九州男児のイメージ
私も熊本県出身なので若い頃はよく言われたものだ。
『九州男児』
割と褒め言葉として言われたことが多いので、生まれたのは実は練馬区だということはあまり大きな声では言えない。
しかし九州の男だからって昔はどうかわからないが、最近の九州男は特に熊みたいなやつもいないし、他県とさほど変わらないと思うのだが。
ある女子系メディアでこんな記事が投稿されていた。
九州男児と呼ばれてきた私には否が応でも目に入る記事だ。
『「さすが九州男児だね!」と褒めると男性が喜ぶ瞬間9パターン』
タイトルだけ読むとただのヨイショにしか思えないが、中身を読むとたしかに九州男児あるあるだ。
■飲み会でビールを飲み干した時
『いよっ!さすが九州男児!』と言われるシーンで一番多いのが酒の席である。
特に一気飲みしたりすれば喝采を浴びることになる。
しかしこの『九州男児はお酒が強い』というイメージで苦しむ人も意外と多い。
私の友人は生まれも育ちも九州でガタイもデカくて風貌は竹内力。
柔道部のキャプテンをやっていたので怪力である。
しかし仕事は家業の染め物屋さんを継ぎ、繊細な絵付けを得意としているから怪力は必要ない。
無駄な筋肉は今となってはなんの役にも立ってないただのいかつい男だ。
その友人は実は酒が飲めない。
家族全員が飲まない家庭なので代々飲めない家系なのだろう。
まったく飲めないわけではないのだが、ビールコップ半分でも顔は真っ赤。
それならむしろまったく飲めない方がまだいい。
しかしこの友人は酒が飲めないことでずいぶん苦しんだ。
見かけは九州男児そのものなのに、すすめられた酒を断るというのは九州男にとってはなかなか辛い。
私は若い頃から酒は強かった。
それで酒席でのせられて酒をがぶ飲みして失敗した話は数え切れないほどある。
バカでお調子者も九州の男に多い気がする。
■ゴキブリを退治してくれたとき
これは九州男児と関係あるか?
女子が言うから仕方なく退治しているだけのことだと思うが・・・
九州出身の男がゴキブリ扱いに慣れているというデータはどこにもない。
『九州男児=Gバスターズ』みたいな名誉は誰もいらない。
■飲食店で大きな声で店員さんを呼んでくれたとき
これで九州男児と賞賛されるのもどうかと思う。
九州男児がみな野太い声をしているわけでもないし、常日頃から発声練習をしているわけでもない。
歌手で俳優の福山雅治さんや郷ひろみさんの歌声を聞いてもわかると思う。
唯一当てはまるのはサンシャイン池崎くらいなものだろう。
ちなみにサンシャイン池崎は鹿児島県出身である。
なんでサンシャイン池崎だけ呼び捨て?
■デート中に口数が少ないとき
え?
それは寡黙でもなんでもなくただデートがつまんないだけだろ。
気に入っている女なら九州だろうが北海道だろうが男は饒舌にしゃべる。
そんなものだ。
■恥じることなく堂々と九州の方言で話しているとき
これな!
よく勘違いされるが、それは堂々と話しているわけじゃないのよ。
ただ方言が抜けないだけ。
妙な九州弁のイントネーションに乗せて標準語でしゃべることを、九州では『からいも標準語』と言う。
このからいも標準語の一番辛いところは、本人はまったくの標準語を話しているつもりであること。
ところが九州訛りは体に染み込んでいる。
標準語を見事なまでに九州のイントネーションにのせてしゃべる技術は無形文化財だ。
自分は九州出身です!!と名札をつけているようなものだな。
周りにはバレてるのに自分ではわからない『からいも的』なフレーズは、爆笑されて初めてそのからいもチックな自分に気づく。
『ばってんがさ〜』
だけどね〜と言ってるつもり。
『よかですね〜』
いいですねと言ってるつもり。
『なおします〜』
しまいますと言ってるつもり。
『はわきますね〜』
ほうきではくと言ってるつもり。
『からいますね〜』
背負うと言ってるつもり。
■デートに薄着で現れたとき
これはただの天気の読み違いだろう。
九州の男は寒さに弱い。
むしろ東京にいる九州人は厚着している人の方が多いと思う。
そして電車内で暑くてダラダラと汗をかいているのが九州男児。
真冬に薄着で平気なのは外人さんと小学生だけだ。
さあ、九州出身の男性諸君!
あなたはこの記事を読んでどう思っただろうか。
面白かった言っていただけると嬉しかばい。
よかよか。
そして九州女子は・・・
昨日のメディアの記事を読んで、九州男児という言葉は今でも使われているんだと再認識した。
もうとっくに死語かと思っていたが・・・
しかし私は九州の男よりも九州の女性の方がすごいと思う。
うちの嫁もすごい女性だったからだ。
東京に来たばかりの頃、電車のシルバーシートに座っている若者に『年寄りに席ば譲らんね!』と叱り飛ばし、おばあちゃんを座らせてあげたことがあった。
また新幹線の中で携帯電話で大声で話しているおっさんに向かって嫁がポンポンと肩を叩き、ドアに向けてピッと指を刺し、外で話せと指示をしたこともあった。
おっさんは頭をぺこぺこしながらドアの外に出て行った。
私は側で見ながらこの人はすごいなと思った。
これが九州の女子である。
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
九州男児の謎の定義、楽しませていただきました!
