なんできりたんぽ?
ずいぶん長い間ブログをお休みしてしまいました!
大丈夫です。
生きてます!
この歳になるとこんな話も冗談に聞こえなくなるから、軽々しくブログに書けないよね。
でももう更新は超マイペースにしようと思った次第で、これからは本当に不定期に気が向いた時に更新することにした。
なので、みなさんも気が向いた時に覗いてみていただきたい。
そして久しぶりの投稿がなんとあのきりたんぽ!
また狭いところをついてきたね〜。
しかし、この初めて作ったきりたんぽが美味しすぎて衝撃だったので、ぜひみなさんにも作っていただきたいと思って投稿することにした。
正確にはきりたんぽを手作りして、そのきりたんぽをお鍋に入れたきりたんぽ鍋が美味しかったということ。
実に簡単で寒い冬の晩ごはんに最適!
酒のつまみにもなるしご飯も入っているからお腹も膨れて大満足。
だいたいお鍋っていうといつも決まりきったものばかりを食べがち。
たまには普段作らないものに挑戦してみるのもいいと思う。
本当にうまいよ!
きりたんぽ鍋とは?
まずここからだな。
そもそもきりたんぽってナニ?
きりたんぽとは数ある秋田名物の中の一つ。
昔、残ったご飯を潰して棒に刺し、それを囲炉裏で焼いて食べたのが始まりだそうだ。
きりたんぽの意味は、その形が短く刈った稲穂のこと『短穂(たんぽ)』に似ているところからきている。
その『短穂(たんぽ)』を鍋に入るサイズに切ったことから『切り短穂』と言われるようになり、きりたんぽを入れた鍋のことをきりたんぽ鍋と言うのだ。
そこまできりたんぽ鍋についての知識いらんわ!と言われるかもだが、そういう言われを知って作ってみると、またうまさも倍増するというものだ。
無駄な知識が人に深みを与えるよ。
材料
まずきりたんぽ鍋に入れるきりたんぽの材料だが、これは米のみだから割愛。
きりたんぽ鍋の材料については基本的なものが以下のようなものになる。
ただ、お鍋だから何を入れても間違いということはない。
お好きな具材で、あるいは冷蔵庫にあるもので作っていただければいいと思う。
■きりたんぽ鍋の材料
・鶏もも肉
・ごぼう
・せり
・白ネギ
・舞茸
・しらたき(糸こんにゃく)
・薄揚げ
・きりたんぽ
私は上記の材料に大好きな豚バラを追加した。
材料は基本的に自由だが、それでもこれだけは外せない材料と言えばごぼうとせりと舞茸だろうか。
ごぼうと豚バラの組み合わせが激うまだった。
舞茸も鍋にはしめじばかり入れてあまり使ったことがなかったが、このきりたんぽ鍋を食べてみて鍋には舞茸だなと確信した。
鶏肉は本当は比内地鶏を使うらしいが、秋田県以外ではなかなか比内地鶏は手に入らないと思うので、私は普通のセールと鶏ももを使っている。
それでもうまいから!
せりもお浸しで食べる以外であまり使うことがないが、きりたんぽ鍋にはこのせりがよく合う。
鍋の材料としては珍しく白菜を入れないので、ごぼうやせりなどはたっぷりと入れてもらっていい。
もちろん白菜を入れたらダメということではないが、ごぼうやせりをたっぷり食べれる鍋というのも少ないから、きりたんぽ鍋の時はぜひごぼうとせりをたらふく食べていただきたい。
きりたんぽの作り方
まず、きりたんぽの作り方だがこれは実に簡単!
少し硬めに炊いたご飯をすりこぎや麺棒で潰して割り箸に刺すだけ。
あまりご飯を潰しすぎないことがポイントらしい。
嫌いな上司や愛の冷めた旦那の顔を思い出しながら、エイ!エイ!と潰していただければOK!
半分ほどご飯の原型がなくなったら、それを割り箸にニギニギして棒状に伸ばす。
こんな形の棒状になればいいので、たいしたテクニックは必要ない。
このまま塩でもかけて食べても美味しそうだ。
それをグリルで焼いて焦げ目をつける。
これが焼けるまで意外に時間がかかる。
表面に焦げ目がつくと鍋で煮ても煮崩れにくくなるので、うっすらと焦げ目がつくまでは焼いて欲しい。
ただ、油断すると焦げすぎるので、目を離さないようにしていただきたい。
あと割り箸が燃えないようにアルミホイルで包むのも忘れないように!
焼き上がったきりたんぽはこんな感じだ。
これで表面はパリパリになっている。
きりたんぽ鍋のスープの作り方
スープに関しては、いろんな料理サイトや料理家さんがレシピを書いているので、そちらを参考にしていただければと思う。
ただ、どれも醤油を効かせたシンプルな味付けが多い。
おそらく私が今回使った調味料で作った方が、みなさんに美味しいと言っていただける自信がある。
一度くらい私に騙されるつもりで、このレシピできりたんぽ鍋のスープを作ってみて欲しい。
■きりたんぽ鍋のスープの作り方
・水
・お酒
・みりん
・ほんだし
・味覇
・白だし
・醤油
水が煮たったら全ての調味料を入れるだけでスープの出来上がり!
調味料の分量はどうした!?
申し訳ない・・・
実は私は料理を作るのにいちいち分量を計ったことがないので分量は書けないのだ。
どれくらいの分量を入れているかは、もしよろしければYouTubeの動画を見て参考にしていただきたい。
感覚的には、ほんだし、味覇、白だしでスープの半分の塩味をつけて、後の半分の塩味を醤油でつけている。
これに肉や野菜から出ただしが加わると絶品のだしが出来上がるから期待して欲しい。
スープにまず肉類を入れ、その後火が通りにくい野菜を入れてきりたんぽを入れて煮る。
最後にせりを散らすだけだから作り方は他の鍋と同じだ。
きりたんぽは崩れすぎると箸で掴めなくなるので、ちょっと味が沁みたくらいでスープと一緒に食べるとうまい!
だしが沁みたご飯は、焦げの部分が香ばしくて最高である。
そしてスープがうますぎて危うく全部飲み干しそうになった。
ちょっと危険な味だな。
このきりたんぽ鍋を食べ終わってから思ったが、潰したご飯を割り箸に差し、そしてまた割り箸を抜いて鍋に入れるという手間を考えれば、普通に焼きおにぎりを入れても美味しいと思った。
それじゃあきりたんぽじゃねえよ!と秋田県民から叱られそうだが、あくまでアレンジ鍋ということだ。
きりたんぽのような棒状の方が火の通りが均一になるから、そこは焼きおにぎりに勝ち目はないのは事実。
ただ、焦げたご飯がスープに浸るとこんなにも美味しいのかというところは同じだろう。
どうやらきりたんぽ鍋はうちの鍋の定番になりそうだ。
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!