肩関節周囲炎
正式名称は『肩関節周囲炎』。
50歳以上の患者が多いことから50肩と言われているが、この安直につけられた病名のせいか50肩ですと言ってもあまり心配はされない。
しかし、50肩になった方ならおわかりだろうがとっても痛い病気なのだ。
何もしなければ痛くはないが、腕を上げる動作や背中へ回す動作をしたりすると肩に激痛が走る。
そしてその痛みがしばらく続くというなんとも厄介な病気だ。
芸人の友近さんが、先日テレビで50肩が痛いと言っていたので、年齢を調べてみたら現在47歳とのこと。
私は60歳を過ぎてこの50肩になったので、50歳以上がなりやすいというのもずいぶんアバウトだ。
なんともざっくりした病名である。
読者の中にはまだ50肩を経験していない方も多いと思うので、この記事を読んでぜひ心の準備をしておいてほしい。
たいへん参考になると思う。
なぜなら私は両肩とも50肩になり最近になって直ったからだ。
私はまず右肩が痛くなり、整形外科で50肩と診察されるまでは何の痛みかわからなかった。
その間通ったのが街のマッサージ屋さんだ。
これは以前にも書いたが、このマッサージ屋さんは若いバイトのようなマッサージ師さんばかりがいて、本当にわかってやってるのか甚だ疑問であった。
しかし安いし気軽に行けるから通ったのだが、これは絶対にやめた方がいい!
とにかく肩が痛いとわかったら、整形外科に行くことだ。
素人マッサージや、何を勘違いしたのか南新宿の占い師さんに行ったりする人がいるが、占い師は占い師であり医師ではない。
私が同じ整形外科で一緒になったおばちゃんがそうだった。
話をしているうちに、そのおばちゃんは何でも占い師さんに相談する人だとわかった。
女子は占いが好きだ。
しかし体調が悪くてもまず病院ではなく占い師に見てもらうというのは、あきらかにおかしいだろう。
占い師もきっと困ったと思う。
しかしそのおばちゃんに占い師は、引っ越した方角が悪いと言ったらしい。
むちゃくちゃだ。
言うに事欠いてよくぞそんな適当なことを言いやがったなと思ったが、おばちゃんはそれを信じて本気でまた引っ越しを考えたと言っていた。
まあ素人マッサージに通った私もあまり大きなことは言えない。
すでにマッサージチケット5万円分買ってたので、出費としてはそのおばちゃんよりも多いはずだ。
結局5万円分のチケットを使い切っても肩の痛みは直らない。
いや、直らなかっただけではなく、強烈なマッサージの一撃で肩の腱が切れていたことが後のMRI検査でわかったから、マッサージでさらに悪化したのである。
占い師よりタチが悪い。。。
チケット代5万円はハイボールの泡のように消えた。
そしてようやく私は整形外科に行くことにしたのだ。
我ながらバカだ。
最初は右肩だけが痛かった。
そのときに先生が行った治療は、その右肩の一番痛いところへステロイド注射を直接打つというもの。
え”〜〜〜〜!!
痛そ〜〜〜〜!
と思ったが、いくらなんでも60歳を過ぎた親父が、子供のように『注射はヤダ〜!』と駄々をこねるわけにも行かず、男らしく注射をしてもらった。
肩の中心の一番痛いところへぶっとい針が刺さると想像しただけでおしっこ漏らしそうだったが、なんとか歯を食いしばって耐えた。
するとどうだ!
注射針が抜けたと同時に先生が肩を上げてごらんと言う。
先生が言う通りに肩を上げてみると、なんと肩は痛くない!
これには驚いた!
こんなに劇的に効くのかと心から感心した。
その後も右肩はどんどん回復して、今では痛みなどなかったように暮らしている。
何度も言うが、肩が痛いと思ったらすぐに整形外科に行ってステロイド注射を打つ!
これだ。
ステロイドを怖がる人がいるが、ステロイドは体内でも作られていて一時的に使ってもなんら影響はない。
私は大量のステロイドを服用した経験があるので、この薬に関しては詳しい。
人生とはよくまあこんなに次々とイベントが用意されているものだと、つくづく神様に感謝申し上げたい。
右肩がよくなったと思ったら今度は左肩が痛み出した。
しかし50肩も2回目だ。
肩は2つしかないから3回目はない。
ではこの2回目の50肩はどのように直したかというと・・・
何もしなかった。
そう!
病院すら行かず痛み止めも飲まず、ただ痛むままに放置しておいたのだ。
あの注射を打てばすぐによくなるのはわかっていた。
しかし、放置しておいたら直るのかどうか試してみたいという気持ちが沸き起こり、左肩は実験してみることにしたのだ。
50肩ですら楽しむ!
左肩が痛み出してから約1年ちょっと。
いつのまにかというか、忘れていたというか、ボーッとしている間に気づいたら痛みがなくなっていたのだ。
そっか!
50肩は時間はかかるが放置しておいてもよくなるんだ!
人生の終わりが近いというのに、自分の体を使って実験を試みるなど馬鹿げたことだが、仮説を信じてやって見た結果50肩は直ったわけで、今の心境としては実に清々しいと言いたい。
と、言うわけで、これから50肩を患うであろうみなさんには、もし肩に痛みが走って50肩では?と思ったらまずは整形外科に行くこと。
そして肩関節周囲炎と診断されたなら、注射を打って治療するもよし放置して完治を目指すもよし。
いずれもあなたに選択をおまかせする。
歳をとると体の痛みも友達だ。
50肩が直ったら今度は脊柱管狭窄症だと・・・
友達は常に私と一緒である。
コメントありがとうございます! いつもコメント楽しみに読んでいます。 しばらくお返事ができませんがコメント頂けたら嬉しいです!
確か四十肩っていうのもありましたよね?
ぺこりーのさんは遅咲きで五十肩になり、そして卒業もされたのですね。
おめでとうございます!さぞ身も心も軽くなられたことでしょう♪
おほほなフレンチランチ、お洒落ですね~
でもぺこりーのさんの野菜スープの方が美味しそうかも!^^
Kayさん
コメントありがとうございます!
Kayさんは40肩も50肩もなかったですか??
なんかみんななると思ってました。
老眼みたいに・・・^^;
しかしスッキリしましたね〜。
ありがとうございます。
いやいや私など足元にも及びませんよ。
本当に美味しいのです!
私も遅咲きでこれから腕上がらなくなるかもw
若ぶるつもりはないけど、老眼もないです。
元々近眼なので相殺されてるんでしょうか?
相変らず遠くは見えませんけど。^^;
ぺこりーのさんがかけていらっしゃるメガネは何用ですか?
Kayさん
コメントありがとうございます!
老眼もないんですか!?
いいですね〜。
私がかけているメガネは乱視と遠視を矯正しています。
40代から ファッションでメガネをかけていて、だんだん外せなくなってしまいました。