個室というニーズ
ずいぶん前から個室というニーズはあるのだろう。
駅前の漫画喫茶やインターネットカフェ、レンタルルーム、ひとからなどなど。
時代は変わって今は違う目的で使われたりしているようだが、このコロナ禍においてはソーシャルディスタンスを保つためにも、ひとりになることが急激に増えた。
あと急激に増えたものがリモート会議だ。
私も出先でリモート会議の時間になり、どこで会議に参加しようかとウロウロした経験がある。
パソコンが開ければそれでいいのだが、あまりうるさいところではお互いの声が聞こえづらいため、できれば静かなところがいい。
一度新幹線のデッキでリモート会議に参加したことがあるが、向かい側でもリモート会議をやっている人がいるし、電話をかけにデッキに出てくる人はいるし、ワゴン販売はしょっちゅう通るしで、ぜんぜん会議の内容がはいってこなかった。
新幹線の中でもきっと個室ニーズはあると思う。
小さなブースを用意してくれたら、利用するビジネスマンは多いと思うが・・・
それは街中でも同じだ。
どうしてもパソコンを開かなければならないとき。
リモート会議だけでなく、外出中にパソコンの中の資料を確認しなければならないときなどけっこうあるものだ。
そこで見つけたのがこれだ。
個室型のスマートワークブース『テレキューブ』なるもの。
世の中のニーズを探るのがうまい人がいるものだ。
大きさは電話ボックスくらいの大きさらしいが、ぱっと見た感じは銀行のATMのようなデザインで、一人ではいるにもそう入りずらいという感じではない。
中にはテーブルと椅子、電源が設置してあり、十分にリモート会議ができるスペースとなっている。
ただしWiFiは完備されていないので、リモート会議をするならポケットWiFi持参が必須。
外部の音が気になるところだが、記事によればさほど外の音は気にならないとのことだ。
このテレキューブが設置してある場所だが、実はこの写真の場所は飯田橋にあるセブンイレブンの中だそうだ。
私は知らなかったが、すでに全国9都道府県に130台設置されているとのことで、これからさらに需要は高まると予想される。
いや〜これは便利だ!
とにかく出先のビジネスマンは、これがあればたいへん助かるだろう。
よく町中で歩道にしゃがんでカバンから書類を取り出し、さらに肩にスマホを挟んでぺこぺこお辞儀しているサラリーマンを見かけると思う。
どこかの取引先に怒られているのだろうが、このテレキューブがあれば通行人に醜態を晒す必要はない。
織田裕二のようにテーブルにドンと足を乗せ、悠然と電話すればいいのだ。
ぺこぺこ謝るのは口先だけで十分である。
気になる使用料だが15分で250円。
1時間のリモート会議で1000円か・・・
ネットカフェよりは少々お高い感じもするが、ネカフェでは大声で話すことはできないから、そう言われると他に選択の余地はないのかもな。
しかもこのテレキューブは、入退室の間隔は5分以上じゃないと使用できないように管理されており、また個室内部はすべて菌やウィルスを不活性化させるコーティングが施してある。
さらに換気は1分で空気が入れ替わるようになっているので、狭くても万全のコロナ対策がとられているとのこと。
たったひとりでしか使用しないと考えると、もしかするとネカフェやまんきつあたりよりも安全なのかもしれないと思った。
実は、テレワーク以外でも個室ニーズはどんどん増えている。
たとえば下の写真をみてみただきたい。
これはリビングに置かれた子供部屋である。
田舎の住宅のようにだだっぴろく、何人子供が生まれてもいっくらでも部屋はあるという家ならいい。
しかし東京を始め、主要都市の住宅事情はそうは行かない。
二人目の子供に専用の子供部屋を提供するのが困難という住宅は山ほどあるだろう。
そこへこのような、子供小屋というか子供の部屋ではなく個室を作ってあげるのが流行っている。
子供がまだ小さいあいだは目の届くところへ置いておきたい。
そうなるとリビングの一角にこのスペースがある方が、ママには安心ということもある。
この個室は実際に販売されていて、お値段は税込だと70万を超える!
なかなかのお値段だ。
しかし大工さんが木工でこれを作るとなるとだいたいこれが相場となる。
ただ家をリフォームして子供部屋をもうひとつ作るとなると、それこそこんな金額ではすまない。
そうなると少々お高くても子供に個室を作ってあげる手段としては、これもニーズがあるということなのだ。
決して子供用に限ったことではない。
お父さんが自宅でのテレワークに使ったり、趣味の部屋として使ったりと用途はさまざまだろう。
次にご紹介するのは、実はこれは私が企画も開発も手がけている個室である。
ちょうど今日のテーマが個室だったので、あえて公開させていただいた。
実はまだオンラインショップは開発中で、2月になればローンチする予定である。
ようやく6月になってローンチした!
