定年の1日
定年という言葉はあまりしっくり来ない。
どうも定年というのは、学校を卒業して40年あまり一つの会社を勤め上げた人が、会社が決めた年齢に達して仕事を辞めた場合にのみ当てはまる気がする。
コロコロ転職ばかりして、60歳を過ぎたからといって仕事を自ら辞めた私には、その時も定年という感覚はもちろんなかった。
その後、フリーランスとなりコンサル業として仕事をして5年。
そのコンサルの仕事も今日で終わり。
今後は仕事のオファーがあったとしても、もうやるつもりはない。
いよいよ私の仕事人生最後の日となる日がやってきたのだ。
当然定年の年齢に達したから仕事をやめたわけじゃないので、実際には定年とは言わないのだろうがそういう気分なのである。
長年勤め上げた会社を、本当に定年退職されたお父さんの気持ちとはどういう気持ちだろうか。
寂しいのかな?
最後の終礼で部下から花束なんかをもらうのだろうか。
オフィスを出る時にはみんなが拍手で送ってくれるのだろう。
長年通った通勤コースも、もう2度とこの道を歩くことはないと思うと、きっと感慨深い気持ちになるに違いない。
家に帰ればささやかなご馳走が並べられ、長年仕事人生を支えてくれた奥様が『あなた、長い間ご苦労様でした』と言って労いの言葉をかけてくれる。
今日の晩酌は発泡酒じゃなく本物ビールだ。
もうすでに独立した子供たちも今日は家に帰ってきていて、『お父さん、ご苦労様でした』と言いながらビールを注いでくれる。
定年の日の定番メニューはすき焼きだ。
それも特売の切り落とし肉じゃなくA5ランクの和牛のロース!
こんなでっかい1枚肉を見るのは久しぶりのお父さんだ。
しかし定年でもしないとこんなでかい肉は見られないんだなと、ちょっと悲しげな顔になるお父さん。
でも、お父さんは頑張った!
長い仕事人生はたいした評価もなかったけど、つつがなく無事に定年を迎えることができた。
薄給だったが小さな家も買えたし子供にも恵まれた。
やっぱりお父さんが優勝だ!
そんな定年の日というものを経験してみたかったな・・・
こんな絵に描いたような定年の日を過ごす人たちは、いったい世の中にどれくらいいるのだろうか。
同じ定年の日のはずだが私の場合はこうだ。
昨日の4回目のワクチン接種の副反応で夜中から発熱。
コロナワクチンって何回やっても必ず副反応がおまけでついてくる。
これ、本当にしんどいわ〜。
体はダルいけどゆいまるくんのお散歩に行かなきゃなので、なんとか耐えてフラフラでお散歩してきた。
そして昨日はお天気が良かったので大量の洗濯物を干しておいた。
すっかり乾いているが、この大量の洗濯物をこれから畳まなければならない。
ハァ〜。
家事は好きなのだが洗濯物を畳むのが一番苦手。
洗濯物を畳んでくれるロボットとかできたならすぐに買っちゃうけどな。
ダイソン早く作ってくれよ〜。
そして午後は、最後のお仕事となるオンライン会議。
それが終われば私の仕事人生も晴れて終わり!
すき焼きもなければ『お疲れ様でした』と言ってくれる人もいない。
しかし今夜は、世の中の定年を迎えたお父さんたちと同じ気持ちでビールを飲もう!
嫁の写真に『無事に私の仕事人生が終わったよ』と報告をしながら。
ブログによく登場するタグ