老後の生活費のリアル!このギリギリのスリル感に胃液が込み上げるw

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平均の話ばかり

 

老後の生活費のリアルと検索すると、そこに出てくる記事のほとんどは保険会社かファイナンシャルプランナーが書いた記事ばかり。

要するにビジネスで書かれた記事ばかりということだ。

 

そこにはリアルさなど微塵もなくて、どこかで見たような平均的な年金生活の話をライターさんがうまくまとめた内容ばかりである。

『老後の生活費のリアル』と検索した人が本当に知りたいことはそんなことだろうか?

 

私が以前、このブログに書いたことがあるが、あるテレビ番組で実際の年金生活者のおばあちゃんが取材されていた。

そのおばあちゃんは昼食にとスーパーで買った塩鮭を焼いているのだが、実際に昼食で食べるのは焼いた鮭の皮だけ。

 

残りの身の方はラップで包んで冷蔵庫に入れていた。

なんと残りの身の方は晩ごはんのおかずなんだそうだ。

 

これこそがまさに老後に年金だけで暮らす生活者のリアルだ!

平均の話でもなければ匿名のアンケート結果でもない。

 

まさに年金暮らし真っ只中!

素人のおばあちゃんの生々しい生活だった。

 

老後の生活費のリアルを知りたい人たちは、こんな現実を本当は知りたがっていると思う。

と、私もこの番組を見た一瞬はそう思った。

 

ただね。

番組を見ていくうちに、これも実はリアルな年金生活じゃないなと思い出す。

なぜなら、ディレクターさんがそういう風な映像に作りたいんだなという意図が、だんだん透けて見えてくるのだ。

 

番組に出てくるおばあちゃんは、焼いた鮭の皮がただ好きなのである。

決して他に食べるものがないから、我慢して我慢して道端に落ちていた鮭の皮を拾って食べているわけではない。

 

おばあちゃんは、めっちゃうまそうに塩がきいた鮭の皮と熱々の白ごはんを食べていた。

もっと言うと、おばあちゃんは鮭の身は捨てても皮が異常に好きなおばあちゃんだと私は踏んだ。

 

これも年金生活者のリアルではあろうが実に楽しそうに暮らしているおばあちゃんだった。

だって、別の日には回転寿司で昼間から生ビール飲んでガツガツお寿司を食べていたからね。

 

ほんと映像って編集次第でどうにでも作れる。

 

私の友人のデザイン会社の社長は、白ごはんにマヨネーズをかけて食べるのが大好きだ。

目の前にどんなご馳走があっても白ごはんはマヨネーズで食べる。

 

決して貧乏だからマヨごはんを食べているわけではない。

むしろ麻布十番に持ち家があるお金持ちなのだ。

 

この社長は年金生活になっても喜んでマヨごはんで生きていくと思う。

マヨネーズだろうが鮭の皮だろうが、好きなものを食べて生きていけるって最高の贅沢じゃないか。

 

 

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平均の話

 

日本の年金生活者を全部ぐるぐるポンで平均を出して、それが老後の生活費のリアルだと言われても私には全くピンとこない。

どうしてこうも日本人って平均に生きようとするのかが理解できない。

 

それでもただの指標という意味では、全く役に立たない数字というわけでもないので、ここでその日本の平均の数字を紹介してみよう。

 

『老後破産』や『老後2000万円問題』など老後の生活の不安を煽るような言葉が次々と登場してきて、老後の資金はどれくらい必要なのか心配する方は多いだろう。

あなたが平均的な生活を望むならという条件付きだが、次のデータを参考にしていただきたい。

 

2019年生活保障に関する調査』によると、老後の夫婦二人暮らし世帯に必要な生活費は約22万円。

  • 15万円未満  :5.9%
  • 15~20万円未満:13.0
  • 20~25万円未満:29.4%
  • 25~30万円未満:13.1%
  • 30~40万円未満:17.0%
  • 40万円以上  :1.9%
  • わからない  :19.6%