けど決めつけはいけませんよね。私は眉毛が太く顔が濃いので、
「沖縄出身ですか?」と沖縄の人にまで時々聞かれます。
「いえ、アイヌの血です」って言ったら、「そうでしたか、失礼しました」って…冗談ですやん!コテコテの大阪ですわ。笑
ぺこりーのさんは、東京弁、九州弁、京都弁、
あっそれから広島弁wが話せるマルチリンガルなんですね♪
Kayさん
コメントありがとうございます!
あ〜沖縄っぽい感じの顔つきは想像できます!
エキゾチックなんですね。
マルチリンガルって(笑)
どれも言語じゃないじゃないですか!
ただの方言ですやん。
話は変わりますがアジア系のヘイトの被害にあってないですか??
日本ではずいぶんニュースで流れてますよ。
ヘイトクライムのこと聞いてくださりありがとうございます!
お陰様でウチの近所はとても平和です。^^
アジア人を攻撃する人たちにはアフリカ系も多いと聞いています。
ヘイトの連鎖でしょうか?悲しいですね…
Kayさん
コメントありがとうございます!
平和な街でよかったですね。
でも私が熊本から京都の学校に行った時は、熊本弁しかしゃべれないのでずいぶんいじめられました。
どこにでもあるんですよね。
九州出身の男性は、ゲップの音も大きい方が多いですか?
同じ市内にいる義父(87歳)が鹿児島出身なんですが、ゲップの音が爆音で、一緒に食事したときなんか、それはそれは凄まじいほどの音量なんですよ~。
誰も注意しないので、直りません。
去年からはコロナの影響で一緒に食事することもありませんので、だいぶ助かっていますけどね。
ほぼ九州男児のオシャレなぺこりーのさんも、ゲップの音は爆音ですか?
オシャレなお店でお酒を飲みながら、たまに爆音出してます~♪とかはないかと思いますが、もしかしたらと気になって、コメントしてみましたよ(°▽°)
こしあんさん
コメントありがとうございます!
ゲップの音が大きいのはそれはこしあんさんのお義父さんだけですよ。
九州人のゲップが大きいなんて聞いたこともないです。
当然ですが私のゲップも普通です。
むしろ乙女みたいにかわいいゲップしかしません!(≧∇≦)
ゲップが爆音って(笑)
私も経験あります。入社で東京研修に行ったとき
うっかり焼酎のロックを飲み干してしまったら
「さすが九州の女は酒が強い!」・・・っと。そんなことないのにね。
ぺこりーさんが練馬生まれの九州男児だったとは。
こんなに面白かブログば書いとらすとは・・(熊本弁)新鮮な驚きでした。
あ、ゴキブリは見ると同時に新聞紙でたたけます。
NHKも 玄関先で撃退できます。
天然とかおおらかとか言われる。
九州女アルアルですか?
(19歳の時のビリビリの件はお忘れください。)
今度 宗像のお友達に会いに来られるときは
天神の大砲ラーメン行きましょう。背脂 増し増しでね。
井川遥!!キターーーーーーーーー!!
ちょ!
井川じゃなくて丼川ですやん!!
アリスさんは博多にお住まい??
大砲ラーメンって久留米ラーメンですよね。
よく行きましたわ〜。
なつかしー!
NHKは撃退してはダメですよ(笑)
面白いな〜。
やっぱ九州の女は面白い!
こんにちは。
スタウトにつられてコメントしています。
私は大阪で生まれた女です、が3歳で大阪を離れたので
関西弁はできません。
ただ、この年頃になりヒョウ柄がやけに気になります
大阪のDNAでしょうか。
みどりさん
コメントありがとうございます!
ふふ。
コメントあると思ってましたよ。
大阪生まれが多いな〜。
あ、でも今は違うんですね。
あれ?
今のお住まいはどちらでしたっけ??
豹柄(笑)
それは間違いなく大阪の呪いです。
九州弁で盛り上がってますね!(^^)!
コロナで中々熊本に帰れずで、久しぶりの九州弁が聞けて嬉しいやら なつかしいやらです(*^_^*)
コロナが収束して、田舎に帰れたら、玉名ラーメンを食べたいです!
ふんふんさん
コメントありがとうございます!
私は2年前に熊本に帰っててほんとによかったです。
玉名ラーメンって有名でしたっけ??
てか玉名のご出身?
北海道在住です、九州は一度だけ行った事があります。楽しかった記憶しか有りません。
ブログどうしたらこんなにSENSE良く書けますか。
教えて下さい。
kiss kouさん
コメントありがとうございます!
北海道いいですね〜!
私も大好きで何度も行きました。
ブログの書き方ですか?
う〜ん、難しいですね。
自分が読んで面白いと思うかどうかでしょうか。
[…] マスカルポーネチーズについてるこのソースが上等な甘さで美味しい。 […]