地に落ちた日本人の民度
麻生某大臣が日本人の民度の高さを自慢していたが、このニュースを見てあなたはなんと言うだろうか。
コロナウィルスの影響で困窮する中小企業や個人事業主などを救済するために設けられた持続化給付金。
その給付金を不正に手にした持続化給付金詐欺犯がなんと6000人以上もいるというのだ。
総額は80億円にものぼるらしい。
私も個人事業主であるから、この給付金はたいへんありがたかった。
しかも申請から1ヶ月も待たずに振り込まれたのには驚いた。
さぞや世田谷区役所のみなさんはご苦労されたと思う。
いつも区役所の窓口でサービスが遅いと文句ばっかり言ってきたが、もう二度と言わない。
給付金の担当の方全員にもれなく金麦でも届けてあげたいくらいだ。
しかしなぜこの持続化給付金詐欺が起こったのか。
しかもこんなに大量に・・・
困窮者を助けるための制度を悪用してお金を騙し取るとは、モラルの欠けらもないと言わざるおえない。
受給資格として前年より収入が半減した事業者が対象ということだから、生活にそうとうな打撃を受けた人たちなのである。
私もそのひとり!
収入は見事に半分以下になってしまった。
だから申請したのだ。
しかしスピーディな救済を目指すことが目的だったから、本人確認もないネットでの申請だったため、制度を悪用した詐欺が多発したと考えられる。
もちろん詐欺で手に入れたお金は私たちの税金である。
今度はお金を返したい人が殺到!
ところが全国で逮捕者が続出したため、今度はお金を返したいと言う人が大量に申し出ることに・・・
バカだな〜。
しょせん小悪党だからずっとビクビクしていたのだろう。
その返還の申し出をした人たちが6000人を超えたのだ。
ということは不正受給したにもかかわらず黙っている人がいるということ。
おそらくその数の方が多い気がする。
こっちは小悪党ではなく本物の悪党だ。
まあ日本の政府も警察もそんなに甘くはない。
持続化給付金の申請書には個人情報を事細かく記入しなければならないので、犯人の所在はすぐに明らかになる。
いずれ逮捕されるのは時間の問題だろう。
しかしこのニュースの驚くところはまだ他にもあった。
全国で初めて逮捕者が出たのは沖縄だが、沖縄で持続化給付金詐欺を指南していたのはなんと税理士事務所だったことがわかったのだ。
その税理士事務所には不正受給を希望する人たちの行列ができ、一時は整理券まで配られていたというのだから開いた口が塞がらない。
犯罪者が行列をなしている光景など映画でも見たことがない。
まるで詐欺師ホイホイ。
しかしお役所の担当の方の悪口を言うつもりは毛頭ないが、沖縄での逮捕者は大学生やキャバクラの若い女の子、アジア系外国人ばかりだと言う。
それすら見抜けない申請書ってもはや機能していない気がする。
こう考えるとやはりマイナンバーカードの登録は、早急に義務化にするべきだな。
すべての個人情報が一元管理されれば、今回のようなコロナウィルスという特殊な環境下での行政サービスも、もっとスムーズで正確に行われたのは間違いない。
まあ、そうなるとそうなったでマイナンバーカードの偽造などという犯罪もまた出てくるのだろうが・・・
どうか民度を自慢できる日本であってほしい。
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