地震・大雨・台風
防災とは文字通り『災害を防止すること』だ。
そんなことは小学生でも知っている。
しかし未然に防止できる災害などあるのだろうか?
今回の熱海の土石流災害でも、ハザードマップも作られこの地域がたいへん危険だと認知されていた。
にも関わらず土石流は発生し多くの死者と行方不明者を出す災害となってしまった。
そして災害が起こるたびに自治体の長は『想定外でした』と口にする。
災害は常に人間の予想を超えている。
災害列島日本にいて何度未曾有の地震、大雨、台風の災害を経験すれば、人間のイマジネーションが災害に追いつくのだろう。
もしかすると防災とはそもそも人間にはできないことなのかもしれない。
でなければこんなに何度も何度も命が失われるはずがない。
2017年には九州北部豪雨が発生し死者40人、行方不明者2人が出た。
翌年2018年にも西日本豪雨が立て続けに発生し、この時の死者は224人、行方不明者8人という規模である。
そして3年後にはまたこの土石流災害。
すべて7月におこった災害である。
災害が起こる時期もわかっている。
ハザードマップが作られて、災害が起こる場所も特定済みだ。
なのになぜ災害が防げないのだ?
どれほど犠牲者を出しても結局人間は災害から何も学べない。
防災というできもしない言葉だけが日本人に浸透したにすぎない。
我が家の防災は・・・
普段みなさんがやっている防災とは、おそらく防災グッズを買い揃えることくらいだろう。
防災なのにグッズというのも何か違和感があるが、防災グッズという言葉もすでに定着した感がある。
その防災グッズだが、じゃあ自分は完璧に準備できているかというとお恥ずかしいかぎりだ。
我が家で災害に備えて備蓄されているものと言えば、サントリーの天然水2ケースとサバ缶が2個だけ。
だいたい正月に災害用にといろいろと買い揃えるのだが、すでにカップラーメンの類は災害でもないのに食べてしまって在庫は0。
どうしても好きなラーメンばかり買ってくるからこういうことになるんだな。
サバ缶ももっとたくさん買い揃えていたのだが、先日『ノンストップ』の笠原シェフがサバ缶を使ってグラタンを作っていたので、『あ!サバ缶うちにもある!!』ということでグラタンに使ってしまった。
ただサバ缶があったところで災害が防止できるわけではない。
サバ缶にできることと言えばせいぜいグラタンが作れることくらいだ。
もっとちゃんとした災害時の緊急用備品が必要なのだろう。
サバ缶だけではダメだ。
イワシ缶も買おう!
とか、そういう話ではない。
携帯ラジオや懐中電灯にヘルメット、簡易トイレや給水ポリタンク、乾パン、レトルト食品などなど。
本格的な備品たちだ。
それでも想定外の災害に対して完璧とは言えないだろう。
なぜなら相手は自然なのだ。
そもそも自然が起こす災害に対してラジオや缶詰で対峙するなんてありえない。
テレビでは今この時も『大雨に警戒してください』とアナウンサーが繰り返すばかり。
人間のイマジネーションを超える災害にどう警戒するのだろうか。
老後のおひとりさまごはん
昨日の朝食は和定食。
冷蔵庫の残りものを並べただけだがこういう朝食がうまい!
ランチは冷やし中華。
スーパーで99円で買った生麺に自家製の冷やし中華スープ。
たっぷりの具材をトッピングすれば想定外のうまさだ。
スーパーの冷蔵ショーケースで初めて見つけたBREWDOGのPUNK IPA!
大好きなクラフトビールである。
このIPAを飲みながら作った晩ごはんはベーコンとフジッリのブロッコリーソース、オリジン風ゆで卵と海老とブロッコリーのサラダ、枝豆、きゅうりと大葉の漬物、大量の野菜たち。
ニンニクのきいたブロッコリーソースがフジッリに絡んで実にうまい!
とろけるチーズもはいっているので濃厚な味だ。
自然の中で収穫された野菜をたっぷり食べて私は生きる力をもらっている。
だから私は色の濃い野菜たちが好きだ。
自然が作り出す色とりどりの野菜たちは、眺めているだけでも元気が出てくる気がする。
一方で自然は地球のいたるところで災害を引き起こし人の命を奪う。
人間は自然に生かされ自然に命を奪われる。
人間の想像力など自然の前ではたかが知れている。
自然は易々と人間のイマジネーションを超えていくのだ。
どうか自然災害を防止するなどと考えずに、危険な地域にいる方は逃げてほしいと思う。
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