食べて寝れば幸せ!
単純すぎるかもしれないがあながち外れてはいないだろう。
人は食べることと寝ることが満たされてないと幸福感は感じないと思う。
いろんな理由でダイエットしたり食事を制限したりしている人たちがいるが、そのストレスはそうとうなものだろう。
1日1食の生活を続ける芸能人の話をよく聞く。
撮影は早朝から深夜に及ぶことも多いだろうから睡眠時間も不規則だ。
そういうストレスを長年抱えて生活するのは並大抵ではない。
世界中で芸能人の自殺が多いのはそのストレスのせいではないかと私は思っている。
結局人は食べて寝る。
嫁が倒れた日も私はスーパーで安いオージービーフを買って焼いて食べた。
そして仕事と病院と2匹のワンコの世話で毎日倒れるように寝ていた。
3ヶ月間、集中治療室にいた嫁の看病のためとにかく会社と病院と自宅を移動し続けた。
私も体重が減り、疲労で自分も倒れるかもしれないと思った。
もう年齢も60歳になろうとしていたから体力は限界だったのだろう。
そのときに娘がそんな私を心配して、ごはんを作って書き置きを残してくれたことがあった。
その日の写真がこれ。
冷蔵庫にあった長芋と牛肉で作ってくれた煮物。
これがやけにうまかった。
当時、娘は彼氏と同棲していたので別に暮らしていた。
私の自宅はまったく正反対の方向だったが、それでも仕事帰りに家に来て食事の支度までしてくれたことが本当にありがたかった。
その日の酒は心にしみた。
その日のメモ書きもなんと写真におさめていた!
毎日、病院から自宅に帰る時に高田馬場で電車を乗り換えていた。
なので馬場の安い海鮮居酒屋でよく日替わりの刺身をつまみに酒を飲んで帰った。
嫁が入院していた3ヶ月間はそのお店の料理を食べて私はなんとか生きていた気がする。
そして3ヶ月が経ち嫁は天国へ行ってしまった。
嫁の葬式の日も友人たちと仕出しの料理を食べながらみんなで飲んだ。
葬式の翌日は娘に朝食を作ってあげた。
嫁がいなくなった部屋で2人でトーストとハムエッグを食べて泣いた。
でも食べる。
そして寝た。
残されたらんまるとゆいまるの食事も欠かさない。
この子達も私が食事を作らなければ自分たちで食べることはできない。
一番可愛がってくれた飼い主が急に消えてしまい、2匹のワンコたちもそうとうなストレスだったと思う。
しかしこの子たちもまた食べて寝ることで生きていた。
嫁が亡くなってもうすぐ5年。
今は料理を楽しめるようになった。
嫁が教えてくれた料理は一通り作れるようになったし、新しいレパートリーもだいぶ増えた。
ありふれた毎日に特別な幸せはいらない。
ただ食べて寝るだけで幸せなのだから。
老後のおひとりさまごはん
昨日もよく食べてよく寝た。
朝食はいつもの野菜スープだ。
そのまま食べてもいいしおかずにもなる。
ランチはお取り寄せしたラーメンの最後のお店『中華蕎麦 とみ田』のつけ麺。
もはやうどんだ。
コシのある極太麺に、豚骨と煮干しの強烈な濃厚スープが絡みつく。
麺は茹でる前の重量が230gもはいっている。
茹でるとおそらく500gくらいにはなるだろう。
カロリー表示を見るとこの1食で1100キロカロリーオーバー!
カロリーボム!!
しかしうまい!
ドロドロのスープも極太麺もラーメンという概念を覆すものだが味はたしかにうまい!
体にいいものなんて一滴もはいってない。
夜は大皿料理だ。
おからとポテトサラダを作るとこの量になってしまうんだよな〜。
当分おからとポテサラ祭りだ。
今年初めて食べたほたるいかが絶品だった。
ちょっとお高いのを買うとぜんぜん味が違う。
酢味噌もいい感じにできたのでみょうがと一緒につけて食べると最高だ。
1日3回食べて3回幸せな気分になる。
そして今日という日に感謝しつつ寝る。
1日の終わりにも幸せが待っている。
最高か!!
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