もうちょっとうまそうに飲もうよ
みなさんもニュースなどですでにご存知だろうが、牛乳がやたらと余っているらしい。
年末年始にかけてどうやら牛乳は廃棄される可能性が高い。
他の物と違って牛乳は動物の乳だから、そう簡単に生産調整をするのは難しそうだ。
そこで岸田総理をはじめいろんな方が、年末年始にやたらと牛乳を飲めと言っている。
先日、小池都知事も記者会見の冒頭で牛乳を飲むと言うパフォーマンスを行っていた。
なんかの罰ゲームかと思っていたら、なんと小池都知事による牛乳PRだったのだ。
どうも牛乳を飲んでいる小池都知事の表情からは罰ゲームとしか見えなかった。
PRならもう少しうまそうに飲んで見せたらどうだ。
『プハ〜!うま〜い!!』
PRなら牛乳を飲み終えたら普通はこう言う。
しかし小池都知事が言い放った言葉は・・・
『こんなにコップになみなみ注いでくれちゃって・・・』
いや、PRでそれを言っちゃダメだろ!
それは罰ゲームで言う言葉。
しかし政治家がこぞって『牛乳もう一杯!』と青汁のCMみたいなことを言っているが、もっと政治的に解決することを考えたらどうだと思う。
人の話を聞くのがうまいと岸田総理は自ら自慢していた。
だったらそれを活かす時が今だ。
国民はなんと言っているかというと、『牛乳を廃棄するくらいならもっと安くしてくれ』と言っているのだ。
私は牛乳を飲むとお腹が痛くなるので例え値段が安くなったところで飲めないが、うちのゆいまる君は毎日牛乳を飲んでいる。
それも明治の『おいしい牛乳』しか飲まない。
ゆいまるくんは、スーパーのお安いプライベートブランドや低脂肪乳には見向きもしない。
厄介なほど違いがわかる子犬野郎である。
だからもし可能なら、お高い牛乳を安くしてくれたならゆいまるくんが頑張って飲む!
しかし牛乳の価格は組合により年間の価格が決められているのだそうだ。
だから牛乳の供給側からすれば値段は下げられないとのこと。
値段は下げないがたくさん飲んでくれって・・・
結局消費者に負担を強いると言うことになる。
お願いする立場の方達がそれではダメだろ〜。
そして飲んでくれなければ廃棄するって意味がわからない。
フードバンクや子ども食堂にタダであげると言う自治体もあるようだが、牛乳を廃棄したりタダであげるよりも、安くても売った方がいいに決まっている。
ここで政治家の出番じゃないか?
組合が言う年間の価格取り決めを反故にするようにすればいいだけの話。
だって生産者側が緊急事態だと言っているのだから、それなら緊急のルールを作ればいいだけのことだろう。
しかも覚えている方も多いと思うが、10月にはバターやマーガリンなどの乳製品の値上げがあったばかりだ。
値上げはできて値下げはできないと言うのは、自分達に都合が良すぎて呆れてしまう。
いろんな方がコロナで大変なんだと思う。
それなら私も少しでも協力したい気持ちは山々だが、どうも理屈が通らないことばかりで心が動かない。
このコロナ禍で売れ残ったものは牛乳だけではなかったはずだ。
どうして牛乳だけを政治家がわざわざパフォーマンスまでして飲めと言うのか私にはわからない。
私の友人の花屋さんは、市場で花が余って捨てられていると嘆いていた。
酒屋さんも飲食店が営業自粛したため酒が売れないと言う。
旅行業会にしても生鮮品にしてもみな苦しかったはずだ。
政治家なら全部を救うべきだろう。
最後に・・・
いよいよ今年も終わる。
今日のスーパーは買い物客でごった返していた。
みんな買い物カゴを2つも3つもカートに積んで食材を買っている。
でも牛乳を何本も買っている人はいなかった。
しかもいつもの値段だ。
特にスーパー側も張り切っている様子ではないしね。
結局、牛乳は廃棄されてしまうのだろうか。
政治の力で牛乳一つ売ることができないってなんか情けない。
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