牛丼3社の冷凍牛丼
昨日は昼間は天気が良かったので、久しぶりにウォーキングに出かけた。
秋らしい季節になってずいぶんと歩きやすくなった。
これからもっと気温が下がり始めると、逆に歩く距離は伸びる。
毎日同じような道ばかり歩いているが、時々小さな発見があるのが楽しい。
そして昨日は30分ほどウォーキングしてその途中、休憩がてらに下高井戸の魚屋に寄ってアサリを買った。
晩ごはんのキムチ鍋に入れるためだ。
スーパーで売っているアサリはパック詰めされていて家で砂抜きをしなければならないが、魚屋で売っているアサリは海水につけられた状態で売られているので砂抜きの必要がない。
しかも大ぶりで身がしっかりしている。
アサリを買ったのちお腹が空いたので牛丼の吉野家で牛丼を食べることにした。
最近は牛丼もあまり食べなくなったがたまに食べるとうまい!
相変わらずスカスカの牛肉でご飯を食べるのに苦労する。
紅生姜がなかったらあのご飯を食べ切るのは難しい。
今、吉野家では『肉だく祭り』が開催されていて、要するに牛皿の小鉢が通常168円のところ今だけ84円の半額になりますよというキャンペーン!
そうだよな。
この追い牛肉がなければ、白飯が余っちゃって食べきれないよな。
吉野家だってきっとわかっている。
牛肉とご飯の量はミスマッチだと。
私はなんとか紅生姜でご飯を食べきった。
そして帰りにスーパーに寄ってみると・・・
冷食コーナーになんと牛丼3社の冷凍牛丼が売っているではないか!
牛丼3社と言えば誰もが知っている吉野家、すき家、松屋の3社のことである。
まあ松屋だけは牛丼とは言わずに牛めしと言っているので、よくわからんこだわりでもあるのだろう。
しかし松屋のホームページを検索すると、検索結果に表示されるのは『牛めし(牛丼)』という表記!
わざわざカッコ書きで牛丼と記されているのだ。
だったら牛丼でいいじゃん!
自らプライド捨ててる表記じゃないか。
この牛丼の吉野家、すき家、松屋の3社の冷凍牛丼。
これを一度に食べてみたら味の違いがわかるだろうか?
どの牛丼チェーン店も、お店で食べればそれなりにうまい!
しかしこの3社の牛丼を食べ比べる機会はないから、急に私は食べ比べてみたくなった。
牛丼3社の値段はすき家と松屋が同じで確か399円。
吉野家だけが459円だったと思う。
値段はちょっとうろ覚えだが、とにかく吉野家だけが少し高かったのは間違いない。
ただ、牛丼の吉野家、すき家、松屋それぞれスペックが違うのだろう。
なので一概に値段だけ比較しても意味がない。
そこで牛丼チェーン各社のスペック比較からやってみることにする。
それにしてもこんなこと65歳にもなった立派な老人がやることかね。
おそらく若いユーチューバーか何かがやる企画じゃないの?
スペックの違い
牛丼は私は吉野家で食べることが一番多い。
出前館で出前を取るときもだいたい吉野家を注文する。
そしてたまにすき家の牛丼を食べて、一番行かないのが松屋。
どのお店も歩いていけるところにあるから、店舗の立地の問題ではない。
なぜ吉野家に足が向くのか、理由はよくわからない。
さほど味も変わらないと思っているし、メニューの好き嫌いもない。
もちろん吉野家にシャブ漬けにされたわけでもない。
だからこそあえて冷凍牛丼を比較してみる気になったのだ。
一度に食べれば味の差が多少でもわかるってものだろう。
で、これが牛丼の吉野家、すき家、松屋の冷凍牛丼である。
パッとみてお分かりと思うが、吉野家だけがオリジナル感のあるパッケージになっていて、松屋とすき家のパッケージは、どこかの冷凍食品のパッケージに似ている気がする。
それもそのはず。
吉野家は製造・販売とも吉野家がやっているのに対し、松屋はあの食肉加工大手の日本ハムによる製造・販売となっている。
すき家の場合は、製造者が株式会社GFFで販売が株式会社トロナジャパンという会社だそうだ。
ただこの2社はすき家の運営会社ゼンショーのグループ会社のようなので、吉野家同様自社製造と言っていいと思う。
吉野家の内容量は80g入りが2パック。
そして1パックあたりのカロリーは165Kcalと他の2社と比較するとちょっとお高め。
ただ内容量も10g多いので、まあグラムあたりではそう変わらないのかもしれない。
松屋の冷凍牛丼のパッケージ。
内容量は70gの3パック。
合計で210gという量である。
カロリーは3社の中では一番低く106Kcalとなっている。
しかしこれには理由があった。
詳しくは後ほど説明しよう。
すき家のパッケージ。
『売上NO1ブランド』と自分で言い切っているが、たしか冷凍牛丼をいち早く売り出したのがすき家だった気がする。
これが一番売れているのか・・・
内容量は松屋と同じく70gの3パックで210gということだ。
1パックあたりのカロリーは118Kcal。
グラムあたりにしても吉野家が若干カロリー高めのようだ。
3社の冷凍牛丼のパッケージを開けてみると、中袋はこんな感じである。
吉野家だけがブランドロゴが入っているが、他の2社は袋から出してしまえばどこの牛丼かわからない。
まずは吉野家の冷凍牛丼をレンジで1分40秒温める。
1分40秒後にレンジのドアを開けてみると、牛丼くんがパンパンに膨れ上がって今にも爆発しそうになっている。
しかし!
