

しかし、老いてしまえばそんな責任からも開放され、老いたからこそ得られる自由がたんまりある。

 

言い換えれば人生のご褒美タイムだ。

 

もちろん、だからと言って社会生活の枠からはみ出して何をやってもいいとは言わないが、それでももうだいぶ大目には見てもらえるだろう。

家族が少なくなり一人の生活は寂しいものだが、この時間をゆっくり楽しめと神様はどんどん寿命を伸ばしてくれている。

 

残りの人生は生きたいように生き死にたいように死ぬ。

誰にも迷惑をかけなければそれも老いの特権だと思う。

 

いや、多少の迷惑はよしとしてほしい。

 

年寄りがかける迷惑などたかが知れている。

 

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老後は超がつくほど適当に

 

自由な老後の生活を楽しむために、私はちゃんとやることとやらないことを決めている。

ちゃんとやらないことの代表格は、バスタブは毎日は洗わないことにしている。

 

毎日風呂には入るが、私は先に体を洗って綺麗にしたらバスタブに溜めた熱めのお湯に5分ほど浸かってあがる。

他に誰もお風呂にはいる人はいない。

だからバスタブは毎日は洗わない。

 

掃除は豆にするが見えているところだけ掃除機をかける。

張り切って隅々まで掃除機をかけるのは週に一度程度。

 

老眼と緑内障で目は弱っているから、たいしてほこりも見えないので気にならない。

 

洗濯は一人暮らしにしては大きい10Kg洗いを買ったので週に一度でも間に合う。

歯はお昼頃に磨いてそれでようやく体が温まってくる。

 

早起きだが1日のスイッチがはいるのはお昼頃なのである。

 

お中元やお歳暮を贈るのは母親にだけ。

年賀状も出さないしいろんな付き合いもほぼやめた。

 

飲み会のお誘いも行きたくない飲み会は腰痛のせいにして行かない。

行きたい飲み会には腰痛は治ったことにして行く。

 

世間的な付き合いは極力やめて、お金も時間もなるべく自分の気持ちのいいことだけに使う。

こうやって生活を小さくして自分だけの時間を作り楽しむのだ。

 

老後はこれでいいと思う。

老いるのが怖いと思っていた人もこんな適当な生活って楽しそうに思わないか?

 

人間はやることをやれないとストレスが溜まる動物だ。

だからやることをできるだけ少なくすればストレスも溜まらない。

 

そうすると癌にもならず長生きできるではないか。

 

やることの代表は仕事だが、これはストレスが溜まってもしばらくはやらなければならない。

やらなくてもいいと決めているのはほぼ家事なのだが、残念なことに家事は私のストレス解消になっているからややこしい。

 

特に料理は時間をかけた分だけ美味しくなるから本当に楽しい!

自分が食べるものを作っているので、一番自分のために時間を使っている気がする。

 

仕事には終わりはない。

しかし家事はやれば終わるから気持ちいい!

 

気持ちいいことはやった方がいいに決まってる。

 

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人生の放課後

 

仕事から帰ってから飲むビールは格別だ。

家で仕事をしていると外に出ることがないから、たまに出かけるととても仕事をした気分になる。

美味しいビールを飲むために、今はまだ仕事もちょっとだけやっておくか。

 

仕事の後のビール

 

今はまだ若い人ももうすでに年老いた人も、みなさんせっかくだから老いの特権を存分に使ってほしい。

責任なんて堅苦しい言葉は還暦のときに捨てよう。

これからあるのはただ自分のための時間だけだ。

 

長いか短いかはわからないがそれもまたスリルがあっていいじゃないか。

私の寿命はここまでだったのかと、ずっと未知であった自分の寿命を知って死ねる。

 

人生で一番知りたかったことを知って死ねるとは、長生きをした自分へ神様からの最後のご褒美かもしれない。

 

老いるのが怖いと思っていた人も、実際に老いてみればいろんな楽しみが待っているから心配はいらないよ。

老後はいいぞ〜!

老後しか勝たん。

 

あとは仕事をいつやめるかだな。

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