BMI26前後がちょうどいいんだと!
この手の記事は時々見かける。
60歳を過ぎるとある程度小太りの方が長生きをするという内容の記事だ。
しかし一方で食事量を2〜3割減らして空腹時間を長めにすることで長寿になるという意見もある。
どちらも現役の医師または医学部の教授が執筆している記事。
え〜と。
できればどちらかにしてもらえないだろうか。
個人的には小太りの方が長生きという説をぜひ推したいところだ。
まず『小太り長寿説』の方から詳しく説明してみよう。
この説を発表しているのは『医療法人あい友会理事長 野末陸氏』である。
野末医師によると今の日本人は太ることを極端に嫌がる人が多く、若者から老人までが野菜ばかり食べて質素な食事をしている方が、健康で長生きすると思っている人が多いと指摘する。
要するに野菜を食べて痩せていれば長寿になれると思い込んでいるのだ。
まあ社会全体がそう言う風潮であることはよくわかる。
肥満が生活習慣病を引き起こし、高血圧、心臓疾患、糖尿病などのリスクを増大させるのは常識だろう。
ところがこれはあくまで50代あたりまでの中年層に限ったことだそうだ。
実は高齢になってくると話は変わる。
野末医師の在宅医療を受診される高齢者の患者には、『栄養失調』の方がたいへん多いのだそうだ。
この飽食の日本でまさかと思うが、高齢になっても野菜ばかり食べていては栄養が足りなくなり病気と闘う体力もなくなってしまう。
特に食事は運動と同じようにエネルギーを消費してしまうので、体力が落ちるとそれ以上の体力低下を回避するために食欲がなくなってしまうらしい。
確かに体が疲れ過ぎると食欲がなくなるという経験は誰にでもあるだろう。
そういうことか!
食事はスポーツだったのか。
どうりで今飯食ったのにもう腹が減っているということがよくあると思った。
そのために日頃から小太り、軽度な肥満状態を保っていることが大事と野末医師は説明している。
もしかして私は理想的な小太りかもしれない・・・
特に老人には牛丼やハンバーガーという食べ物は理想に近い食事なんだとか。
本当ですか?
そして肥満度を表すBMIでいうと26前後が理想的なBMIなんだそうだ。
ちなみに私のBMIは25。
いいじゃないか!
自分のBMIが理想的と言われてもにわかには信じ難いが、医者が言うから間違いないのだろう。
肉付きが良くて褒められるのはケンタッキーフライドチキンくらいだと思っていたが、まさか私が褒められるとは・・・
だったらなぜ私のかかりつけの医者はいつも私に厳しいのか。
もしかしてあの医者は理想的な体型の私を羨んでいるのかもだな。
仕方がない。
それなら許してあげよう。
私は小太りのガンジーのように心が広い。
しかし喜んではみたものの、一方で慶應義塾大学医学部精神・神経学科教室特任講師の早野元詞さんはこう言っている。
意図的にDNAに損傷を与えると一気に老化が加速することが最近の研究でわかったそうだ。
要するに遺伝子が寿命に大きく関係するということらしい。
そして早野さん曰く、カロリー制限をすることでサーチュイン遺伝子というものが活性化され老化を防ぐことになるのだそうだ。
すなわち長寿になるということ。
食事の内容は肉よりも野菜中心にして油をなるべく使わないこと。
できれば和食がおすすめと言っている。
いやいや。
本当にどっち??
二人とも医療の専門家でしょ。
二人で話し合って意見をまとめてほしいわ!
さあ、牛丼とハンバーガーVS油の少ない和食。
あなたならどちらを食べる?
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食はアボカドのオープンサンド。
マヨネーズとレモン汁、塩コショーで味付けしたアボカドのディップと、ハム、チーズがよく合う。
ランチはエビとロメインレタスのチャーハン。
ロメインレタスは普通のレタスと違ってベチャッとならないから、チャーハンにしても歯応えがある。
晩ごはんはタラのバター醤油ムニエル、ケバブチキン、水菜とツナのサラダ、アボカドのディップ、トマト、ブロッコリー、
淡白なタラもバター醤油のソースをかけると濃厚な味になる。
レモン汁をたっぷり掛ければハイボールにも合うぞ。
私の体型はこういう食事を食べて維持されている。
これで長生きできるかどうかは別として、今日も美味しい食事がいただけて私は幸せだ。
料理を作っているときもまた楽しい。
こういう楽しい時間を繰り返していることの方が、よほど長生きする秘訣のような気がするが・・・
私の結論として幸せとは長生きすることではなく、幸せだと感じる回数のことだ。
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