神様が凡人だけに与えた長い人生〜人生が長い人と短い人

老いるということ
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20代後半から花粉症だった私は

今の時期が1年で最も辛い時期だ

 

花粉症で苦しんでいる方はみんなそうだろう

春は日本が一番美しい季節だというのに

花粉のおかげでどうも好きになれない

 

ところが・・・!

今年の花粉は全国的に多いのか少ないのか?

 

不思議なことに今年は

まったく花粉症の症状が出ないのである

 

花粉の時期になってくしゃみを何回しただろうか?

例年なら1日に100回くらいはくしゃみをするし

滝のように鼻水が滴る

 

ティッシュだって1日1箱ペースで消耗する

ティッシュをこんなに使うのって

花粉の時期か中2男子くらいのものだろう😂

 

それが今年は少し目がかゆいくらいで

鼻水が垂れることもない

 

もちろん毎年のことだから対策は万全ではある

抗ヒスタミンの目薬をさして点鼻薬をシュッとする

顔にはイオンブロックのスプレー

寝る前にはアレロックを飲む

 

それでも例年ならそんな対策は全く意味もないのだ

オロパタジンとかパタノールとかの

アレルギーの目薬も本当に薬なのかと疑うほど

まったく効かないし点鼻薬も同じ!

 

それが今年はマスクもせずに外を出歩いているが

まるで花粉など飛んでないかのよう

 

不思議だな〜

そしてハッと気づいた!

 

おそらく!

 

花粉症がついに治った?

 

やがて40年くらい花粉症に苦しんできたが

この歳になってようやく治ったのではないかと思う

 

歳をとるともういろんな感覚が鈍って

ヒスタミンの活性も老いとともに

もう弱りきってるんだろうな

 

いや〜、長い時間がかかった

花粉症だけは死ぬまで治らないんだろうと

諦めていたから・・・

 

まさか生きているうちに

花粉に苦しまない春が訪れようとは

 

もう一度言うが

私が初めて花粉症だと診断されたのが

確か30歳になる前だった

だからかれこれ花粉症暦40年!

 

長い。。。

実に長かった

 

花粉症のようなこんな些細なことで

本当に人生は長いと感じる

 

いや、実際に私がこの歳まで生きてきた感想だが

人生は長かった

 

巷では、『人生なんてあっという間』

みたいなことを言う人が多いが

私はそうは思わない

 

作家の林芙美子さんは

『花の命は短くて苦しきことのみ多かりき』

と謳ったが

 

花だって枯れたあとでもドライフラワーとして

屍のように生きている

 

人間だってピチピチの若い時期は短いだろうが

枯れて土に帰るまではかなり長い

 

しかも私の感想では

枯れ始めてからの人生の方が面白かった

 

この動画を見ている若い方がいたなら

酒でも飲みながらとことん話しをしてやりたい

 

若い頃に想像するほど

人生は短くないのだよ

 

失敗しても何度でもやり直せるし

犯罪でも犯さない限り

大抵の悪さはあっという間に時効になる

 

特に今の時代は情報が多いから

いちいち人のことなんて覚えてられないんだよ

 

ちょっと道を間違えても

気づいた時にこそ〜りとまた元の道に戻ればいいのさ

 

そうするうちに

だんだんと自分の未来が見えてくるから

 

私もそうやって小狡く生きてきたけど

今ではなんの問題もなく

毎日美味しい酒が飲めている

 

ただ、先ほどの林芙美子さんは作家として生きて

47歳で亡くなっている

 

この方のように才能に溢れ

作家という仕事を極めようとする人にとっては

47歳という生涯は大変短いものだったと思う

 

生前、故人が色紙などに好んで書いたという

『花の命は短くて・・・』という言葉は

何かを極めようとする者の人生が

いかに短いものであるかを

象徴する言葉にも思える

 

作家や画家、芸術家のような方達は

自分の作品がどれほどの評価を受けようが

きっと自分が目指す高みに辿り着くことはなく

そのうちに自分の命の方が尽きてしまう

 

あの時代に90歳まで生きた葛飾北斎も

あと5年あれば本物の画家になれたのにと

言って亡くなったという話はあまりにも有名である

 

そう考えると今の時代でも

芸術やスポーツ、エンターテイメントなどなど

何かを極めようとする人たちこそ

人生は短いと感じるのだと思う

 

私のような凡人にとっての人生はえらく長く

40年もかかって成し遂げたことと言えば

たかだか花粉症克服くらいのもの

 

北斎のようにあと5年あれば何ができる?

ともし聞かれたなら

 

『あと5年も酒が飲める〜!』

 

とはしゃぐ究極の凡人でしかない

 

人生もただ長ければいいってもんじゃないが

やっぱ老人と言われる領域までは生きてみてほしいな

 

もちろん人生が長さで決まるものではないことは

私も妻の死を経験してよくわかっているつもりだ

 

しかしいつも言っているが

今の若い人には絶対に老後を経験してほしいのだ

例え今、辛いことがあってもだ

 

どんな辛いことがあっても

 

どんな深い傷を負っても

 

人間はちゃんとかさぶたができて

痛みが消えるようになってるのです

 

そしてその硬いかさぶたが

ずっとあなたの心を守ってくれる

だから生きていれば心が強くなる

 

もしあなたが私のような凡人だったなら

 

自分にはなんの才能がないと嘆かなくても

 

私のように長い人生と

 

楽しくて退屈な老後を

 

神様がくれますよ

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