誰にとってのヒーロー?
アムロちゃんが『君だ〜けの〜ため〜のヒーローォォォ♪』と歌っていたのは5年前。
この歌を聞いて、みんなアムロちゃんは自分だけのヒーローなんだと勘違いしてた。
そしてアムロちゃんは引退してみんなの目の前から消えた。
日本中が『アムロス』の喪失感を引きずった。
ヒーローを失った我々はいまだヒーロー探しを続けている。
フジテレビの『ポンキッキーズ』からずっと見てたアムロちゃん。
今はどこで何をしているのかまったくわからないが、きっとアムロちゃんは子供の頃に夢を見た未来の自分になれたのではないだろうか。
アムロちゃんだけでなく、誰もが子供の頃に夢見た未来があるだろう。
そして多くの子供たちが有名になりたいとか、偉い人になって名を残したいとか考える。
しかし全員が夢を叶えアムロちゃんになれるわけがない。
私も子供の頃は、将来は漫画家になりたいと思っていた。
しかし漫画家とは程遠い仕事を続けこの歳になった。
今、書いているのは漫画ではなくブログだ。
うちの娘にも小さいころ、将来はどんな仕事をしたいのかと聞いたことがあった。
娘は『セーラームーン』ときっぱりと答えた。
仕事じゃねえし!
夢を追いかけた若かりしころ・・・
そして一握りの人たちだけが夢を叶え、自分が描いた未来の中で生きている。
しかしそういう人はごくわずかであることは誰もが知っていること。
偉い人にも有名人にも名を残す人にもなれなくて、結局自分は世の中のヒーローにはなれないのかと気づいた時には、もうずいぶん歳をとっていた。
シワも増え腹が出てうすらハゲのヒーローなんているわけがない。
ただの無名の路傍の石と同じ。
しかし私には家族がいた。
世の中では有名でもなんでもないが、家族の中では私は人気者だった。
私は家族のためのヒーローだったのだ。
今の若い人たちはあまり出世も望まず、自分が居心地良く幸せに暮らせたらそれでいいという方が多いそうだ。
素敵なことじゃないか!
それが夢だとなかなか言えるものじゃない。
子供の頃に将来は何になりたいのかと聞かれると、昔はたいていスポーツ選手や学校の先生、パイロットなどと答える子供が多かったと思う。
しかし最近の子供たちの回答では、なりたい職業の1位は『会社員』なのだ。
いやいや、夢にまで見なくても大半はみな会社員になるから!
芸能人のように、ごくわずかな人にしかチャンスがないような仕事は人気がないのだろうか。
社会で仕事をするということを、子供のころからとても現実的に感じているのだと思う。
しかしたとえみんなが会社員になったとしても、ヒーローには必ずなれる。
大人になって自分は誰のためのヒーローになるのかを考えればいい。
最初は自分のためのヒーローだが、それが大好きな彼女のためのヒーローとなり、結婚すれば最愛の夫や妻のためのヒーロー、そしていずれは家族のためのヒーローとなるのだ。
名も無きヒーローたちは、夫を支え妻を支え子供たちの未来を支える。
これほど勇敢でカッコよくて強い味方はどこにもいない。
『君だ〜けの〜ため〜のヒーローォォォ♪』
老後のライフスタイル
もう誰のヒーローでもなくなった老いた私のぺこりファーム。
ミニトマトとローズマリーがあらたに加わってだいぶ賑やかになってきた。
しかし大葉ももっとわさわさ育つのかと思っていたが、まだまだ芽が出たままの状態なので予想が外れた。
こりゃもう少しスーパーで大葉は買わないとだな。
老後のおひとりさまごはん
昨日の元ヒーローの朝食はいつものライスサラダ。
酸味バツグンのあまおう。
犬も躊躇するこの酸っぱさ!
もう今年はいちごは買わない!
ランチは博多ラーメン。
本場の豚骨ラーメンを食べたい。
ちっちゃい餃子に焼き豚足で一杯飲みたいものだ。
いつになったら博多へ行けるのだろう。
そして昨日は予告していたように渋谷の年金事務所へ行ってきた。
そして65歳からの年金額を確認したきた。
わかってはいたものの年金って少ないね〜。
年金事務所を出てトボトボと雨に打たれながら歩いていると、居酒屋のお姉ちゃんに声をかけられた。
『お店開いてますよ〜!』
まだ17時前という時間だったが、お店が開いてるというのではいってみた。
この写真はラテではない。
生ビールなのだ。
ビールにハートが描かれていたのは初めてだ。
居酒屋のスタッフは、みなさん元気がよくて人懐こかった。
面倒臭いくらいに・・・(笑)
焼き鳥が自慢のメニューらしいが、たしかに美味しい焼き鳥だった。
大山鶏と書いてあったから素材にこだわっているのだろう。
芋焼酎は久しぶりに飲んだ『海』。
たしかブルーのきれいな色をしたボトルだったはず。
どんなヒーローも歳をとればただの老人だ。
しかし老人はできれば今の若者にとってのヒーローになれたらと思う。
こんなに老後って楽しいのか。
こういうおじちゃんやおばあちゃんになってみたい。
歳をとるのも悪くないじゃないか。
若者にこういう風に思ってもらえたなら、それは老いてはいるが若者のヒーローに違いない。
空も飛べないし敵もやっつけない。
ただ淡々と毎日を工夫しながら暮らすだけの老いたヒーロー。
老いたヒーローが唯一持っている武器がある。
それは魔法のこの呪文だ。
『今日も幸せ!』
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
ぺこりーのさんは私のヒーローです!ぺこりーのさんの生き方を見せていただいたおかげで、人生の見つめ直しが加速度的に進んでます!
そして私も、自分と息子のヒーローになろうと思ってます。
紅実花さん
コメントありがとうございます!
私がですか!?
ありがとうございます。
嬉しいですね〜。
誰かのヒーローでいられるって生きがいにもなりますよ。
そうです!
お母さんは子供のヒーローじゃなくちゃ。
頑張ってくださいね。