姥捨山という言葉
日本の男の180万人が一人暮らしだそうだ。
女性はその倍の383万人。
これが65歳以上になると、男性の8人に一人が一人暮らし。
女性の場合は5人に一人が一人暮らしになっているとのこと。
これを見ると、意外に高齢者の男性の一人暮らしが多い気がする。
私もそうだったが、ほとんどの男が妻よりも自分が先に死ぬと決めてかかっていると思う。
それを裏付けるような話が昔の民話にもある。
とてもエグい話だ。
みなさんもご存知の『姥捨山』の話。
あの話もおじいちゃんが山に捨てられる話にはなっていない。
最初からおばあちゃんが長生きする設定になっているのだ。
おそらくこの民話ができた当時も、だいたいの夫が妻より先に死んだんだと思う。
それにしても、長生きしたばかりに山に捨てられるおばあちゃんは哀れすぎる。
普通なら長生きしたなら赤いちゃんちゃんこでも着せられて、家族や孫たちにお祝いされるところだ。
それが民話では、赤いちゃんちゃんこが白い三角頭巾に代わり、家族からお祝いではなく家族からおんぶされて山に捨てられるのだ。
ホラーだ・・・
中には頭にきて、自力で下山したおばあちゃんもいるかも知れない。
しかし現代では、実際には妻に先立たれる夫もたくさんいるということだ。
もちろん確率は低いのだが、それが自分の場合はそうならないという保証にはならない。
現に私も嫁よりも長生きしてしまっている。
そこでいろんなところで盛んに言われているのが、妻と離婚したり死別した男性は早死にするという話。
これも確率の話だが、どうやら一人になった男性の死亡率は30%も上がることがわかっている。
早死にする理由はなんとなくわかる。
今まで生活のすべてを妻に任せっきりにしてきた男性が多いということだ。
夫の役目は仕事だからと家事や家のことを一切やってこなかった男が、一人暮らしになったとたんにまともな生活ができないというのは容易に想像できる。
だから若いうちから家事をやっとけという理屈もわからなくはない。
しかしよほど好きじゃなければなかなか難しいのではないだろうか。
じゃあどうする?
妻が先に亡くなってしまったのなら、そうなったらそうなったでその時に考えろと私ならそう言う。
なんでもかんでも日本人は準備しろ備えろとうるさい。
世界一の災害列島だからとにかくリスクに対して敏感なのは仕方がないと思うが、ここでまた同調圧力だ。
おかげで世界の保険料の80%を日本人が払っているという、なんとも馬鹿げたことになっている。
私はたまたま料理を含めた家事全般が大好きだったので、嫁が死んだからと言ってまったく困ることもなかった。
しかし私は稀な男だ。
日本中こんな男ばっかりだったらなんか気持ち悪い。
もし妻に先立たれたなら、それはそれで仕方がないことじゃないか。
いつまでも自分は何もできないと憂いてないで、さっさと料理を覚えて家事にいそしめ。
自分でやらなければならないのだからやる。
ただそれだけだろう。
メディアはこぞって高齢独身男を哀れで孤独な老人に仕立て上げたがるが、そんなことはまったくない!
料理だって家事だってウキウキ楽しんでやって見せてやればいいのだ。
そして次が介護。
これは私もどうなることやらと思っている。
一人暮らしの男が要介護になった場合、普通なら妻に介護をしてもらいたいはず。
もし夫婦で健在ならそれも可能だ。
しかし、一人暮らしだともう妻には頼れないから次に考えがちなのは息子の嫁か娘であろう。
でもそれは諦めた方がいい。
息子の嫁や娘にも自分の生活がある。
年金制度がなかったころとはわけが違うのだ。
今は家制度自体の考え方が変化したので、介護になっても家族は頼れないと思った方がいい。
じゃどうする?
またまた、自分でそのときに考えるのだよ。
人に頼らず自分が死ぬまでの時間をどのように過ごすかを。
また誰かが要介護になった時のことを考えて何か用意をしろという声が聞こえる。
要介護がどのような状態なのかもわからないのに、一体何を用意するのだ?
私はリスクに直面したら、その時に最良の方法を選択するのが一番だと思う。
だからこれまで生きてこれたと思っている。
保険にも入らず、明日のことなんて何も考えない。
防災用の水も食べ物もすぐに飲んで食べてしまう。
明日、もし私が要介護になったなら明日になってから考える。
今日は今日のことで精一杯だ。
明日のことまで考えてたら要介護になる前にガンになってしまう。
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食はごちそうサラダ。
最近は以前に比べれば野菜サラダの量が減った。
しかしたまに大量の野菜を食べたくなる。
これで何種類の野菜が入っているだろう?
サラダほうれん草、トマト、アボカド、オリーブ、紫キャベツ、ケール、レタス、ビーツ、にんじん、ジャガイモ、ピクルス、ゆで卵、レモン。
大したことないな。
ランチは温かいおそばにした。
かきたまそば。
これからは温かいそばがうまい季節になる。
何か変わったそばのメニューを知りたいものだ。
晩ごはんは休肝日だったので男のガッツリ飯だ。
ミートボールパスタ。
初めてミートボールを作ったが、自分で作るとやっぱりうまい!
ゴツゴツした形の悪いミートボールの方がトマトソースによく絡む。
それにチーズをかけて余熱でとろ〜りと溶かして、あとはパセリを刻んで完成!
太めのスパゲッティーニと食べると満腹だ。
介護生活になったら料理も作れないのかな。
さっぱりわからん。
子供に私の介護の負担を強いて、そして自分が生きながらえるというのは私にはできない。
だったら自分で姥捨山に登る。
そしてキャンプでもして楽しむ。
ビールをいっぱい冷やして行こう!
ピクニックか!!
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
かきたま蕎麦なんてあるんですね、美味しそうです~!
温かい蕎麦うどんが美味しい季節になりましたよね♪
「さっさと料理を覚えて家事にいそしめ」って言葉、共感いたします!
以前ブログで、最期の場所は高尾山で、って書かれていましたが、別の山に変更されたりしたら、また教えてくださいね(^.^)
こしあんさん
コメントありがとうございます!
かきたまそば。。。
お店にもあるんじゃないですかね?
私はなんでも卵とじにするのが好きなもので・・・
今日もあったかいおそばをいただきました。
うまいです!
(笑)
やっぱ高尾山だと思いますよ。
ロープーウェイもあるし!
うーん、私は富士の樹海か北海道・美英の森の中かな…
で、亡骸は野生動物に食べて貰う!
junさん
コメントありがとうございます!
山で死にますかね?
結局木の実とか食べて生きて行けそうな気がしますが・・・