アメリカの選挙は面白い
他国の選挙を面白いというのは不謹慎かもしれないが、しかし面白い。
アメリカ人になりたいとは思わないが、今回の大統領選の期間中だけならアメリカ国民になってみたかった。
なんかテレビのニュースでこのアメリカ大統領選を見ているだけではもったいない気がする。
もっとライブ感を肌で感じてみたいと思った。
そんな選挙がこれまであっただろうか??
しかも他所の国の選挙だ。
金融マーケットも軒並み上昇しているので、もうどちらが勝利するのか予想はついているのだろう。
選挙結果が判明するまでには時間がかかるようだが、その理由として期日前投票、いわゆる郵便投票が1億を超えているそうだ。
膨大な数の郵便投票を正しく開票するのはそれは時間がかかって当然だろう。
しかしその郵便投票をトランプ大統領は、ここにきて信用できないと言い出した。
自国の選挙システムを大統領が信用できないとはどういうことだ!?
トランプさんという人はバカ子供か!と思うくらい言動が幼稚に見えるが、この選挙戦の最大の見所と私が思っていることがある。
それは何かというと・・・
アメリカの大統領選挙の勝敗は、敗者が敗北宣言をしないと勝者が決まらないらしい。
だからトランプさんは選挙に負けても敗北宣言しないかも?ということだ。
もっと面白いのは、開票の結果では負けてもトランプさんは自分が勝ったと言い張るかもしれないということ(笑)
子供でもそんなことはしない。
しかしトランプさんならやりかねないのだ。
これは私が言っていることではなくて、BSのニュースでコメントしていたある政治アナリストが言っていたこと。
その話を聞いてニュースを見ていた私は思わず笑ってしまったが、当の政治アナリストは真面目顔で言ってるから、あながちありえないことではないのかもだ。
大国アメリカの大統領が、選挙で負けたのに俺が勝ったと駄々をこねるシーンがもし見れたなら、どんなバラエティ番組よりも面白い!
しかしそれにはアメリカの歴史があって、アメリカの民主主義は負けを認めるということで権力の移譲が行われてきたらしい。
選挙結果が勝ち負けを決めるわけではないというのは、日本人にしてみれば一番民主主義じゃない気がするのだが。
勝敗のゆくえ
アメリカの世論調査ではバイデン氏が有利と伝えているが、前回のトランプ氏対ヒラリー氏の大統領選のときもそうだった。
しかし結果はトランプ氏の勝利!
選挙は何が起きるか最後までわからない。
大方の専門家の予想は世論調査と同じでバイデン氏の勝利と見ているようだ。
もし予想通りバイデン氏が勝利したとしてもそれは、アメリカの国民がバイデン氏を選んだのではなく、トランプ氏以外を選んだということだろう。
そうなるとバイデン氏の次の大統領のことが気になってくる。
長い長い選挙ショーだ。
しばらくはこの選挙ショーで酒が飲める。
日本の選挙で選挙会場の小学校や公民館などに投票に行くのに、街中の商店がシャターを下ろし板を張って防衛しているのを見たことがあるだろうか。
みな物静かに黙々と投票を済ませるのが日本である。
しかし今回のアメリカの大統領選挙は、選挙結果による不測の事態に備えて銃がやたら売れているというのだ。
自警団のような団体がいくつも現れているようなので、どちらが勝ったとしても何か暴動が起きるような気がしてならない。
これを聞くとあまり面白がってはいられない。
民主的に選挙が行われ、投票による勝敗に従い、安全に権限の移譲が行われることを願う。
しかしトランプさんという人は、良くも悪くも歴史に名を残す大統領になるだろう。
トランプ氏の熱狂的な支持者の様子がニュースで流れていた。
一方でトランプ氏を大嫌いだという人たちの数はアメリカだけにとどまらない。
ものすごく嫌いと言われる人の反対には、同じくらいものすごく好きだと言う人がいるものだ。
嫌われない人の反対には、熱狂的に好きだと言う人もいない。
トランプ氏は前者である。
ではバイデン氏は?
結果はどうあれ、トランプさんとは一度くらい一緒に酒を飲んで見たかった。
さて、アメリカの大統領選はどちらが勝利するのか・・・
勝敗に駄々をこねる子供みたいなトランプ氏を見てみたい気もするが、子供でも君は男の子だろ?
一国の大統領なのだからせめて男らしくあってほしい。
ブログによく登場するタグ