安倍元総理の国葬とエリザベス女王の国葬・・・結局は人気と人望の差?

時事ネタ
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政治家と君主ではあるけれど

 

安倍元総理の国葬についての議論だが、すでに安倍元総理が亡くなって2ヶ月以上が経過している。

個人的には国葬にする必要がどこにあるのかわからないが、それも時間の経過とともになんかどうでもよくなってきた。

 

確かに衝撃的な事件ではあったし、安倍元総理の死によって奇しくも旧統一教会と自民党他の国会議員との関係性が暴かれた。

それによりさらに安倍派議員の印象は悪くなり、当然安倍元総理の印象も地に落ちた。

 

ただでさえ疑惑だらけで何も明かにすることなく本人は亡くなってしまったわけだが、学校法人『森友学園』の国有地売却を巡っては、近畿財務局職員の赤木俊夫さんが自殺されている。

一人の人間の死の重さに何か違いでもあるだろうか。

 

そんなものがあるわけがない。

方や裁判は終わり結局自殺の原因は闇の中。

方や張本人とも言える安倍元総理は国葬だそうだ。

 

そりゃ、国葬に反対する人が多いのは当たり前だろう。

 

岸田総理は朝令暮改が多い人だ。

一度言ったことを訂正もなしに翌日にはまったく別のことを言う。

 

おそらくこの人は何も考えていないのではないか?

安倍元総理の国葬についても、あの事件当日直後の国内の雰囲気だけで岸田総理は、安倍元総理を国葬にすれば内閣支持率は回復できると思ったのだろう。

 

しかしそのアテは外れた。

岸田総理は特大ホームランを打ったつもりだった。

しかし現実は顔面直撃の死球を食らったようだ。

 

国民は反対する。

しかも外国から弔問に訪れる要人はG7ではカナダのトルドー首相のみという悲惨な状態。

 

アメリカのバイデン大統領も来ない。

フランスのマクロン大統領も来ない。

 

あんなに仲がよかったトランプ元大統領だって来ないのだ。

トランプさんはさすがに来てあげてもよかったんじゃないのか?

薄情な男だ。

 

それにしても岸田総理自身が口にしていた弔問外交とやらはいったいどうなったのだ。

だいたい国葬の日程が国連総会と丸かぶりのため、外国の要人はそちらを優先することくらい予測できないものだろうか?

 

岸田さんがお間抜けなのか官僚がバカなのかわからないが、小学生でもスケジュールくらいはちゃんとスマホに登録している。

もし弔問外交が本当に大きな国益につながるのであれば、別に国葬じゃなくても自民党葬でも内閣葬でも何でもいいはずだ。

 

外国の要人は、何が何でも国葬じゃないと弔意は表しませんとでも言ったのか?

結局、外国のトップは来ない。

国民は反対する。

 

最悪なのは、ここにきて内閣支持率は発足後最低の32.3%となったことだ。(時事通信社)

いかに国民が国葬に反対しているかがこれでわかる。

 

ちょっとかわいそうなくらいに何もかもが裏目に出てしまった岸田総理の思惑・・・

しかし国葬はもうやめられない。

 

おそらく『えいやぁ』でやってしまえば何もかも終わる。

つうか、もうやるしかないのだ。

 

そしてまた内閣支持率は悲惨なことになるのだろう。

 

しばらく選挙がなくて本当によかったね、岸田さん。

 

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税金が使われて嬉しい

 

もう一つの国葬。

それはイギリスのエリザベス女王の国葬だ。

 

安倍元総理の訃報に対して、エリザベス女王はすぐにメッセージを送られていた。

なのに安倍元総理の国葬が9月27日なのに対し、9月8日に亡くなられたエリザベス女王の国葬は9月19日だそうだ。

 

エリザベス女王の場合、亡くなられて10日前後でもう国葬が執り行われる。

一方、2ヶ月以上前に亡くなった安倍元総理はそれよりさらに遅い日程だ。

 

言い方は悪いが、弔意も時間の経過とともに薄れてしまうような気がする。

エリザベス女王の国葬はどう考えてもベストなタイミングと言わざるおえない。

 

そして同じ国民の税金が使われることに対してイギリス国民の反応はというと、もちろん反対派の方はいるのだろうが日本のようなことにはなっていない。

中には

 

『自分の税金が女王の葬儀に充てられることをうれしく思う』

『英国の納税者として、納税者の大半は満足していると言える』

 

といった声もあるそうだ。

一方、反対派の方達の声は、もっぱらエリザベス女王の莫大な財産を相続するチャールズ国王についてのもの。

 

なぜならイギリス王室は相続税が非課税のため丸儲けなのだ。

では国民はというと40%の相続税が徴収される。

 

これはさすがに愚痴の一つも言いたくなるのは当然だろう。

イギリス国民は世界的なインフレとこれから始まる景気減退に喘いでいるのである。

 

なのに王室だけが優遇税制のためにのほほんとしているのは、それは反感を買うのは間違いない。

とは言え、反対論調は日本のようには厳しくはない。

 

まあ、政治家と君主を比較したところで何の意味もなさないと思うが、ただ国のリーダーという面だけで見ると、やはり最後はその人の人気と人望かと思ってしまう。

 

エリザベス女王は各国のリーダーからの弔意を受けながら、そして国民に惜しまれつつ厳かな国葬で送られたらいいと思う。

 

そして安倍元総理の方は、亡くなってからもなおこの騒ぎなのかと呆れてしまう。

いいか悪いかは別としてこの方らしい最後だなと思う。

 

いずれにしろお二人とも安らかにお眠りください。

 

コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!

  1. だりあ より:

    厳かで、粛々として、弔意を示す為に、何十時間も待つ事を厭わない国民の映像を見て、正しい国葬の形を見た気がしました。

    私が今更?ハマっている中世を描いたドラマ、ゲームオブスローンズを見て、権謀術数の次に思うのは因果応報です。

    国民の多くが反対している国葬を強行しようとしている自民党は、将来どうなるでしょう。

  2. k より:

    南米の極左ゲリラ出身の元大統領は国葬でなく国民葬だったそうです 詳細は知りませんが下層からの小さな声ほど大事なんでしょうね 
    “顔面直撃の死球” 旨い喩えで偽ビールが進みます ありがとうございます

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