私も怖かった
今日はすごいタイトルだ。
たまたまコメントいただいた揚げパンさんが、今とても死ぬのが怖くて怖くてとおっしゃるので、今日はこのタイトルにしてみた。
こういうテーマはどこかの高明なお坊さんが説教されるのが本来は筋であろう。
しかし偉いお坊さんは長年積み上げてこられた修行とそれによる徳のおかげで、ようやくその境地にたどり着いておられると思う。
修行どころか御先祖様に手を合わせることすらしない私たち凡人が、なかなか自分の身に置き換えて考えるのは難しい。
そこで凡人を代表して私がちょっと書いてみたいと思った。
凡人だからお布施もお賽銭もいらない。
帰りに二度ほどポチッとしていただければそれでよい。
私も若い頃は死ぬことを考えると、たいへん怖かった。
私は父が35歳という若さで死に、私を育ててくれた祖父や祖母も私が高校を出るとすぐに亡くなったので、小さい頃から身近に死というものを意識していたし怖かった。
急に昨日まで自分のそばにいた人が、この世からいなくなるのだから。
しかし、死ぬことが怖くない人などいるだろうか?
精一杯虚勢を張ってみても、自分で息を止めて死ねる人などいない。
人間は死を恐怖と感じるように、生まれ持って脳の回路に埋め込まれているような気がする。
人間が死を怖がらないと戦争は終わらなかったかもしれないし、人生に悲観した人たちはみな簡単に自死してしまったかもしれない。
だから人はみな死ぬことを恐怖ととらえているのではないだろうか。
人間だけでなく生きとしいけるものはみなそうだ。
今酒飲みのあいだで流行ってるしじみ成分の健康商品だが、しじみは生から調理するよりも一度冷凍して調理した方がオルニチンが8倍も摂れるのだそうだ。
しじみが冷凍されるときに死にたくないと頑張るから、オルニチンが大量に出るのだそう。
野菜だって雪に埋めておくと身を守るために甘くなるという。
生きているものはみな死にたくないと思ってるんじゃないか?
しじみで説得されても・・・
そうおっしゃる気持ちはよくわかる。
ちょっと他にいい例えが思い浮かばなかった。
要するにみんな死ぬのは怖いと思ってるということだ!(逆ギレ)
歳をとると怖くなくなる?
揚げパンさんは、なんで70〜80歳くらいの方は平気でいられるのかそれが不思議ともおっしゃっている。
これは高齢者全員に聞いたわけではないので、私のことを話すことにする。
私は以前のブログにも書いたが、自分が歳をとってどうなっていくのかがたいへん興味深く、それを観察しながら生きるのも楽しみのひとつだと思って生きている。
私の娘夫婦にも同じことを言ったが、今や死ぬことすら人生の一大イベントとして楽しみになってしまった。
一度しか経験できない死。
その瞬間に見える景色はどんなものか。
死んだあと嫁とは会えるのか。
やっぱり天国に行くのも地獄に行くのも金次第なのか。
などなど。
考えだすとキリがないくらいに興味津々である。
私の場合は、やはり嫁が死んだことが大きく影響した。
想像を超えた悲しみや喪失感というものに対して、人間は体から何か特別な物質を分泌して一時的に肉体と精神を正常にしようと守っているように思った。
その物質が何かはわからないが、それが死への恐怖を和らげ命が繰り返される期待へと変え、残された命の期限まで仏のような気持ちで生きていけるようにしているように思う。
それに加えて、加齢とともに繊細だった感受性もだんだん鈍くなり、何を言われても腹も立たないしどうでもよくなってくる。
生身の体だけが老いぼれていくのではなく心まで老いぼれてしまい、もはやあまり感動することもなくなる代わりに怖いと思う気持ちも薄れていくようだ。
いい意味でなんでもかんでも歳をとって鈍くなってしまう。
世の中のおじいちゃんやおばあちゃんを見て、みなさんは思わないだろうか。
みんなほやほや笑って仏様のように見える。
みんな死ぬ準備を整えて、心は一足先に涅槃の境地なのかもしれない。
今、死ぬことが怖いと思っているあなた。
歳をとるといろんなことがどうでもよくなるよ。
老後のライフスタイル
部屋中をボタニカル仕様にするためのプロジェクトが進行中。
これ全部100均。
写真で見るとフェイクとあまりわからないな。
こちらも100均だが、こんな大きなグリーンがあることも知らなかった。
ボタニカル柄のお気に入りのふとんカバーの上で寝るゆいまる。
今日は子犬の顔だ。
急に寒くなったので、今日はWライダース!
めったに袖を通さないけどやっぱりひとつは欲しいアイテムだ。
あまり男っぽくならないようにピンクのパンツとのコーディネート。
老後のおひとりさまごはん
やっぱりレタス炒めのサラダボウルがうまい!
レタス炒めは見えないけど、お茶漬けの素で味付けしている。
レタス炒めとごはんだけでもうまいかもしれない。
見た目そうでもないけど、そうとうな量の野菜を食べている。
昨日のランチはほうれん草のスープでまぜそば風に。
お昼も大量のお野菜を摂取。
晩ごはんは豚肉が異常に安かったので生姜焼きにしてみたが、家に帰ってからパックをよく見るとアメリカンポークだった。
やっぱ固い!
いつも食べてるどんぐり豚をアメリカ人に食べさせてみたい。
ソフトでジューシーでデリシャスでびっくりすると思う。
ハグキデカメマス!
こちらはあえてのオージービーフ。
1週間かけて手作りコンビーフを作るのだが、コンビーフはオージービーフのもも肉でいい。
岩塩とBペッパーを擦り込んで1時間ほど放置しているあいだに、次に漬け込む赤ワインをちょっと試飲。
安いけど大好きなピノ・ノワール!
まずい!
ウェルチのように飲んでたら、漬け込み用のワインが足りなくなってきたぞ。
酒飲みはいやしいから、料理用のお酒をがぶがぶ飲んじゃうんだよね〜。
1時間後のもも肉。
これをいろんなお野菜やスパイスと一緒に1週間ほど漬け込んでいく。
赤ワインが若干少ないが仕方がない。
さて1週間後に手作りコンビーフが完成するので、みなさん楽しみにしていてほしい。
料理は死ぬためには作らない。
生きるために作る。
生きるためには体にいいものを食べることだ。
体も心も食べることで健康になる。
死ぬことも受け入れなければならないだろうが、その前に今を生きることを考えよう。
1週間後には嫁が生前美味しいと言ってくれたコンビーフが出来上がる!
これで1週間は生きていける。
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