今日は嫁の6回目の命日・・・そうか、君がいなくなってもう6年も経つのか

嫁のこと
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ただただ感謝しかない

 

6年前のあの日もこんな蒸し暑い日だった。

あの日、嫁はようやく苦しみから解放され空へと旅立った。

 

そして私は悲しみのどん底に落ちた。

 

しかし悲しみに暮れる間も無く葬儀の準備をし、生前お世話になった方々への連絡などに追われた。

今思えばなぜ家族葬にしなかったのかが悔やまれる。

 

家族だけで静かに送った方が別れの時間は作れたはずだった。

あの時はそんなことを考える余裕もなかったんだな。

 

飲み仲間の友人たちの初めて見る黒い礼服姿。

みんな似合わない服を着て何をやってるんだろうと思った。

 

無宗教だからお坊さんのお経もなし。

当然お焼香もない。

私は喪主なのに数珠すら持ってなかった。

 

斎場に流れているのはジブリの『風の通り道』のジャズバージョン。

斎場まで嫁との最後のお別れにきてくれた人たちは、お焼香の代わりに白い菊の花を1本づつ祭壇にあげてくれた。

 

みんなが真っ黒な服を着ているのに、嫁だけは私が退院用に買っていた派手な花柄のワンピースを着ている。

蒸し暑い梅雨の時期にみんな長袖の黒いスーツを着て、汗と涙で顔がぐちゃぐちゃだ。

 

嫁だけが棺の中で涼しげなノースリーブのワンピースだった。

 

出棺の時に斎場の外に出ると朝から降っていた雨が急にやみ、真っ黒な雲が二つに割れて一瞬で青空になった。

差し込む陽の光の筋がまばゆいほどだった。

 

この割れた雲の間から光の筋をたどって嫁が天に登って行ったんだと思った。

 

長い長い時間を一緒に過ごした嫁は、さようならも言わずに天国に行ってしまった。

あの時の光景が今でも心に残っている。

 

生きている時も周りに強烈なインパクトを与えた人だった。

しかし死ぬ時もやっぱりすごかった。

 

みんなに強烈な喪失感だけを残して嫁は天国へと旅立った。

 

そして梅雨の雨空を一気に晴れに変えて。

 

6年前の今日、

 

嫁はこの世から消えた。

 

 

本当にありがとう。

 

ただただ感謝しかない。

 

 

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老後のおひとりさまごはん

 

昨日の朝食は全部前日の残りごはん。

ちらし寿司、冷汁、肉じゃが

いっくらでも食べれる。

 

 

よもや嫁もちらし寿司なんか作って食べてるなんて思いもしないだろうな。

冷汁も嫁の得意料理だった。

 

 

ランチは豚骨醤油ラーメン。

 

 

市販の麺とスープを買ってきて作った。

背脂ニンニクをたっぷり入れるとお店の味になる。

豚バラチャーシューだけは手作り。

 

 

晩ごはんはメカジキのムニエル・レモンバターソース、ちぎりレタスとゆで卵のサラダ。

 

 

淡白なメカジキにはレモンバターソースがよくあう。

それにしても魚も高いな。

嫁がもし生きてたら、きっと最近の物価高にブツブツ文句を言っていると思う。

 

想像するだけで笑いが込み上げる。

そして涙が流れる。

 

 

葬儀が終わった次の朝、一人で目を覚ました。

初めてこの世で一人で起きた朝のようだった。

 

もう嫁が朝食を作る音もしない。

嫁の『おはよう』の声が聞こえることもない。

 

本当に一人になったんだと思った朝だった。

 

 

 

※昨日もコメントありがとうございます!

コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. だりあ より:

    39歳で医療ミスにより亡くなった友達の命日も今月でした。
    毎年その日には、若い時からの遊び友達というか仲間で、霊園とご自宅に伺っていました。
    13回忌を機に控えたのは、ご両親の意向もあったからです。
    同じ年頃の自分とかを目の当たりにして、一人娘を失ったご両親には残酷だったのかもしれません。
    亡くなる当日の同時刻に、私の夢に馬に乗って現れました。
    嘘の様な物語の様な話ですが、彼女らしいと思いました。
    最期までかっこよかったです。

  2. BUPPA() より:

    切ないですね。
    鮮やかな思い出です。

  3. はなだ より:

    せつない

    ワタシも6年経ちました。

    どこかにいないかなと、まだ探しています。

    ぺこりさん、がんばろうね

  4. Maru より:

    23日は昨年急逝した姉の月命日です。
    兄弟の中で一番丈夫な姉が救急搬送された半日後に亡くなってしまいました。
    社交的でボランティア活動を長年していた姉の葬儀には大勢の人が来てくださり、若いボランティア仲間が泣いていました。

    奥様も沢山のお友達に囲まれていらした方でしょうから家族葬にしなくて良かったと思います。
    悲しいけれどお別れする儀式は残された人たちに必要なのです。

  5. jun より:

    お別れの時間は本当に短いですよね

    もうそこには居ない、魂は空へ向かっていると分かっていても
    いつまでも顔を眺めていたいし身体に触れていたい!

    全てが終わった後の喪失感、
    そしてそれは何年経っても消えてくれない。

    自分の人生が終わると同時に先に逝った大切な人の人生もまた一緒に終わるのでしょう。

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