生きていれば63回目の誕生日

嫁のこと
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お祝いしよう!

今日9月1日は、嫁の誕生日だ。

生きていれば63歳。

私と4ヶ月間だけ同い年になる。

今日は、嫁が好きだった葡萄を写真の前にお供えした。

もちろんビールは毎日欠かさない。

隣で眠るらんまるも、葡萄の匂いにワクワクしているだろう。

らんまるも葡萄が大好きだった。

 

嫁がいなくなったあとの4年間はいろんなことがあった。

引越しもした。

一人暮らしになったので、ありとあらゆる家財道具を捨てた。

鬼のように断捨離をしたおかげで、足りなくなった食器や布団をまた買うことになり、何をやってるんだ俺は!と一人反省した。

あとさき考えずに捨てるものではないなとその時に学んだ。

 

嫁はなんでもリスのように溜めこんでおく性格だったので、それをいちいち確認しながら捨てるのに本当に苦労した。

ブランドでもなんでもない紙袋が100枚以上とってあったり、二人暮らしなのに食器は必ず5脚づつ買ってあったり、出張先のホテルから持って帰ってきた歯ブラシやら化粧品のサンプルやら、訳がわからないものが大量に保存されていた。

 

冬眠する熊でも、ここまでは溜め込まないはずだ。

それを全部捨てた。

もし捨てたのがバレたら、私が天国に行った時にこっぴどく嫁から怒られると思う。

 

『なんでもとっておけば、いつか使う時になってよかったって思うでしょ!!』

 

溜めるだけ溜めて何も使うことなく死んじゃったくせに、いつも先のことばかり考えていた嫁。

5年ほど前に買ってあげたパイソンのバッグ。

嫁はヘビ革が大好きだったので、誕生日でもないのに思い切って買ってあげた。

その時は飛び上がるように喜んでいたが、いつまでたっても使わないので『せっかく買ってあげたのに、なんで使わないの?』と聞くと、

 

『いつかこのバッグを持ってお洒落してお出かけするような、そんな特別な日が来るまでとっておくの。』

 

と言ったまま、一度もそのバッグを持って出かけることもなく死んでしまった嫁。

自分のお葬式の日が、一番特別な日になってしまった。

 

今日は誕生日だからお祝いしよう。

二人でよく行った、播磨坂のイタリアンのお店に行こうか!

 

パイソンのバッグを持って。

 

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老後のおひとりさまごはん

今朝のサラダボウル。

初めての試みとして納豆をトッピングして見た。

悪くない。

今日はレタスとかいわれ大根を、細かく刻んでごはんの下に敷いたので、思った通り食べやすかった。

皆さんにも、納豆とドレッシングとごはんとサラダと昆布の佃煮が混ざった味を想像していただきたい。

マシソヨ〜。

 

ランチは麺類ではなく、カレーがたくさんあるのでカレー丼。

見かけよりも器が小さいので、レディースサイズの量しか入ってない。

もしくは年寄りサイズ。

 

晩ごはんはカレイの煮付け。

煮魚は大好きなのだが、自分で作ることは滅多にない。

理由はパックに入ってる切り身だと、たいてい2切か3切づつのポーションになっているので買えないのだ。

ところが昨日は、カレイが1切のパックで売ってたので、それならということで買ってみた。

久しぶりに作ったがよくできた!

まずはカレイを薄めの味で煮込んでおいて、その後身が硬くなる前に取り出してから煮汁を煮詰めて濃い目のタレにする。

それをカレイに回しかけて出来上がり。

こうすると、ちょうどいい味加減の煮付けができる。

 

魚の煮付けには焼酎だ。

森伊蔵。

結局、イタリアンのお店に行けるわけでもなく、自宅でカレイの煮付けをつまみに飲んだ。

嫁のことを思い出しながら。

私はあれから確実に歳を重ねたが、写真の中の嫁は4年前のままだ。

もう君は歳をとらないんだね。

 

天国で再会する時は、きっと私は老いぼれになってしまっているが、君はあの頃のまま。

美しかったあの頃のままの君に早く会いたい。

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