ちゃんと蒸気口が付いているので、いい感じに蒸気が漏れて爆発することはない。
松屋とすき家の冷凍牛丼の温め時間はそれぞれ1分20秒。
3社の牛丼をご飯の上にトッピングしてみた。
内容量が少ないので、なんとも寂しい絵面になっている。
左から吉野家、すき家、松屋の順だ。
吉野家アップ!
すき家アップ!
松屋アップ!
そして牛丼のお供といえば紅生姜と七味だろう。
牛丼3社の牛丼が揃ったので、いざ実食!
一番うまいのは??
まず見た目の感想からいこう!
ぱっと見で気になったのは松屋の牛丼だけが、ちょっと牛肉が黒っぽい。
調味料のせいかもしれないが、どうも肉質が吉野家やすき家とは違うように見える。
まず吉野家の牛丼からいただいてみた。
んま〜!!
なんだろう?
玉ねぎのフレッシュ感が残っていて、まるでお店で食べる感じの玉ねぎだ。
牛肉自体の味もお店のに近い。
かなり汁だくである。
これなら肉はなくても飯が食えるな。
同じようにすき家の牛丼と松屋の牛丼も実食してみた。
絵が同じだからあえて他の2社の写真は割愛させていただくが、すき家も松屋もいずれもつゆだく過ぎて、なんだか最後はお茶漬け食ってるみたいだった。
そして明らかに違うのが松屋。
松屋の牛肉は他の2社にはない牛肉独特の臭いがする。
これはいただけない。
しかも若干パサつき感もあって、他の2社に比べると味が劣るのがわかる。
あの日本ハムが作っている割には雑な味だな。
まあ日本ハム自体は昔は牛肉の偽装事件などおこした会社だから、たしかに大手ではあろうがあまり信頼がおける会社とは思えない。
あとパッケージの表記を見て気づいたのだが、実は吉野家は冷凍前に加熱処理がされていないということだった。
それに比べすき家と松屋は冷凍前に加熱処理されている。
あの玉ねぎのフレッシュ感はそういうことだったのか。
牛肉もお店の味に近いと思ったのはそういう理由かもしれない。
結局私は、この牛丼の吉野家、すき家、松屋の3社の中では、冷凍牛丼も吉野家が一番うまいという結果になった。
やっぱりうまいのには理由があるもんだ。
例の生娘シャブ漬け問題で吉野家のブランドは地に落ちたが、それでも牛丼という商品自体はやっぱり素晴らしいと思う。
あともう一つ気づいたのだが、各商品ごとの牛肉と牛肉以外の材料の配合比がパッケージに表示されていた。
それが以下の表示だ。
■牛肉と牛肉以外の材料の配合比
牛丼だけで3000文字オーバーww
我ながら渾身の冷凍牛丼のレポートとなった。
このブログが誰かの役に立つかな?
まあしかし、なんでも掘り下げてみると見えてくるものがある。
奇しくも、そこには牛丼という商品に対しての企業姿勢までが見え隠れすることとなった。
あなたは牛肉を買うかただのおつゆを買うかどちらにする?
私は牛肉に金を払う。
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
暮らしの手帳さながらの検証、お疲れ様でした🤭私は、牛丼チェーン店にあまり行きませんが、嫌いではありません。冷凍なら手軽ですし、吉野家さん食べてみたいと思います。
吉野家レトルトは以前は二食398円だったと思います。美味しかったです。辺鄙な町なので吉野家はないのですが、わざわざ実店舗へも行きたくなりました。
松屋よりはすき家派です。
お魚屋さん、いーですね✨
下高井戸へも行ってみたくなりました。(が、ホームが怖い、脚悪いので)