【ネタバレ注意!】映画フリー・ガイのモブキャラは私たちのことではないのか!?

クラフトビール
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ゲームの背景のような人生

 

現在公開中の映画『フリー・ガイ』を日曜日に渋谷で見てきた。

ブログの読者の中にもご覧になった方がたくさんいらっしゃるだろう。

実に面白い映画だったのでちょっとブログに書きたいと思った。

もちろんネタバレには注意する。

 

映画の内容を明かしてしまってはまだ見てない方からタコ殴りされるから、もちろん詳しいストーリは伏せて書く。

ただ私がみなさんに伝えたいのは、この映画の主人公がリアルな人間世界に生きる有象無象の大衆たちを実によく表していると思ったことだ。

 

これは予行編でも公開されているのでここで言っても構わないと思うが、映画の主人公ガイはゲームの世界のただのモブキャラである。

モブキャラとはゲームやアニメ、漫画に出てくる『名無しの群衆』のこと。

別名『ザコキャラ』とも呼ばれるいわゆるゲームの背景と同じ扱いのキャラクターたちである。

 

そのゲームのいちモブキャラに過ぎないガイが、自身のプログラムを自ら成長させ結果的にゲームの世界を救うというストーリー。

科学者が作り出したAIが、人の手を借りずに自らモブキャラであることを認識し、そして感情を持ちゲームの世界での人生を楽しもうとする。

 

とっても面白い映画だった。

 

そして映画の帰りにいつも立ち寄るビアバーで、大好きなHAZY IPAを飲みながらひとり考えた。

 

 

なんだか映画の主人公のガイやガイの友人のモブキャラたちが、私たち人間にそっくりだと思えてきた。

ガイたちモブキャラは一生プレイヤーにはなれない。

プレイヤーとはリアルな人間が操作するアバターたちだ。

ようするにゲームの中の主人公。

 

人間が操るアバターはゲームの中では現実世界の鬱憤と晴らすかのように傍若無人な行動を繰り返す。

殺人、強盗、戦闘機や戦車による破壊・・・

なんでもありのゲームの世界だから、人間の振る舞いはひどいものだ。

 

そしてその人間のアバターたちから日々ひどい目に遭っているのがガイをはじめとしたモブキャラたち。

人間は誰もモブキャラのことなど気にもしない。

 

私たちはこの現実世界で望まない戦争に巻き込まれたり、犯罪や理不尽な事件に巻き込まれる。

まるでそれはゲームの中のプレイヤーの操作のようだ。

私たち平凡な市民はその一方的なプレイヤーの操作から逃れることはできない。

 

そうだ。

私たちもまた、この地球上に生きる大勢のモブキャラと同じだ。

毎日同じことの繰り返しの一生は平均寿命でみんなゲームオーバー。

 

私たちが戦争や犯罪を止めるプレイヤーには逆立ちしてもなれないのだ。

モブキャラと違うのは、私たちはプログラムではなく生身の人間であること。

しかし私たちがいくら頑張っても、その他大勢にひとくくりされる大衆から飛び出すことはできないのだ。

 

ところが映画ではプログラムで作られたモブキャラが、自分がゲームのモブキャラであることに気づきプレイヤー側になってしまう。

自分がゲームの主人公になったのだ。

 

AIで制御されたモブキャラですら自分の人生?を変えることができた。

そしてどんどん学習して成長していくモブキャラたち。

 

なんだか私たち人類もうかうかしていられないと思った。

ただのプログラムでも成長しようと努力しているのだ。

我々人類が今の現状を嘆くばかりで努力もしないというのではただのコードにも劣る。

 

きっとこの映画の監督はそのことをメッセージとして映画を見た人に伝えたかったのかもしれない。

 

モブキャラたちも私たちのようなその他大勢の人類も、信じれば自分の人生は自分で変えられると・・・

そう言いたかったのだと思う。

 

私もまたその他大勢の人類である。

モブキャラと同じように毎日同じことを繰り返してこの64年生きてきた。

 

しかしモブキャラにしてはいい人生だった。

 

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 老後のおひとりさまごはん

 

昨日の朝食は野菜チャウダー、丸いベーコンエッグ、フォカッチャ、水出しアイスコーヒー。

熱々のスープに冷たいアイスコーヒーって、ちょっとチョイスを間違ったな。

 

気温が下がって久しぶりに作った野菜チャウダーだが美味しかった!

冷凍あさりの身だけを入れているが、ちゃんとあさりの出汁が出ている。

 

 

ランチは冷たいピリ辛坦々麺。

お昼になるとやっぱりまだまだ冷たい麺類が欲しくなる。

 

 

四川辣油をたっぷりかけているのでけっこう辛い!

麺はアレンジの自由度が高いのでいろんな物が作れて面白い。

遊べるわ〜。

 

 

晩ごはんは休肝日だったのでスーパーの生姜焼き弁当。

スーパーのお弁当が食べたかったのよ。

映画を見終わって飲んだクラフトビールは、あれは日曜日の写真だからね。

昨日は真面目に休肝日。

 

 

実は映画の後半でモブキャラたちが街からいなくなってしまうシーンがある。

人間のアバターのプレイヤーしかない世界だ。

するとプレイヤーたちだけではゲームの中で遊ぶことができないからプレイヤーは困ってしまう。

 

リアルな人間の世界も、プレイヤーだけでは世界は動かない。

モブキャラのような私たち大衆がプレイヤーを支持し、力を与え、金も権利もすべてを与えるからこそ大衆が住む国を動かすことができる。

 

結局モブキャラを大切にしないプレイヤーはいつか滅びるということだ。

 

 

 

 

コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. いぬのてとくん より:

    姉にすすめられてぺこりーのさんのブログを拝読。時事問題あり、お金問題あり、人生のみちしるべあり、、、ですね。
    時に切なくなり、淋しいひとこまもありましたが、ごはんの写真で、ほっと安心。弁当の思い出には自らを、重ねました。
    母はとにかくズボラで、お弁当はへたでした。ほぼ茶色。プチトマトやミックスベジタブルのない時代ということもあるけれど、蓋で隠しながら、蓋をずらしながら、友達に見られないように食べたものです。そのせいか、娘たちには色鮮やかに!毎日がおせち?のように、力をこめてつくり続けてはや30年です。が、長女はいつだったか、
    食べるラー油一びんと白ご飯で、出勤しました。切なく侘しかった私のお弁当からの私のたゆまない努力は娘たちにはつたわっておりません。べこりーのさんも、あの少し切ない弁当の時があるから、いま、こんなに鮮やかなごちそうが作れるのではないかしら。
    長くなってしまいました。
    ごめんなさいませ。
    なお、同世代です‼️

    • ぺこりーの ぺこりーの より:

      いぬのてとくんさん

      初コメントありがとうございます!

      お母さんのお弁当にはきっと感謝されてると思いますよ。
      フレンチばかり食べてたらたまにはお茶漬けも食べたくなるでしょ?
      たしかに私も小さい頃の経験から食にこだわっているのかもしれません。
      それを知って嫁も毎日頑張ってご飯を作ってくれたのでしょう。

      またコメントお待ちしておりますよ。
      今日もよい1日を!

      • いぬのてとくん より:

        お忙しいなか返信頂きまして
        姉妹でぺこりーのさんのファンです。
        いぬ好きも同士!であります。
        デジタルにはまるで弱くて
        コメントもハガキに切手貼って投函したいくらいですが
        また、コメント致します。

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