老人は歯が命
テレビ東京の『家、ついて行ってイイですか?』だったか『YOUは何しに日本へ?』だったか・・・
もしかするとどっちの番組でも見たのかもしれない。
最近、やたらと歯が抜けたおじさんをテレビで見る。
それも1本や2本じゃなくて前歯がごっそりないとか、歯が全部抜けて総入れ歯とか・・・
おそらく私よりもまだお若いおじさんだったはずだ。
それなのにあんなに歯が抜けてしまうってどういうこと?
私は1日に1回しか歯を磨かないがそれでも抜いた歯は1本だけで、それも歯医者のミスで抜いたのだ。
あれがなければ65歳の今も全部の歯が揃っていたのに。
1日一回しか歯を磨かないズボラ男でもまだまだこれだけ歯が揃っているというのに、あんなに歯が抜けてしまうということは、もう何日も歯を磨かないということ?
まさかね〜。
テレビで見たおじさんは上の歯はほとんどないのにそれでも器用に何か食べていたから、もしかするとそんなに歯って必要ないのかも?
あのおじさんが、毎日噛まなくても口の中で溶けちゃうような美味しいものばかり食べているとは思えないしな。
しかし歯医者さんが書いている記事によると、どうやら歯の健康は人の寿命にまで影響を与えるとのことだ。
特に健康寿命を伸ばすにはなるべく自分の歯をたくさん残しておいて、食べ物をちゃんと噛めることが大事なんだとか・・・
食べ物を十分に噛めなくなることで認知症や脳卒中、心臓病などのリスクが高まると歯医者さんは言っている。
■要介護になった原因
それにしてもよりによってテレビ東京の番組には、やたらと不健康な人ばかりが出ていたんだな〜。
昔のTVCMでは『芸能人は歯が命』と言っていたが、今は芸能人よりもただの老人の方が歯が命になってしまったようだ。
毎回異常なし!
私は1日に一回しか歯を磨かないと先ほど書いたが、磨くときはドルツの電動歯ブラシで磨いている。
電動歯ブラシによくあるタイプのブラシ部分が回転式ではなくて、ドルツのブラシは高速横磨きタイプである。
なので手動で磨くのと歯ブラシの動きは同じということだ。
おそらくこのブラシの動きのせいで1日一回でもよく磨けているのではと思っている。
現に3ヶ月に一度は歯医者さんにクリーニングに通っているが、毎度毎度医師と歯科衛生士さんによく磨けてますねと褒められるのだ。
歯磨きだけでなく、食後にはデンタルフロスで丁寧に歯間の掃除は欠かさない。
それもあって歯は健康な状態で維持されているのかもしれない。
ただ・・・
歯のクリーニングに行くたびに、歯科衛生士さんから両手を使うタイプのデンタルフロスをやたらと勧められる。
しかし私は同じデンタルフロスでも糸ようじ派なのである。
一度は歯科衛生士さんに勧められるがままにデンタルフロスも買ったのだが、いちいち両手で歯のお掃除をやるのは面倒くさい。
それに外食の際にもできるだけ歯の掃除は早めにやりたいので、いつもリュックに入れて持ち歩くようにしている。
糸ようじなら歯のお掃除をするにも片手でできるから、お店でシーシーやったところで見た目は爪楊枝とほぼ変わらない。
しかし両手を使うデンタルフロスだと、両手でデンタルフロスの糸を引っ張って大口を開けて掃除をしなければならず、そんな真似はおっさんでもできない。
まるで歯医者の治療か?くらいまで口をあんぐり開けないとシーシーできないのだ。
あなたはお店の中でそんな大口開けてシーシーできるか?
それにこのコロナ禍においては、両手で食べ物のカスを跳ね飛ばす行為ってほぼ犯罪だろう。
しかも汚ねえし、これがまたよく飛ぶんだよな〜。
いくらなんでもお店の中であんなオーバーアクションはできないし、食べ物のカスを飛ばすのはもはや暴力に近い。
だから私は常時糸ようじタイプのデンタルフロスを使用するのである。
どうでもいいような話を熱く語ってしまったが、実はこの話にはその背景があると思っている。
コンビニよりも多い歯医者さん
私が通っている歯医者さんは、この辺りでは一番新しく先生も若い。
3年ほど前に開業したばかりだが、実は私の家から徒歩30秒以内にはこの歯医者さんを含め4軒の歯科医院がある。
駅も徒歩30秒だから、駅周辺に4軒の歯科医院というのは何も珍しいことではないかもしれない。
ところが私の家の最寄り駅の乗降客数は、1日にたったの2,700人というバス停並みの乗降客数なのである。
どこか地方のローカル駅の話ではない。
れっきとした東京都内の駅の話だ。
世田谷線の駅は10個あるが、乗降客数としてはビリから2番目。
いつか駅が廃止されるのではと住民はビクビクしながら暮らしている。
そんな人気のない駅の30秒以内に、さすがに4軒の歯科医院は過密状態と言えるとおもう。
現に私が通う歯科医院では、待合室で患者に会うことはほとんどないのだ。
実はこれは東京に限らず、全国的に歯科医院が多すぎるという全国規模のお話。
下の図をご覧いただきたい。
どこにでもあるお店といえばみなさんコンビニを思い出すだろうが、なんと日本の歯科医院の数はコンビニよりも圧倒的に多いのである。
で、それとデンタルフロスを勧められる理由とがどう結びつくか?
いや、あの歯科衛生士さんからお勧めされるのは何もデンタルフロスだけではない。
奥歯用の歯ブラシも勧められて買っちゃったし、お高い歯磨き粉も買ったことがある。
とにかくあの美人歯科衛生士さんがニッコリ笑って勧めるものは全部買ってきた。
おそらく・・・
歯科衛生士さんは若いイケメン院長から、売り上げを上げるように指示されていると思う。
人気のない住宅街にポツンとある駅に4軒の歯科医院。
だから静かに、ひっそりと、とても熾烈な競争が行われているのである。
どこが一番先に潰れるか・・・
要するに日本は歯科医院が多すぎて、需要と供給のバランスが完全に崩壊しているのだ。
そのうち歯科医院にもATMが置かれたり、肉まんを蒸したり、おでんありますののぼりがパタパタしだすかもしれない。
もう虫歯だけを相手にしててもやってけない。
そのために必要なものは売り上げだ。
しかし歯磨き上手で虫歯もない私などは、歯の治療では診療費が稼げない。
だからイケメン院長は苦肉の策として、美人歯科衛生士を使って物販による売り上げアップを図っているのである。
と、私はふんでいる。
いやいや、あの歯科衛生士さんがわざわざマスクをずらしてにっこり笑うって卑怯だよね。
私もパペットのように操られて買っちゃうから・・・
あの歯科医院には糸ようじタイプのデンタルフロスはない。
あるのは両手でやるあの面倒なデンタルフロスだけだ。
だからあの歯科衛生士さんは、私に面倒くさいやつを勧めるのである。
イケメン院長!
あなたの戦略は正しい。
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