生きていれば65回目の誕生日〜写真の中の君はあのときのままだけど・・・

嫁のこと
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お祝いしよう!

 

今日9月1日は天国のの誕生日だ。

生きていれば65歳。

 

私と4ヶ月間だけ同い年になる。

今日は、嫁が好きだった葡萄を写真の前にお供えした。

 

もちろんビールは毎日欠かさない。

隣で眠るらんまるも葡萄の匂いにワクワクしているだろう。

らんまるも葡萄が大好きだった。

 

嫁がいなくなったあとの6年間はいろんなことがあった。

引越しもした。

 

一人暮らしになったので、ありとあらゆる家財道具を捨てた。

鬼のように断捨離をしたおかげで、足りなくなった食器や布団をまた買うことになり、何をやってるんだ俺は!と一人反省した。

あとさき考えずに捨てるものではないなとその時に学んだ。

 

嫁はなんでもリスのように溜めこんでおく性格だったので、それをいちいち確認しながら捨てるのに本当に苦労した。

ブランドでもなんでもない紙袋が100枚以上とってあったり、二人暮らしなのに食器は必ず5脚づつ揃えてあったり、出張先のホテルから持って帰ってきた歯ブラシやら化粧品のサンプルやら、訳がわからないものが大量に保存されていた。

 

冬眠する熊でも、ここまでは溜め込まないはずだ。

それを全部捨てた。

もし捨てたのがバレたら私が天国に行った時にこっぴどく嫁から怒られると思う。

 

『なんでもとっておけば、いつか使う時になってよかったって思うでしょ!!』

 

溜めるだけ溜めて何も使うことなく死んじゃったくせに、いつも先のことばかり考えていた嫁。

 

亡くなる2年ほど前に買ってあげたパイソンのバッグ。

嫁はヘビ革が大好きだったので、誕生日でもないのに思い切って買ってあげた。

その時は飛び上がるように喜んでいたが、いつまでたっても使わないので『せっかく買ってあげたのに、なんで使わないの?』と聞くと・・・

 

『いつかこのバッグを持ってお洒落してお出かけするような、そんな特別な日が来るまでとっておくの。』

 

と言ったまま、一度もそのバッグを持って出かけることもなく死んでしまった嫁。

自分のお葬式の日が一番特別な日になってしまった。

 

今日は誕生日だから二人でお祝いしよう。

二人でよく行った播磨坂のあのイタリアンのお店に行こうか!

 

パイソンのバッグを持って。

 

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私だけがすっかりおじいさん

 

私はあれから確実に歳を重ねたが写真の中の嫁は6年前のままだ。

もう君は歳をとらないんだね。

 

美しかったあの頃のままの君に早く会いたい。

 

天国で再会する時は、私だけがヨボヨボの老いぼれになってしまっているんだろう。

でも笑わないでくれよ。

 

君がいなくなった世界で、こんなに老いぼれるまで頑張って生きたんだよ。

 

 

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コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. 梅子 より:

    はじめまして。いつも楽しく拝見しています。
    すみません余計なお世話なのは重々承知していますが、葡萄は犬に危険な食物です。個体差があるとは思いますが、中毒症状になるリスクもあります。ゆいまるくんには食べさせない方がいいかと。。私もシーズーを飼っていてゆいまるくんを見るのが密かな楽しみになっています。これからもまたこっそり覗かせて頂きます。

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