毎年悩む誕生日プレゼント
今年3歳になる孫の誕生日だが7月なのでまだまだ先の話である。
毎年何にしようか迷った挙句、結局は娘に欲しいものを聞いてそれを言われるがままに送ってあげている。
しかしそれではあまりに芸がない。
やはりプレゼントとは自分のセンスで選んでこそのプレゼントだと思っているので、一応ギリギリまで考えるのだ。
そして決めきれずに最終的には娘に頼ることになる。
ところが今年はいい誕生日プレゼントをすでに見つけてしまった!
偶然にテレビで見た海外の知育玩具だが、これなら孫も娘も絶対に喜ぶと確信したのだ。
なぜなら孫が似たようなおもちゃで遊んでる動画を、娘がSNSにアップしていたからだ。
まあ男の子ならみんな喜ぶと思う誕生日プレゼントではあるが・・・
その知育玩具がこれ。
Ravensburger GraviTrax(グラヴィトラックス)
これは大人が遊んでも面白そうだ。
ん?
よく見ると対象年齢が8歳〜99歳になっているではないか。
大人じゃなくて年寄りだってこれで遊べるってことか!
う〜ん、そんなむじゃきな年寄りはいないと思うが、たしかに認知症予防にはいいかもだ。
しかし3歳だとまだ早いのかな〜。
結局また娘に聞いてみるしかなくなるのか。
誕生日プレゼントの悲しい思い出
私が小学生の頃の話だから半世紀も前のことだ。
明治維新のちょっとあと。
いやいや、それは嘘。
もうちょっとあとの昭和の話である。
当時仲が良かった栄井くんという友達がいた。
栄井くんのお母さんはあのど田舎で編み物教室を開いていて、お父さんは校長先生というとってもお金持ちの家だった。
お姉さんも美人でいつも目のやり場に困るくらいに短いスカートを履いていた。
ヘルメットのような脳みそのくせに、そんなことはよく覚えている。
ある日、その栄井くんから次の日曜日に誕生日パーティをやるので、ぜひ来て欲しいと招待をされた。
私はそのとき、生まれて初めて誕生日パーティというものに招待されたのだ。
パーティとか本当にやるんだと思った。
そして栄井くんの誕生日の当日、パーティに呼ばれた友達がたくさん集まっていた。
テーブルには私が見たこともないような豪華な食事が並んでいて、ここは欧米か!と思った。
今日はこんなご馳走が食べれるんだと思うと、誕生日っていいもんだな〜と子供心に実感した。
しかしワクワクしたのも束の間。
その後に見た光景に私の気持ちは一転して、徐々に暗く沈んで行った。
招待されていた友達が、それぞれ栄井くんに誕生日プレゼントを渡しているのだ。
みんな笑顔で『おめでとう!』とお祝いの言葉を言いながら・・・
招待された友達の中で、私だけ誕生日プレゼントを用意していなかった。
そんなことをするのが常識だとも知らなかった。
なぜなら自分も誕生日プレゼントなんてもらったことがない。
だからわからなかった。
子供ながら惨めで恥ずかしかった。
この豪華なご馳走は、誕生日プレゼントを持ってきてくれたお礼なのだと初めて知った。
結局私は何も食べずにジュースだけ飲んで帰った。
みんな何かゲームをして遊んでいたが、私は何をしていたのかよく覚えていない。
私は帰ってから祖父母になぜ教えてくれなかったのかと2人を責めた。
しかし祖父母もそんな気遣いができるほどもう若くはなかったのだ。
ただ困惑した顔をしていたと思う。
そんなことがあった翌年の私の誕生日のこと。
なんと祖父母が私に誕生日プレゼントをくれたのだ。
誕生日プレゼントの中身は財布だった。
それも立派な黒い革の財布。
もう栄井くんの誕生日プレゼント事件のことはすっかり忘れていたが、祖父母はきっとずっと気にしてくれていたのだろう。
私は嬉しかった。
生まれて初めてもらった誕生日プレゼントだ。
私が嬉しそうにしているのを見て、さらに嬉しそうな祖父母にお礼を言った。
『ありがとう!』と・・・
しかし残念ながら子供だった私は、その財布に入れるお金を持ってなかった。
『小遣いがないのに財布いらねえじゃん!』
もちろん口に出してそんなことは言っていない。
あげた方の祖父母が喜んでいるからそれでいい。
しかし何が欲しいか聞いてくれたらいいのにとも思った。
やっぱプレゼントは相手に何が欲しいか聞くのが一番なんだな。
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食はハムチーズサンドと作り置きの肉団子の中華スープとコーヒー。
妙な組み合わせだがこういうことはしばしばあることだ。
酸っぱい中華スープとコーヒーはあう。
そんなわけないだろ!!
ま、カレーに味噌汁出してくるお店もあるからな。
チーズのとろけ具合が最高!!
このサンドは食パン一枚でできるからちょうどいい。
糖質0ビール。
ロックな生き方を目指してたやつが体への気遣いが半端ない。
ミックジャガー並に長生きしそうだ。
晩ごはんは和牛とれんこんの甘辛煮、しいたけのオイツナ焼き、酢れんこんetc・・・
どれもこれもよくできた!
調味料は全部目分量だけどこんなに美味しくできるなんて・・・
天才かもしれん。
昨日晩ごはんを食べながら焼酎を飲んでいると、友人からみかんをたくさんもらったので持ってくるとLINEがきた。
お!
みかんいいね!
明日の朝食もサンドイッチとみかんにしようと考えて、みかんくれるならごはんあるから食べて行けよとLINEを返した。
息を切らしながら家にきた友人が、ドアを開けるなりみかんがはいっているレジ袋を私に差し出す。
『ありがとう!』と言いつつレジ袋を受け取ったがなんだかいやに軽い。
どうもみかんの重さじゃない気がする。
そしてゴソゴソと袋を開けてみると、なんと中にはみかんではなくカップラーメンがいくつもはいっていた。
『あ”〜〜〜〜〜〜!!!』
『俺が食べる用のカップラーメンの袋とみかんの袋を間違えて持ってきた!!』
と叫ぶ友人。。。
結局みかんはもらえず、私の晩酌用のおかずをつまみにビールと焼酎をガブガブ飲んで帰っていった。
プレゼントは中身の確認も必要だ。
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