『懐かしい痛みだわ〜♪』〜松田聖子のスイートメモリーズを歌っていたあの頃・・・

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38年前

 

昨日、下高井戸の商店街を歩いていてどこからか聞こえてきたこの曲。

それはあの松田聖子さんの名曲『スイートメモリーズ』だった。

 

『なつかしい〜痛みだわ〜♪

ずっと前に〜忘れていた〜♪』

 

松田聖子さんというと1980年台を代表するアイドル。

いや〜懐かしかった。

歌は一気にその当時の記憶を引っ張り出してきて、まるで早送りの映画のように当時のことを再現する。

 

歌に限らず自分が若い頃に人気だった旧車を見かけたり、若い頃に読んだ本のタイトルを見つけたりしても、急にその当時の記憶が溢れ出すことがある。

不思議だな〜。

その頃はそんなに思い入れもなかったことなのに、なぜ今それが特別な記憶になっているのか・・・

 

私がスイートメモリーズをよく聞いていたのは、この曲が大人気となっていた1983年当時だからなんと26歳の頃である。

 

私もいきなり老ぼれたわけではない。

ちゃんと26歳の頃があったのだ。

 

調べてみたら『GENERATIONS』の片寄涼太くんが今年26歳だそうだ。

片寄くんもいつか私のようになるんだな。

かわいそうに・・・

 

私が26歳当時は転勤で山口県の徳山市という小さな街にいた。

ほんの1年足らずしかいなかったがいろんな思い出がある街だ。

営業の仕事をしていて毎日毎日数字に追われていたあの頃。

 

深夜に家に帰り早朝から出勤する。

そんな地獄の日々だった。

 

そしてその頃よく通ったのが、私のお客様でもあったママが経営するラウンジバー。

名前はもう忘れたが、そのお店で例の松田聖子さんの『スイートメモリーズ』が頻繁にかかっていたことを思い出した。

 

酒の飲み方も知らない若造にママは優しかった。

そしてなんとも言えない年上の女性の魅力に私は頭がクラクラした。

 

たまたまお客が私ひとりだったことがある。

そんなときあの『スイートメモリーズ』の歌に合わせてママも歌うことがあった。

 

私の目の前に松田聖子がいる。

そんな気さえしていた。

ママは本当に美しかった。

 

そんなことを下高井戸商店街を歩きながら急に思い出したのだ。

 

結局女の話かい!!

 

そう言われると返す言葉もないが、なぜか女の記憶は他の記憶と違い大事に保存されているようだ。

複雑なパスワードが設定されているので誰にも消すことはできない。

 

ママと一度くらいデートしたかった。

 

まだ言うか!

 

女の思い出には際限がない。

しかしデートに誘おうにもスマホもなかった時代だ。

 

その頃はいったいどうしていたんだろう?

そういうことになるとまったく記憶がない。

 

かろうじてスマホの前のガラケー時代のことだとわずかに記憶がある。

ガラケー時代は今のように女にLINEのIDを聞いたりしない。

 

ひたすら電話番号を聞いていた時代だ。

それも紙に書いてもらうという江戸時代のようなやり方で。

 

まさかのタイミングでペンと紙がないときは神様を呪ったものだ。

しかし奇跡的に電話番号を手に入れたときには、何度も神様にありがとうを言った。

アナログ時代の神様は呪われたりお礼を言われたり忙しかった。

 

会社や友達との飲み会があるときは、必ず会社のプリンターでお店の地図と電車の乗り換え情報をセットでプリントアウトしたものだ。

今のように地図アプリも乗り換えアプリもないからこうするしかなかった。

 

しかし社員全員が私用プリントするのでプリンターのコストがやたらと上がる。

なので総務部はプリンターにカウンターをつけて、どの部署がどれだけプリントしたかをチェックしたりしていた。

 

それでも減らないと『私用プリント禁止』の貼り紙を社内のすべてのプリンターに貼る。

その貼り紙をプリントするのは総務部だった。

 

そう考えるとなんとスマホって便利なんだろうか。

スマホのおかげで総務部は暇になり会社のコストまで削減してしまった。

 

飲み会のお店が急に変更になったりすると、駅に備え付けの伝言用の黒板に伝言が書いてある。

駅の黒板に自分の名前が書いてあるのだ。

 

街中の人が私が今日飲み会であることを知っていると言う・・・

個人情報もへったくれもあったもんじゃなかった。

 

もう少し文明が進むと駅の黒板が電話の伝言サービスへと変わった。

これも今考えればアホのように面倒くさかったが・・・

 

ポケベル時代もあったがもうあまり記憶に残ってない。

 

そういや会社のデスクに小さな紙切れが置かれていたことが何度かある。

会社の女子からの手紙だ。

 

今考えると危険極まりない行為だが、もらった方は妙にドキドキしたものだ。

 

遠い記憶・・・

 

スイートメモリーズ。

 

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過去を懐かしむと脳が健康になる

 

本当らしい。

東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授の研究によると、懐かしい物事に触れると脳は活性化され健康になると言うのだ。

 

それは見た目にも影響して、いつまでも若々しさを保つことにつながるらしい。

そう言えば同じ年齢なのに、歳相応に老け込んでいる人もいれば驚くほど若々しい人もいる。

 

過去を懐かしむという脳の行動は、知的好奇心が関与していて老化や見た目の若さに大きな影響を与えるとのこと。

それなら大いに昔話にも花を咲かそうじゃないか。

 

過去に聞いた歌、過去に見た映画、過去に触れた物・・・

そういう過去に触れることによって覚醒される記憶すべてが脳の活性化につながるのだ。

 

私のように昔の出来事ばかり探し出してブログに書くという行動は、これはもしかしたら最大の脳のリハビリなのかもしれない。

そう考えると多少うろ覚えのこともありはするが、懐かしい記憶を辿りながらブログを書くことで私の脳は元気になっているはずだ。

 

そう言えば去年の今頃このブログを書き始めた。

その頃のブログを読むともうすでに懐かしい感じがする。

 

もう1年たつのか。

よくぞ1日も休まず書き続けられたものだ。

 

毎日飽きもせずに稚拙な文章を読んでいただいたみなさんにも感謝したい。

 

少しでもみなさんの記憶に残れば嬉しい。

 

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