ブランド名『ROOOM』
official Site:部屋に新しい空間を『ROOOM』
この個室はスェーデンから輸入した強化ダンボールだが、木材のよう強い。
しかも表面には木材と違ってありとあらゆるペイントが可能だ。
もちろん自分で好きな貼り替え可能な壁紙を貼るのもいい。
このイラストは表面にプリントを施した際のデザインの一例だが、これは超大型のインクジェットプリンターでプリントする。
軽いので木材と違い動かせるし、バラバラにして分解したり組み立てたりが容易にできるというのも利点だ。
もし何年も使用して必要がなくなれば、ダンボールのように捨てていただければリサイクルされることになる。
地球環境に優しい素材でしかも木材の半分以下の価格!
今なら金利手数料はジャパネットが負担!!
いやいや、ジャパネットでは販売していない。
もしご興味のある方は、ぜひオンラインショップを見て欲しい!
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食は焼きシャケ定食。
ごはんは久しぶりに十六穀米にしてみた。
嫁が生きていた頃は、毎日ごはんはこれだった。
スーパーで久しぶりに見つけたので炊いてみたが、懐かしい味に涙がこぼれそうになった。
ランチはドリア。
以前インスタントスープでドリアを作ったことがあったので、野菜スープに牛乳を足してトロトロにしてドリアにしてみた。
なんかうまい!
夜は酒のつまみだ。
人参の洋風きんぴら、ほたてのカルパッチョ、もやしとニラの油揚げ餃子。
スーパーでボンベイサファイアを見つけたので、今夜は久しぶりにジンソーダ。
ボタニカルなフレーバーが鼻を抜ける。
やっぱりうまい!
休肝日明けの酒は最高だ!
うまいジンを飲みながら窓の外に目をやると、なんと雪が降っている!
昨日、東京に雪が降るとは言ってなかったが・・・
しかしなんとも風情のある景色だ。
世田谷の古いマンションの一室。
ここも私専用の個室だ。
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
ぺこりーのさん、日本は寒そうですね。
お身体には十分ご自愛ください。
秘密基地って昔から憧れています。男のロマンですよね。
家族と一緒に過ごすリビングもいいですけど、
やはり一人でしっぽりしたい時もあります。
僕が住んでるタイの家は数年前に増改築したのですが、
庭に面したリビング部に部屋を増築しました。広さは12平米弱(7畳)。
お気に入りの豆を挽いて珈琲を楽しんだり、
お酒を飲みながら大好きな映画や音楽を楽しんでまったりと過ごす空間。
まさに大人の秘密基地ってつもりで増築したのですが、
今ではウチの愛犬(シーズーとプードル)2匹と、
3匹の猫ちゃん達の遊び部屋になってしまいました(^_^;)。
ぺこりーのさんが企画・開発されている”hakobeya”良さそうですね。
さすが環境先進国のスウェーデンらしい素材で、
軽くて分解・組み立てが容易なのがGood。
こもり部屋に良さそうです。
Yoshiさん
コメントありがとうございます!
男も自分の書斎を持っていると言う人は少ないと思うので、
せめてひとりになれるところが欲しいですよね。
しかしYoshiさんが増築された部屋はまさに秘密基地ではないですか!!
ペットの部屋になったとしても、落ち着く部屋ではないですか?
hakobeyaはもう少し早く販売する予定だったんですが、このコロナ禍で
なかなか前に進まないんですよね〜。
売れたらまた報告いたします!
ぺこりーのさん、こんにちは。
どんなに仲の良い家族でも、家庭で1人になれる場所は必要ですよね。
職場に、家族5人で社宅住まい、そろそろマイホーム探し始めようかな〜と思っていたところに今春の緊急宣言。5人が毎日朝から晩まで顔合わせていたら、喧嘩、諍いが絶えず、お父さんはいつも車に避難。小中高3人の子供から「個室、引っ越せ、家買え」とプレッシャーが強く、あっと言う間に中古一戸建てを探し、昨年末に引っ越しまで済んだ方も。
まあ、そうやってもともと引っ越す予定が早くなったくらいの人はいいですが、皆が皆、引っ越しできる訳もなく、簡易個室いいかも、と思いました。
時代の変化に素早く対応してビジネスにしていく方々(ぺこりーのさんも)を、ボケーっとしている私はいつもすごいな〜と思います。
揚げパンさん
コメントありがとうございます!
職場のお友達の家族はそんなに仲が悪いんですか!(笑)
一戸建てに引っ越ししてもうまく行きますかね〜。
部屋の問題ではないような気がしますが・・・
私の知人の奥様は、自分の仕事としてリビングにテントを張っているんですよ。
みないろいろ工夫してやってるんですよね。