仕事のこと
ある方からのコメントで、年金生活が始まる前に何か準備しておくことがあったら教えていただけますかと聞かれていた。
いや、特に思い浮かばないなと思いつつ自分のことを振り返ってみると・・・
そういやこんなことをやったなということをいくつか思い出したのでご紹介したいと思う。
これは結構重要な話かもしれない。
それにしても私が年金をもらう前というともう6年前のことだから、当時、何をやってたかすっかり忘れてしまっていた。
『覚えておく』ってどうやるんだったっけ?
まずそこからやり直そう。
私が年金をもらう前に考えたことは、仕事をどうしようかということだった。
60歳を過ぎてもまだサラリーマンをやるのか〜。
もうやだな・・・
しかし足りない年金をどうするか。
そこで私がまず考えたのは、少ないながらその年金だけでなんとか生活ができないものかということだった。
もちろん東京で賃貸暮らしなどしてては絶対に生活できない。
だから田舎で売りに出ている格安物件を購入して、自給自足までは行かないけども食料の足しになるものを畑で作ってそれでやっていけないだろうか・・・
私の母はもう90歳だがこの30年もの間、毎月9万円の年金で生活できている。
だったら私だってやればできるはずだ。
しかし自給自足って言ってもな〜。
私はかつてベランダ菜園で何一つまともに収穫できたことがない。
大葉もミニトマトも茄子もピーマンも全部失敗した。
そんなへなちょこが自給自足だと?
ベランダ菜園どころかキッチン菜園で豆苗すら育たなかったじゃないか!
無理だな。
最初の野望は結論が出るのが早かった。
そして次に考えたのは、やっぱり年金以外にちゃんと収入を得る道を考えようということ。
そして私は個人事業主としてコンサルタントをやることにしたのだ。
収入を得るのになぜ再雇用制度や新たに就職先を見つけなかったのか。
そこが大事なところだが、私は60歳からの特別支給の老齢厚生年金を受給する資格があったからだ。
この年金は会社に再就職したりして厚生年金を払う立場になると、実はもらえない年金なのである。
もらう側から払う側になるということはこれ以上の痛手はない。
だから私はなんとしてでも厚生年金に加入せず、個人事業主として収入を得たかったのだ。
これを読んでいるみなさんも、自分が特別支給の老齢厚生年金の受給資格があるかどうかをまず確認した方がいい。
もし受給資格があるなら絶対に厚生年金には加入せず、業務委託契約などで収入を得る道をなんとか探すことが大事なこと。
特別支給の老齢厚生年金は、私の場合で月額13万以上あったからこれは大きかった。
しかも私のコンサルタントの仕事が順調だったので、この年金には手をつけず5年間まるまる貯金できた。
ちなみに65歳になるとこの特別支給の老齢厚生年金ではなく、通常の老齢厚生年金が支給されるようになる。
ここでまた厚生年金に加入して会社勤めをすると、今度は在職老齢年金制度に引っかかり働いた給与の額から年金が減額されてしまうのだ。
ったく・・・
日本の年金制度ってどうよ!
なんかあればすぐに減額減額って・・・
これで年金だけでまともに生活などできるわけがないじゃないか!
政府のバカタレ!
ガッデム!
付き合いのこと
いよいよ年金生活というときに私が実行したもう一つのこと。
それは友達付き合いをほぼやめるということ。
コロナ禍になってさらに確信したのだが、友達ってそもそもいらないなということ。
しかしその中でも本当の友達っていったい誰だったんだろう?
といろいろ考える機会になった。
まあ金がなければ飲み会にも行けないわけで、飲みのお誘いのたびにいちいち口実作るのも面倒だからもう飲み会には行かないことにしたのだ。
とにかく私の生活費の中で一番金がかかっていたのが飲み代だった。
当時は、一度私の友人たちと飲みだすとまるで終わりがなかった。
日が沈んでも、また日が昇っても飲み続ける。
足るをを知らないやつばかり・・・
そして酒を飲むことに関しては私は男らしかった。
誰が倒れても最後まで私は飲んでいた。
その頃の一番嫌いな言葉は割り勘負け!
だから一度も負けたことはない。
こんなことをやめれば自ずと生活費は浮くのである。
それに昔ほど飲みの席も楽しくなくなった。
今思えば、朝までバカ騒ぎして何が楽しかったのか・・・
それすらよくわからない。
まあ歳をとったら、人との付き合いもほどほどでいいと思う。
誰かが死ぬこと
そしてこれは年金生活というよりも歳をとればという話だが、もう友達との飲みの席も断るようになって時間が経つと・・・
突然その当時の友達が死んでしまう。
珍しい友達からの電話やLINEが届くと、最近は嫌な予感がするようになった。
いくら友達付き合いを控えたと言っても、みんなが元気でいてくれないと困る。
しかしこれは覚悟しておかなければならない。
友達だけではない。
身近な肉親や親戚。
好きだったアーティスト。
肉屋のおばちゃん。
昔の会社の同僚たち・・・
そして自分の相方までが死んでしまうという悲劇。
歳をとるとこれが一番辛い。
誰かが自分よりも先に死ぬ。
自分ではない誰かが・・・
そしてなぜ自分が生かされているのか考える。
私も60歳を過ぎてからどれだけの涙を流してきたことか・・・
そんな辛いことも覚悟しながら、みなさんは年金生活を迎えなければならないのだ。
当然、この私も年金生活はまだまだ続く。
涙の数だけ強くなれるって誰かが言っていたが
だったら私はもう無敵だよ。
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
YouTubeでぺこりーのさんを知ってここに来ました。老後の稼ぎ方のお手本にします。
ブログからも収入があると動画で言っておられましたが、こちらのブログは広告は入っていませんね。以前は入れておられたんでしょうか。
それと、会社を退職されてコンサルを始められてすぐ順調になるっていうのはどういう営業をされたのでしょうか。やはり会社時代の人間関係などですか?
ぺこりーのさんは何をやられても能力が高いのだと思います。誰にでも真似できるものではないですね。
なつみかんさん
コメントありがとうございます。
ブログは広告だらけですよ(笑)
Googleのアドセンスという広告が自動設定されてますので、外観を損ねるほど広告が露出します。
会社を辞めてすぐにコンサルの仕事が順調だったのは、退職前から準備していたからで人間関係はまったく関係ございません。
ブログのどこかにも書いてますが仕事は待つことが基本です。
なつみかんさんもその準備を今からしておくと良いです。
私はいたって普通の凡庸な男ですので、決して能力が高いわけではありません。
お返事ありがとうございます。コンサルの仕事のことを書いた記事も動画もあるのを発見しました。大変失礼いたしました。
「仕事は待つことが基本」そうなんですね。でも待っていたら仕事がなくなってきました……。もう路頭に迷いそうです。ぺこりーのさんに人生のコンサルまたは営業マンを依頼したいぐらいです。くじけず準備に頑張ります。
凡庸というのは御謙遜、というか、ご自分では気づかないものなのでしょうね。ぺこりーのさんはスペックが高すぎます、動画の方の「ただの老人が年収300万~」も「ただの老人」ではなく、詐称に当たります(笑)。
あと、このブログをPCで拝見しているのですが、全く広告が入りません。スマホでだけ入るのかもしれませんね。