自分の評価が突然変わるとき
これから老後の生活が始まるという中高年の方々に私からお伝えしておきたいことがある。
それは歳のとりかたを間違えると辛い老後になるということだ。
日本でもジェンダーフリーや男女共同参画が叫ばれるようになって随分と時間が経つ。
男女共同参画社会基本法が制定されてから20年以上が経過した。
しかし現実はどうかというと、『世界ジェンダーギャップ報告書』によると対象の153カ国のうち日本のランキングは120位。
G7の中では圧倒的な最下位という恥ずべき結果だ。
お隣の中国が107位だから日本は中国よりも下である。
民主主義国家の日本なのに・・・
日本がやっているジェンダーフリーとは、世界の潮流を意識しただけのただのポーズなのか。
まだ記憶に新しいと思うが、元首相経験者による女性蔑視発言が何度も続いたり、東京五輪・パラリンピックの開閉会式の演出責任者が、女性芸人の渡辺直美さんの容姿を豚に例えた演出を提案していたりと、こういうことがつい最近も起きているのが現実だ。
今も続く男性優位社会。
100歩譲って、仕事であれば男性の方が女性よりも能力的に高い方が多いのかもしれない。
しかし仕事での評価は目標管理シートに記された4〜5項目の成果とプロセスだけの評価。
せいぜい個人とチームの数値達成と、そこに至るプロセスを上司が情緒的に判断しただけの結果である。
こんな男性たちがある日仕事を辞める日がやってくる。
その日以降のこの男性たちの評価は一変して、会社や上司があなたのことを褒めてくれることは一切ない。
その後の男性の評価は誰がするのか?
何を以って評価とするのか。
まだ夫婦揃ってお元気な中高年の方達にお伝えしたい。
これから老後生活をスタートするという方達だ。
あなたたちはいずれどちらかが必ず一人暮らしを経験することになる。
夫婦が同時に死ぬことなど、よほど稀な事故でもない限りありえないからだ。
これから老後生活を迎える方達が、今から歳のとりかたを間違えるとたいへん辛い老後生活になると忠告しておきたい。
特に男性だ。
女性の場合、仕事の能力は男性には劣っていたかもしれない。
しかし生きる能力、生活する能力は圧倒的に女子の方が長けている。
男性はたまたま生活費を稼ぐ役割をしていただけ。
それ以外のことはほぼ女性がやってきたから当然だろう。
老後生活に片足を突っ込んでいるご主人は、いつまでも『メシ!フロ!ネル!』と言っていられると思ったら大間違いなのである。
そういう男性が日本にどれくらいいるのかはわからないが、先程のジェンダーギャップのランキングを見る限り、日本には相当数のこの手のバカ男が存在している可能性が高い。
これが当たり前として過ごしてきた男性は、なるべく奥様よりも早く死ぬことだ。
でないとあなたが奥様に先立たれた場合、結局はあなたも長生きはできない。
そういうデーターはいくらでもある。
人生の最後をもっとも惨めに過ごすなどこの手の男たちのプライドが許すはずがない。
華々しい仕事人生とは打って変わって、キッチンの前で右往左往する男たち。
あなたたちの歳のとりかたとは、これから自分で生きていくための能力を身につけながら歳をとるということだ。
簡単なことである。
あなたの隣にいて長年あなたを支えてくれた奥様から教わればいい。
そしてどちらが先に死のうがそれは神のみぞ知ること。
先に死ぬ方は、残った者へ人生の意味を伝える役目を果たして死ぬ。
また残された方は人が生きることの意味を知ることで、先に死んだ者へ感謝をしながら生きていく。
歳のとりかたを間違える人は他にもこんな人がいると思う。
迷惑な老人になりかねない人も含めて、多少個人的な意見だがあえて誤解を恐れずに書く。
まずすでに老後生活になっているにもかかわらず、いつまでも現役時代のようなお金があると思っている人。
いつまでもスーパードライが飲めると思ったら大間違いだ。
ご主人に依存しきっている奥様。
実は私の周りにもいる。
たまたまいいご主人と出会った奥様がなりがちだ。
子供がいずれなんとかしてくれると思っている人。
子供には子供の人生がある。
必ずしも子供が親の老後を見るなど考えない方がいい。
自分のキャリアは老後も続いていると思っている人。
男性だな。
肩書きも役職もなにもない裸の自分に何か魅力が残っているか。
一度鏡を見てみたらいい。
サービス業の方達に横柄な人。
若者の意見に耳を貸せない人。
奥様を楽しくできない人。
あなたたちは歳のとりかたを間違っている。
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食はハニーバタートースト、サラダ、コーヒー、キウイ、とうもろこし。
8枚切りだから2枚焼いた。
カリカリに焼いたトーストは最高!
そして午後は仕事の打ち合わせで渋谷へ。
渋谷の人出はすっかり以前に戻っている。
お店も営業しているところが多い。
このお店もいつもは空いてるが昨日は満席だった。
外人さんが多いな〜。
クラフトビールとつまみはジャークチキン。
大量のスパイスがまぶされていてうまい!
さすがにどれもビールにあう料理ばかりだ。
こちらはポークリブ。
歯はいらない。
めっちゃ柔らかい。
仕事の打ち合わせでありながら、クラフトビールのお店を選ぶというのはどうだ。
仕事なのか飲みにきたのかよくわからない。
しかし仕事の打ち合わせは無事に終わった。
そして飲んだ。
店内のお客さんもみないい顔をして飲んでいる。
みんな飲みたかったんだよな。
そして8:30にはお店を出る。
さすがにダラダラとお店で飲むわけにはいかない。
おひとりさまの老後生活は、自分を律するものは自分しかいない。
まっすぐ帰ろう。
ブログによく登場するタグ