生きるために必要なものってごくわずか
私はあんまり無駄な買い物はしないと思っている。
しかしよくよく部屋の中を見渡してみると、ほとんど無駄なものばかりに見えてきた。
今や壁飾りになっている小さなアカシアの木でできた丸いまな板。
小さなまな板が欲しくてAmazonで買ったものだ。
そのまな板には穴が開けられており、そこに立派な皮ひもが通されていて壁にぶら下げられるようになっている。
便利だと思った。
ところがその皮ひもが極太なので、まな板として使おうと思うと皮ひもが邪魔で水平に置けないのだ。
壁にぶら下げられて便利なのだが、おかげで水平に置けないために一度も使わず壁飾りとなってしまった。
しかしまあ、木の壁飾りと思えば悪くもない。
最近買ったものを一つづつ見てみると、ステンレスのジョウロ、ハンディ扇風機、Tシャツ3枚にショーパン、鮮やかなグリーンのフレアパンツなどなど。
ジョウロはいくつも持っている。
ただそのステンレスのジョウロのフォルムが美しかったので、これもAmazonでついポチってしまった。
ハンディ扇風機はテレビでやたら売れていると言ってたので、じゃあ俺も!と買ってみたが、炎天下で使ってみたがちっとも涼しくない。
最近はもっぱら茹でたブロッコリーを冷やすのに使っている。
Tシャツは年中いろんなところで買い漁っているが、最近実に面白いことに気づいた。
一番最近GUで買ったネイビーのTシャツの胸には『OPEN FEELING』とプリントされているのだ。
OPEN FEELING?
プリントの文字など意識して読んだことがないが、思わずこの意味を調べてみた。
するとどうやら日本語では『開放感』という意味だそうだ。
は〜ん。
私は胸に『開放感』と書いて自慢げに歩いているのか。
他のTシャツのプリントも調べてみたらこんな文字が書いてあった。
『VISION』
『SOUR CREAM』
『OREGON』
『SOUR CREAM』は何と2枚もある!
ブームか?
『OREGON』って、日本だと『東京都』と書いているのと同じだよな。
これ外人さんが見たらなんと思うんだろうか。
外人さんの方は『東京都』とプリントされたTシャツを着てそうだ。
我々日本人はそれを見て『ぷっ』と笑う。
きっと外人さんも笑ってるんだろうな。
なんでこうも無意味なことをTシャツに書くんだろう。
つくづく面白い。
いつもコメントをくれる揚げパンさんがコメントに書いていたが、ある女性美術家の方が自身の著書の中でこうおっしゃっていたそうだ。
『なんとなく過ごす。なんとなくお金を遣う。無駄には、次のなにかが兆している。必要なものだけを買っていてもお金は生きてこない。』
この言葉を聞いてその通りだなと思った。
我が家にある生きるためにはさして必要ではないもの。
すなわち無駄なものが、私の人生に彩りを与えてくれて豊な気持ちになる。
さらに無意味なものがなんか面白い!
この世は無駄と無意味でできているんじゃないかとさえ思う。
私は大量にあるTシャツを特に意味もなく引っ張り出して着ているが、先日ゆいまるくんのお散歩に出かけた時にその途中でハッと気づいた。
なんと無意識に着ているTシャツはボーダー柄。
そしてその日無意識に履いていたショーパンもボーダー柄。
上下ボーダー柄という、いつの間にかおしゃれ上級者のようなコーデになってしまっていたのだ。
おっさんが着るとダサい!
まるっきりダサい!
これじゃあまるで映画に出てくる囚人じゃないか。
しかしもうお散歩もここまで歩いちゃったから引き返すわけにもいかない。
今日はこのままおしゃれ上級者で通そう!
こうやって無駄で無意味で無意識なことが人生を面白くする。
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食。
グリーンアスパラのツナマヨ、納豆、つくねハンバーグ、きゅうりとささみの中華風、ホタテちくわ、辛子明太子、トマト、エビと豆腐のスープ。
実はこれは前日の残り物じゃなくて、夜のうちに朝食用に作っておいたもの。
独居老人の鏡だろ!
ランチは豆腐だれの冷麦。
キューピー3分クッキングで豆腐だれの素麺を作っていたのでやってみた。
あいにく冷麦しかなかったのだが、豆腐だれがよく麺に絡んでうまい!
番組では煉ごまを使っていたが、煉ごまってアホほどカロリーが高いのですりごまにした。
こっちの方がうまいんじゃないか?
トッピングはささみボイル、豆苗、茗荷。
これはうまいからまた作ろう!
夜は本当に久しぶりに近所のビアバーへ行ってみた。
1ヶ月以上ぶりだ。
何も変わってないが新顔のスタッフが増えていた。
クラフトビールも久しぶりだ。
そしてこのお店も久しぶり。
『まきたや』
相変わらず仕事が丁寧でうまい!
サザエのお刺身。
コリコリ。
手前の緑色のところはよくサザエのう◯こだという人がいるがこれはサザエの肝だから。
う◯こを刺身で食うやつはいない。
三岳ロック。
銀ダラ西京焼き。
本当はもっと料理を頼みたかったのだが、ちょっとご主人が忙しそうだったので注文するのを控えた。
実はこのご主人が料理をする所作を見ているだけで焼酎が飲めるのだ。
忙しいと特にその滑らかな動きに魅了されてしまう。
すごいな〜。
人が料理をする姿を見て酒が飲めるなんて・・・
無駄だらけの世の中にあって、このご主人の仕事には一切の無駄がない。
無駄なものが全て排除されると感動するんだな。
※昨日もコメントありがとうございます!
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!