Googleもグル!
このブログを始める10年ほど前にグルメブログをやっていた時期があった。
とにかく夜は飲み歩いていたので、飲みに行ったお店のことをブログに書くようになったのが始まりだった。
当時はぐるなびはあったが食べログのような評価サイトはなかったので、私が書いたお店の評価を参考にしてお店に行く人が多かった。
そうなるとお店から飲みにきて欲しいと声がかかるようになる。
お金は取られない。
ところがタダ酒を飲んでしまうとブログは本音で書けない。
タダで酒を飲んでおいて『この店クッソまずいから行かない方がいい』などと本当のことは書けないのは当然だ。
それでブログをやめた。
5〜6年続けたブログだったけど、もう自分で読んでも面白いと思わなかった。
どんな評価もお金が絡むとおかしなことになる。
私が自腹で飲んだり食べたりしたお店だからこそその評価は正直で面白い。
ブロガーが広告のような記事を書き始めたらもう終わりだ。
食べログのサービスがスタートした頃、私の前職の部下が二人ほど転職して食べログで仕事をしていた。
なので当時、水道橋にオフィスがあった頃食べログの本社にも行ったことがある。
最初の頃はお店を訪問した方の口コミサイトとしてスタートしたはずだ。
客が自分で点数評価をつけて、その単純な平均が星の数になっていたと思う。
ところが5〜6年前だろうか。
食べログの点数評価を上げるサービスを始めた会社が出てきて、その会社に依頼すれば点数評価が操作できるようになりそれが大変な問題になった。
それからの経緯はよくわからないが、今回の食べログの裁判のニュースを見てびっくりした。
なんと食べログは客の点数評価ではなく、AIによるアルゴリズムが点数をつけていたんだと!
嘘だろ〜!
AIと言えど、せいぜい会話がなんとか成立する程度で、SIRIだって突然意味不明なことを言ったりするじゃないか。
そのAIが料理の味を評価できるのか??
しかし食べログのアルゴリズムは聞くところによると、チェーン店というだけでマイナス評価になるそうだ。
味、関係ないじゃん!
確かに私もチェーン店には滅多に行かないが、それでも一律にチェーン店だからとマイナス評価って乱暴すぎる気がする。
結果的にそれが原因で裁判では負けているから、奇しくも裁判所がそれを認めた形になった。
ミシュランガイドも全くみようともは思わないが、しかしミシュランは一応人がお店に行って食べているらしいから、食べログよりはまだマシか・・・
昔はフランス人に納豆や糠漬けの味がわかるのかよ!と思っていたが、最近は日本は日本人が評価しているそうだから信憑性はありそうだ。
それにしてもAIの点数評価を人間が信じて『3.5のお店に行ったわよ〜』なんて自慢してたんじゃ、笑い話にもならない。
AIの情報で行動している人間ってホラーだな。
ただお店の検索をしてもほとんどのお店の情報は食べログしか上位に出てこないから、個人的にはGoogleもグルだと思う。
Googleだけに。。。
あ〜、クッソ寒い親父ギャグに聞こえるがこれしか言いようがない。
今回の裁判の判決を受けて、おそらく食べログはこれからものすごい数の裁判が始まるのではないだろうか?
食べログのことをよく思ってない飲食店は日本中に数多あるだろう。
おそらく食べログは今頃戦々恐々としているはずだ。
ここで食べログが膨大な裁判を回避する方法が一つだけある。
その方法とは・・・
アルゴリズムをチョチョイのチョイとイジって、点数評価をみんな3.5にしちゃえばいいのだ。
これで全て丸く収まる。
そしてまた人間はその情報を見てホイホイお店に通うだろう。
お店を人気店にするなんて簡単なことだな。
まとめ
今回の食べログのニュースを見て、もう食べログの点数評価を気にするのはやめようと思った方が多いのではないだろうか。
ただ、膨大になる飲食店の中から今日のランチを決めるための、何かの情報はみんな欲しいだろう。
ランチ1食でも失敗はしたくないからな。
Rettyやヒトサラみたいなサイトもあるにはあるが、Googleが上位に表示させないから結局は上位表示されている食べログを見ることになる。
最近、Googleの検索結果に満足しない人が増えているので、Googleこそがアルゴリズムの見直しをすべきだろう。
Googleこそ、もっとAIが頑張れよ!
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
食べログは、初期の頃少し見たりしましたが、今はミシュラン共々、まったく参考にしていません。
自分が美味しく感じる店が私の三つ星店です。
私が隠れ家的に通っているカフェがあります。
昔ながらのナポリタンとコーヒー、オーナーが中国に直接買い付けに行った紅茶が美味しいです。
ゴルゴンゾーラチーズが入っているチーズケーキも絶品です。
その店は、中がギャラリーみたいになっていて、陶芸家でもあるオーナーの作品や、中国のオークションで300万の値がつくという新進の画家の小作品や店主が海外で集めた物などが展示してあります。
取り止めもない話をして、くつろぎ過ぎて、3時間位あっという間です。
毎月1回開催されるミニジャズライブは私の癒しの時間です。
過去には有名な映画の撮影やドラマにも使われたりしましたが、秘密にしておきたい隠れ家です。