ファストフード店が多い地域は糖尿病患者が多いという調査結果
イギリスの有名シェフがマクドナルドに対して起こした裁判のことをご存知だろうか。
この裁判で負けたマクドナルドは、パテの原料としてくず肉や腱、脂肪、結合組織をアンモニアと一緒に混ぜて作っていることを明らかにした。
このニュースは世界中で話題になったのでご存じの方も多いと思う。
しかし驚くべきは、だからと言ってマクドナルドの売上が下がったかというと下がっていないということだ。
一時異物混入の不祥事が続いたせいで日本マクドナルドが苦境に立たされたことがある。
その後、社長が交代した現在は、例の木村拓哉さんのCMのおかげでV字回復を見せている。
私ももしマックのハンバーガーを食べる機会があれば、木村さんのあのカッコいいハンバーガーの持ち方をしてみたい。
しかし私は滅多にマックのハンバーガーを食べることはない。
よほど誰かが買ってきたか、数年に一度ジャンクな気持ちになった時に食べる程度。
まあ、ファストフード自体があまり好きじゃないというのもある。
牛丼の方が食べる機会は多いがそれも1年に1度あるかないか・・・
理由はファストフードをうまいと思わないということと、急いで食事を済ませないといけないほど忙しくないからだ。
あともう一つ食べない理由をあげるとするなら、安くて加工度の高いものは信用できないというのもある。
だからまだハンバーガーよりは加工度の低い牛丼の方がマシかなと思っている。
ハンバーガーの味の決め手となるパテだが、肉を均一化するために多量の牛肉をミンチ状にするらしい。
その状態をピンクスライムというそうだ。
私も初めて知った。
このピンクスライムの写真はあまりにおぞましいので、さすがにここには掲載しないでおこう。
ちなみにいろんな部位のくず肉や腱、脂肪、結合組織が使われていることは、マクドナルドの質問コーナーにもはっきりと書いてある。
引用元:マクドナルドHP『よくあるご質問』
この回答に書いてあるトリミング肉というのが、要するに脂や筋肉と言ったくず肉のことだ。
トリミングされた精肉はまともに肉屋さんで流通する肉なので高い。
しかしトリミングして捨てる部分の肉はタダ当然だ。
そしてこのくず肉をアンモニアで殺菌するのだが、アンモニアで食品を殺菌することはアメリカでは認可されている。
しかし、日本で認可されているかどうかはわからない。
こういう原料、工程だからマックは安いのである。
食べる気する?
それなら家で特売の牛のコマ切れでも料理して食べた方がまだマシだ。
そしてここで面白い研究結果が発表された。
なんと!
マクドナルドのようなファストフード店が多い地域では、その数に比例して糖尿病の患者も多いという研究結果だ。
この研究結果を発表したのがアメリカの医師会誌というのも面白い。
その研究結果の内容を簡単にご紹介するとしよう。
調査の対象となった方は米国の退役軍人のデーターベースから、糖尿病を発症していない410万人で平均年齢が59歳。
そしてGPSを使って、この方達の居住地域にあるファストフード店やスーパーマーケットの数などを調査。
5年以上の追跡調査を行ったその結果、地域環境にファストフード店が10%増加すると、都市でも郊外でも農村部でも糖尿病の発症リスクが1〜2%増加したそうだ。
一方、スーパーマーケットの店舗数が10%増加すると逆に、糖尿病のリスクは1〜3%と減少したらしい。
なんだ。
たったの1〜3%の話じゃないかと思われるかもしれない。
しかし10%の増加に対しての数字なので、ファストフード店の店舗数が2倍になれば、100%増えたことになるので、糖尿病の発症リスクも10%〜20%に上がることになる。
これだとなかなかの数字だろう。
しかも地域に3店舗しかなかったファストフード店が6店舗に増えたなんてザラにある話だ。
生真面目な食育評論家のようなことを言う気はサラサラないが、やはりファストフードはほどほどにしておいた方がいいと言うのは間違いないようだ。
だったらお前もインスタントラーメンばっか食ってんじゃねえよ!と、どこからか罵声が聞こえてくる。
まとめ
日本のマクドナルドのハンバーガーの値段は、世界と比較しても最も安い国として知られている。
ビッグマックを例にあげるとお隣の韓国やタイよりも安い。
これを聞いてちょっと驚く方も多いだろう。
ハンバーガーの価格にも日本の長く続くデフレや円安という現状が見てとれるということだ。
ワンコインでランチが食べれる先進国が他にあるだろうか?
安いのにはちゃんと理由がある。
その食事で本当にいいのか?
今一度よく考えてみる必要があると思う。
私たちの体は食べ物からできているのだ。
だったらラーメンやめろ!!
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