富裕層とはこんな人たち
私たちが富裕層になるには、いったいどれくらいの資産が必要なのだろうか。
私たちが日頃あまり考えたこともないことかもしれないが、実は日本ではその富裕層と呼ばれる人たちが急増しているという。
コロナ不況かと思いきやなぜ富裕層が増えているのか。
その理由をここでは解説してみよう。
毎年発表される日本の富裕層ランキング。
上位は常連の顔ぶれにも見えるが50位までの方達を一人一人見ていくと、かなり入れ替わっているようにも見える。
そしてこれが今年の富裕層TOP5の顔ぶれだ。
最近の5年間は、この5人の方達が順位を変えているだけで、もう毎年おなじみの顔になっている。
そして以下は10位までのランキング。
この方達の資産だけで、どこかの小さな国の国家予算くらいはあるだろう。
誰かひとりくらい友達になってあげてもいいけどな。
いやなりたい。
富裕層になるにはこれくらいの資産を稼がないとなれないのか〜。
500円貯金とかやってても何億光年かかるかわからんな。
しかしその富裕層が最近増えているという事実。
このコロナ禍で富裕層が急増するとはいったいどういうことなんだろうか。
そしてまたその逆の貧困層も増えているとのこと。
いったいなぜだ!?
日本の富裕層が増えたわけ
急増する富裕層たち。
どこの国の話だろうと思って見たらなんと日本の話だった!
年末になるとやたらとお金のニュースが出てくるが、富裕層と言われる人たちはいったいどれくらいのお金を持っているのだろう?
またその富裕層が急増している訳とは?
まず急増した富裕層とはどれくらいの金融資産を持っているのか、具体的に図で表してみた。
富裕層とは金融資産1億円以上持っている方達のことをさす。
そうだ。
日本で富裕層になるには最低1億円の資産を持っていなければならない。
そして5億円以上だと超富裕層と呼ばれる。
お金持ちのM-1チャンピオンのようなものだ。
その超富裕層と呼ばれる方々の金融資産の総額は97兆円。
なんと8.7万世帯もいるそうだ。
意外にあなたのご近所にもいるかもしれない。
私の電卓で1世帯あたりの平均保有資産額を計算してみようと思ったが、私の電卓では桁が足りずに計算できなかった。
ちっ!
電卓まで貧乏人用だ。
この図を見ておわかりのように資産3,000万以下の方達はマスと一括りにされて分けてすらもらえない。
最低でも3,000万を超えないとこのヒエラルキーの一つ上には上がれないのだ。
富裕層への道は南米大陸よりも遠くチョモランマよりも険しい。
しかし野村総合研究所が今月発表した調査では、富裕層と超富裕層を合わせた世帯数は132万世帯となり、過去最高だった2017年をよりも6万世帯も増加したというのだ。
このコロナ禍でいったいなぜ??
その理由としては、過去10年に渡り株式などの資産価格が上昇したことによるものだが、それにより準富裕層が富裕層に、富裕層が超富裕層に移行したためと考えられているそうだ。
私がのんびりブログを書いているあいだに日本ではそんなことが起きていたのか!!
先日、このブログの広告の稼ぎが4万円を超えたと書いたが、私が富裕層になるにはやっぱり何億光年もかかりそうだ。
生活困窮者も急増!
同じタイミングでまったく正反対のニュースが流れている。
富裕層は増えたが貧しい人も増えているのだ。
格差社会はさらに広がりつつある。
資本主義格差と言ってもいい。
このコロナ禍で収入が減ったり失業したりという方が急増しているのは予想に難くない。
各自治体に設置されている生活困窮者のための相談窓口『自立相談支援機関』への、4〜9月の新規相談が39万件を超えたことがわかった。
前年同期の3倍の数である。
もっとも多いのは、派遣労働者やアルバイトという非正規雇用の方達である。
その1割が外国人ということで、最近よくニュースで耳にする外国人の犯罪もきっとそういう背景があるのではないだろうか。
しかし富裕層が増えて貧困層が減るなら話はわかるが、富裕層はさらに超富裕層へ移行し、一般生活者が貧困層にこぼれ落ちていく。
格差が社会問題化しているのは日本に限ったことではないが、特にこのコロナ禍においては個人の努力の範囲を超えているように思う。
せめてこの生活に困窮している人たちが年を越せるように、富の再分配が適切に行われるように祈るばかりだ。
追記
年末になるとこれも恒例だが、世界中から心温まるニュースが届く。
昨日私が感動したニュースは中国で今月話題になっている動画だが、ある屋台で麺を売っている若い店主が、7年間も手描きの偽札で麺を買いに来るホームレスに、笑顔で麺を販売している様子を撮影した動画だ。
誰が見ても偽札とわかるそのお札は、白い紙にカラーペンでお札の絵柄が描き込まれている。
それがかなりうまく描けていて、その男がホームレスになる前の人生がなんとなく窺い知れる。
偽札とわかっていても、笑顔で3食分の麺を渡す店主は無言だ。
その店主は少しでも困っている人を助けてあげたいという気持ちで、麺をあげているのだそうだ。
困っている人を救いたいと思っている人たちはたくさんいると思う。
しかし何も言わず7年もそれを続けるというのは並大抵ではできないことだ。
しかもこの店主は、7年経ってもお店は持てずに屋台のままなのだ。
この店主もまた裕福だとは思えない。
しかしこのホームレスは、その店主のおかげで7年間生きてこれた。
日本の富裕層のみなさん。
ぜひみなさんも貧困に苦しむ隣人に麺を分けてあげていただきたい。
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