 

これを見ると老後に必要な生活費は20万円〜25万円と答えている方が一番多い。

では実際には老後の生活費がいくらかかっているかというと・・・

 

老後夫婦二人世帯のリアルな生活費は約27万円
実際は2万円〜5万円ほど生活費が不足するという結果になっている。
この不足分の金額を平均寿命の月数にかけて、あの2000万円という政府が公表した金額となるのである。
次に老後の単身世帯だとどうなのか。
まさに私のことだが、平均的な生活費のリアルな金額は・・・
  • 老後の単身世帯 :15万1,800円

参考:総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)令和元年(2019年)」

 

私の老齢年金の月額が14万くらいだから、毎月1万円ちょっと足りない計算になる。

しかし私の場合は永遠に賃貸暮らしなのでこれだけでは家賃が払えない。

 

持ち家の方で、すでに住宅ローンを完済しているという方以外は、やはり住宅費という固定費が家計に占めるもっとも大きな支出となるようだ。

 

費用項目 毎月の平均支出額 消費支出に占める割合
消費支出:23万9,947円 食費 6万6,458円 27.7%
住宅 1万3,625円 5.7%
水道光熱費 1万9,983円 8.3%
家具・家事用品 1万100円 4.2%
衣服 6,065円 2.5%
医療費 1万5,759円 6.6%
交通・通信
2万8,328円 11.8%
教育 20円 0.0%
趣味・娯楽 2万4,804 円 10.3%
その他消費支出(※) 5万4,806円 22.8%
非消費支出:3万982円 直接税 1万1,976円
社会保険料 1万8,966円
合計 27万929円

 

この表を見ると住宅費が1万3,625円となっているから、平均的に生きている人たちは持ち家の維持費だけが家計の負担になっている。

ここからして、いかに自分が平均的に生きていないかがわかるというものだ。

 

なので平均的な老後の生活費を参考にして役に立つ人がどれくらいいるのかはわからないが、少なくとも私には何の役にも立たない数字であることは間違いない。

 

教育にかかる支出が20円ってナニ?

20円で何か学べることがあるのか?

 

あと衣服に毎月6000円というのもちょっとわからん。

ファッション大好きな私でも年間7万円以上も服を買うかというと、今なら買っているかもだが本当に年金だけ生活になった時には買わないと思う。

 

まあこうやって平均額の細かいところを見ていくと、自分の生活の実態とは偉く違うというのが見えてくる。

結局はそれぞれのライフスタイルがどうなのかが重要で、それ次第で老後の生活費のリアルな金額は大きく変わるだろう。

 

老後の生活費はあなたのライフスタイルで決まる!

 

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老後の生活費のリアルをまとめてみると・・・

 

あなたが鮭の皮やマヨネーズが大好きな人なら、食費はあまりかからないかもしれない。

しかしあなたの趣味が海外旅行だったら、食費の代わりに趣味や娯楽の支出が跳ね上がる。

 

要するにあなたがどう生きたいのか。

老後の人生をどう生きるのかで老後の生活費も大きく変わるということだ。

 

ただすでに公的年金による収入は決まっているので、その中で自分のライフスタイルに合わせたお金の使い方を考えるのが重要。

人生の最後にやりたいこともやらず、我慢だけの生活で死ぬというのは絶対に嫌だ。

 

やっぱり最後は自分らしく死にたいものだ。

 

 

コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. もぐもぐアリス より:

    そうよね。老後のことそんなに心配しなくって大丈夫よね。
    って気がしてきました。
    私も鮭の皮も頭も大好き。
    不安を煽るマスコミに踊らされないようにしなきゃね。

     あ~!ペコリーさんの ビールの写真や 盛りだくさんのワンプレート朝ごはんを見れないのが寂しいんだけど インスタでビールはチェックします。方針が今後も変わるのかも知れないけど楽しみにしてます。(・・・あとトレンドファッションやTシャツも見たいな。)

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